記事を開いてくださりありがとうございます。
沢山の方々に支えられ現在達成率は30%となっております。
ご支援頂きました方々、本当にありがとうございます。
プロジェクト終了まで残りわずかとなって参りましたが、目標達成まで諦めず尽力して参りますので、この記事やプロジェクトの拡散など、引き続きご協力・応援頂けましたら幸いです。
第八回目となります活動報告ですが、今回はこれまでの妖オリジナル近代能楽集公演について、二回にわけて紹介させていただきます。
まずは、記念すべき妖オリジナル近代能楽集、第一回公演。
『弱法師 YOROBOSHI』の紹介から・・・
2016年
妖オリジナル近代能楽集・第一弾
『弱法師 YOROBOSHI』
脚本:槻城耀羅
有名IT企業の社長である斉木道利の成功の裏側には
実の息子である俊徳の目に宿った「先見」の能力があった。
家族と、俊徳の世話係である小林めぐみしか知らない先見の儀式。
俊徳は命を削りながらも、家族に愛されようと未来を見続ける。
俊徳はその体の弱さゆえに会社を継ぐことは出来なかったが、
彼の家族への愛は本物だった