こんにちは。六畳映画制作です。ご報告がなかなかできず申し訳ございませんでした。ドラマシーン 撮影完了!前回のご報告より、フィルムが不足して撮影ができない旨お伝えしましたが、その後1本の未使用フィルムが見つかり、8月初旬に全てのドラマシーンを撮影することができました。長い間役を演じてくれたり、撮影に協力して下さった多くの方々に本当に感謝しています。今後の予定撮影済みのフィルムを業者様にデジタル化していただき、効果音やアテレコなどの編集を加え、10月の完了を目指します。フィルムのカット、接合や試写を行う「フィルムエディター」簡単な編集をしたフィルム。約1時間のフィルムに、2年間の血と汗の記録が詰まっています。カセットプレーヤーにマイクを接続し、カセットテープで音源を制作する予定です。編集中にフィルムエディターの電球が壊れたり、カットしたフィルムを繋ぎ合わせる専用のスプライジングテープ(絶版)が切れたりと、様々な困難がありましたがなんとか簡単な編集を終わらせることができました。フィルムの編集に使用する消耗品は店舗での取り扱いは無く入手は困難でしたが、販売しているサイトを何とか見つけることができました。懐古主義の極みみたいな映画を制作しながらもネットの恩恵を受けまくっています。しかし、そこで取り扱っている商品も過去に販売されていた中古品ではあるので市場から無くなってしまうのも時間の問題と言えます。非常に嘆かわしいことです。中古フィルムの試写富士フィルム フジクロームRT200特撮・ドラマシーンの撮影が完了したと言っても、まだ残された未撮影のシーンはいくつかあります。新品のフィルムはもう無いので、ヤフオクにて購入した2003年期限切れのフィルムを試し撮りし、現在業者様に現像に出しています。結果はツイッターにて報告します。エンドロールの制作現像を待っている間にエンドロールの字幕を制作しています。作品に関わった全ての方々、支援してくださった皆様のお名前を一筆一筆、感謝を込めて書いています。これらもフィルムで撮影しますのでどのような仕上がりになるか、お楽しみに。予告編について必要なシーンと音源の制作が終わり次第、予告編を制作する予定です。予告編は支援してくださった皆様に最初にお送りします。メールにYouTubeの限定公開URLを添付しますのでご確認下さい。予告編は完成次第、この活動報告の場でお知らせいたします。また、リターン商品のDVDにも収録予定です。今回のご報告は以上です。「大海獣シャコンガ」はお陰様で制作開始から2年を迎えます。長らくお待たせしてしまい申し訳ございませんが、様々な困難がある中くじけずにここまで本作を作り続けることができたのは、いつも応援してくださる皆様の励ましがあってのことです。本当にありがとうございます。もう少し「大海獣シャコンガ」とお付き合いさせてしまいますが今後ともよろしくお願い致します。六畳映画制作 三宅
こんにちは。六畳映画制作です。この2か月間は、用事のある日を除いて制作所泊まり込みでの作業と撮影の日々でした。本当に疲れましたが、協力してくださったスタッフと友人達のお陰で特撮シーンを全て撮影し終わることができました!撮影済みのフィルム達。2分30秒×10本で約25分ぶんあります。物語の始まりを飾るド派手なオープニングの撮影も完了しました。プールを使った大規模な特撮フィルムを巻き戻して、タイトルロゴのセル画を描くフィルムの特撮シーンの部分にロゴを光学合成するまた、残りのドラマシーン撮影に向けて実際に組んだセットを基に構図を考慮しながら新たに絵コンテを描いています。戦闘機内のモニターに表示されるワイヤーフレームのアニメも制作中です。3DSのソフト「うごくメモ帳」でまずアニメを作って動画にし、それを参考にOHPフィルムに起こします。合計33枚描く予定です。一枚一枚手描きなので骨が折れる作業ですが、ワイヤーフレーム&セルアニメ&光学合成が大好きなので全く苦に感じません。とても楽しい作業です。申し訳ございません。前回のご報告から2か月間、食うも寝るも入浴も制作所で済ませ、帰宅できる日も終電帰り、徹夜での撮影も行うなどの日々を過ごし、全力で制作を進めてまいりましたが、5月中の完成とはなりませんでした。監督である私の見通しの甘さゆえです。楽しみにしてくださっている皆さま、本当に申し訳ありません。先述の通り、残りのドラマシーンの撮影や編集など仕事が残っていますが、それに加えて資金不足、業者様が提供して下さっているフィルムの一時的な供給停止、悪天候による屋外撮影の中止など、まだまだ困難がありもう少し完成をお待たせしてしまうことになりそうです。一部ドラマシーンに使用するフィルムを、供給が止まる「シングル8フィルム」から、現在も世界規模で販売されている「スーパー8フィルム」(ただし巻き戻しができないため、合成がしづらく特撮に不向き)に変更したり、脚本を一部変更したりなどフィルム不足の対策を講じて何としてでも作品を完成させます。また、本作が編集に入ったり完成した際には六畳映画制作ツイッターアカウントにて随時ご報告します。本作の公開形態に関しましてまた、当初では10000円支援して下さった方向けのリターンである「本編、予告、メイキング収録DVD」の発送をもって初公開とさせていただく予定でしたが、DVDの制作自体にもお待たせしてしまいますので、本作が完成した即日に支援して下さった方全員にメールにてYouTubeの限定公開URLをお送りし公開致します。勿論、上記DVDも制作して後日発送しますのでお待ち下さい。映像はもちろん、リターン商品に関しましても支援して下さった皆様に感謝の気持ちを込めて全力で制作致します。また、100000円支援して下さった向けの「シャコンガソフビ人形」の制作も既に始めています。こちらも楽しみにお待ち下さい。ご報告は以上です。いつも応援してくださる皆様のお陰で、大変な撮影や地道な作業も頑張れます。引き続き全力で制作を進めてまいりますのでもう少しだけお付き合いいただくと幸いです。これからもよろしくお願い致します。六畳映画制作 三宅
こんにちは。六畳映画制作です。前回のご報告からもう2ヶ月ほど経ってしまいました。本当にあっという間の春休みでした。休暇の間はほぼ毎日、ひたすら作業を進めていました。なので春休みの記憶が全くありません!しかしながら、製作担当が制作所に泊まり込みで作ってくれたり、「シャコンガ」の進行状況の確認や制作の計画を決める定例会議を毎週行うなどの工夫の甲斐もあり、かなりの進歩のある春休みだったと思います。今回のご報告ではその活動内容を詳しく書いていきます。①路面電車【動画はこちら】広島でも実際に走っている路面電車をミニサイズで再現しました。材料はスチレンボード、段ボール、木の棒など身近なものばかりです。作中では数秒しか登場しませんが大事なやられ役になる予定です。②ラジコン戦車隊タミヤの1/35スケールの61式戦車を改造してラジコンにしました。元々プラモデル制作が趣味の監督にはもってこいの作業です。中身はこんな感じです。【電池ボックス(タミヤ製)】 − 【ラジコン基盤(Amazonで購入) 】− 【モーター(タミヤ製)】というふうに繋げて動かせるようにしています。モーターが大きすぎて車体に入りきらず、戦車の装甲を切ったり、プラ板で拡張したりしてなんとか収めました。実際に動かすとなかなかの迫力です。こちらの動画もぜひご覧ください。③ドラマシーン再撮影前回のご報告にあった、映っていなかったシーンの再撮影をしました。合計わずか5分ほどのシーンですが、脚本の確認やカメラワークの決定、照明などの機材の設置、リテイクを繰り返し経て5時間ほど掛けての撮影。本当に大変かつ地道な作業の蓄積の上に映画はできているのだと痛感させられます。撮影に協力、出演してくれた友人には申し訳なさと感謝の気持ちでいっぱいです。④アニメの光学合成少しマニアックなお話になるのですが、アナログ特撮映画の真髄、光学合成についてご説明します(まだまだ勉強中のため内容が不正確な場合があります)。現在ではCGやクロマキー合成(グリーンバックのやつ)などで表現できる特殊効果ですが「大海獣シャコンガ」は完全なるアナログのフィルム映画、そう簡単にはいきません。そういった場合では「光学合成」を利用します。本作で行なっている作業はその中でもごく原始的、初歩的なものですが、なかなか奥深いです。その概要は下記の通りです。未撮影の白黒生フィルムは真っ黒で、撮影時に被写体に反射した光がフィルムに感光して白い像が焼き付きます。つまり黒いモチーフは映らない(映りにくい)のです。りんごを半透明にさせたくない場合は『A』のシーンに『B』のりんごと同じ位置、同じ大きさと形の黒い像(=『マスク』と呼ばれます)を撮影しなければなりません。実際の当時の現場では「オプチカルプリンター」と呼ばれる、二本のフィルムの映像を一本のフィルムに焼き付ける機械を使用してより正確に合成をしていたと考えられますが、恐らく現在では使われておらずむしろ博物館などでしか見られない代物だと思います…。今回はドラマシーンとして撮影した映像に「光線」のアニメを合成しました。ドラマシーンに合成するアニメの一コマただでさえ大変な合成作業ですが、更にアニメを合成するとなると作業量が何倍にも膨れ上がります。ドラマシーンは1/18コマで撮影しているので1秒につき18枚のアニメを一枚ずつ撮影する必要があります。今回描いた数枚のセル画をループさせ、144回撮って6秒のアニメを制作しました。昼から始めた作業も、終わった頃にはすっかり夜中に…。とても大変な作業です。ましてや、こんなに苦労して作った映像が手違いでフィルムに映っていない可能性さえあります。ですが、アニメの作業などが全てPCでできてしまう時代に、アセテートフィルムに描いた絵を一枚一枚フィルムで撮影する…。夢にまで見たアナログアニメ制作をすることができ、とても満たされるような、幸せな時間でした。撮影した映像は現在、現像をしてくれる業者様にお預かりしていただいているのでどのように映っているかはまだ分かりません。結果はまた次の機会にお知らせします。⑤明石海峡大橋へ!取材と撮影のため、青春18きっぷで往復10時間かけて明石海峡大橋を訪れました。感染症対策をしながら、行きがけにゲームをしたり景色を眺めたりして電車の旅を楽しみました。作中ではこの大きな橋がどのように描かれるのか、お楽しみに。他にもここでは書ききれなかったジオラマの制作など、春休みでできたことがたくさんあります。これらもまた別の機会にご紹介できればと思います。最後にお知らせしなければいけないのですが、申し訳ありません。当初3月末に予定していた完成を5月頃に延期致します。作品制作は全力で進めており着々と完成しつつありますが私、監督の力不足、現像の業者様の一時休業やコロナの影響で大学の施設が使用できないなどの要因が重なり、予定通りの制作が困難になってしまいました。完成を楽しみに待ってくださっている、私達に支援してくださった皆様やいつも応援していただいている方々には本当に申し訳ありませんが、必ず時間をかけた分だけ良い作品を作りたいと思っております。4月からは大学での作業を再開し、1か月間泊まり込みで早めの完成を目指します。またお知らせがあれば進捗ともにまたご報告していきますのでご覧いただけると幸いです。引き続きよろしくお願い致します。六畳映画制作
こんにちは。六畳映画制作です。長い間ご報告をお待たせしてしまい誠に申し訳ございません。前回のご報告以降も大学の用事や課題に奔走しつつ、制作を進めておりました。その道のりも順調に進むと思われましたが...数々の困難にぶち当たることになりました。①夏休みでの撮影分が... 前回のご報告にある、夏休みに撮影したフィルムを現像に出してから、業者の方から連絡が来ました。「フィルムの3分の2程が未使用なのですが...」嫌な予感がしつつ、そのまま現象していただいたフィルムが手元に届きました。いざ確認してみると夏休みに撮影したドラマシーンが全部映っていなかったのです。原因は恐らくカメラの故障と思われます。現像してみるまで仕上がりが分からない、フィルム撮影の難しさを痛感しました。緊急で8ミリカメラの最高峰、Fujica ZC-1000を新しく購入し、スーパーインポーズ(字幕等の合成)、ズーム、マクロ撮影、オーバーラップ(徐々に場面転換する撮影法)といった機能をテストしました。現像したところ、無事に映像が映っていたので、夏休み分のドラマシーンの再撮影も含め、今月中にどんどん撮っていこうと思います。8ミリカメラの名機:フジカZC-1000テスト映像の一部:バス猫友人・スーパーインポーズ撮影(字幕合成)②車のシーンが撮影できない! 本作は70年代の日本を舞台にしており、したがって主人公の乗る自動車もしかるべき年式でなくてはなりません。そこで、同県にあるレンタカー店が所有する旧式のミニクーパーを借りて使用する計画を立てていました。しかし、突然そのお店が閉業してしまい、クラシックカーでの撮影が不可能となってしまったのです。劇用車を取り扱う施設に問い合わせたり、ほかの業者を探すなどしても、資金面などから、なくなく実車での撮影を諦めることとなりました...。その代わりに、やはり本作は完全アナログ特撮映画。監督の以前からの私物である、1/12スケールのミニクーパーをラジコンに改造して撮影する決断をしました。電池とラジコン基盤、モーターを接続。プラモデルのガワをかぶせてラジコンに!極力リアルなカーシーンを目指しますが、実車での撮影とは一味違った面白い効果が得られると思います。お楽しみに。③制作物の置き場所問題 大学の学期末が近付き、課題も無事に終わり、春休みに向けて一気に映画の制作に集中できる!と意気込んでいた中、大学の専攻から思わぬ連絡が...「明日中に実習室にある物を全部出して欲しい」僕達が春休みもそのまま実習室で制作できると思っていた矢先の、突然の連絡でした。実習室は撮影用の大道具、ジオラマ、着ぐるみや機材などで埋め尽くされており、1日でこれを片付け、保管場所、制作所を確保しなければならなくなったのです。ドラマシーンに使用する大道具(奥)と、ジオラマを作る製作担当話し合った結果、保管・制作所を監督の自宅とし、大きな物は分解して、製作担当が出してくれた車で運び込みました。ドタバタしてしまいましたが無事実習室はカラッポになり、今は製作担当泊まり込みで一緒に自宅で制作を進めています。④撮影ができない! 結論から言うと、コロナのせいです。新しく撮影するドラマシーンには大学の備品を借りる必要があったのですが、県にまん防(まん延防止等重点措置)が発令され、学内全てのクラブ、サークルの活動が停止されたのに伴い備品を貸し出しできなくなってしまったのです。使用する予定だった大道具は前述のとおり、撮影もできぬまま分解し、一旦保管することとなりました...。1月末に解除予定だったまん防も2月20日まで延長し、まだまだ撮影できる時は遠そうです。コロナめ。以上、この間に制作のゆく手を阻まれ散々な目に遭いましたが僕達は決して諦めません。困難に遭えば話し合い考え、障壁にぶつかれば試行錯誤して乗り越える、それがそもそもの特撮の精神なのではないでしょうか。現在より撮影技術も無い昔には、先代のクリエイターの方々が技術的、経済的な制約の中、驚くようなアイデアと工夫でたくさんの素晴らしい特撮映画を作り出してきました。その影響はCG、デジタル技術全盛の現代に生きる僕達にも及んでいます。そんな先輩達にも負けないように、いかなる壁があろうとも、皆さんのご期待に応えられるよう、これからも頑張っていきます。また進展がありましたら、早めにご報告しますのでお楽しみにお待ち下さい。六畳映画制作
こんにちは!六条映画制作です。久しぶりのご報告となってしまい申し訳ありません。大学の新学期もいよいよ始まろうとしていますが、この夏休みの間は専ら「シャコンガ」の制作を進めていました。【着ぐるみ】製作担当は監督宅に泊まり込みで、着ぐるみ作りに励んでいました。そのお陰で着ぐるみはほぼ全身が完成し、近くで見ると大迫力、まさに「大海獣」のタイトルにふさわしい完成度でした。マジで、凄いです。ですが残念ながら皆さんにお見せできるのはまだまだ先になります。「作品の鑑賞と同時に初めて『シャコンガ』を見てびっくりして欲しい」という私達の意向からです。申し訳ありませんがもうしばらく、お待ち下さい。【脚本】その間に監督は脚本を作っていました。絵コンテを文章に落とし込むだけだろうとタカを括っていましたが思いのほか苦戦。全春休みをかけて描いた絵コンテも、改めて冷静に見ると話がアラだらけ、不自然な台詞も多数見受けられ、大幅な修正を余儀なくされました。結局20日間ほどかけ、遂に脚本は完成しました!表紙のデザインも少しこだわっています。当時の映画作品、特撮ドラマの脚本のデザインを参考にして制作しました。これを基に、マクドで打ち合わせを行いました。製作担当から出た修正案など色々と調整をしながら、次はいよいよ撮影です。【撮影】スタッフ以外の友人にも協力してもらい、撮影を進めました。今回撮るのはドラマパートの前半です。他のシーンは大道具や着ぐるみ、ジオラマ等が必要なので現時点で撮れる部分だけ、しっかり撮影しました。室内でのシーンもありました。セットは70年代頃の部屋をイメージしています。監督お手製の座卓です。なかなかいい感じに趣が出たと思います。以上、夏休みでの主な活動報告でした。今のところは予定通りに制作が進んでいます。現在進めている、まだお伝えできない制作物もありますので次回の報告をお待ち下さい。次からは頻度を上げて投稿できたらと思います。まだまだ頑張って制作をしていきますのでこれからも応援よろしくお願い致します。六畳映画制作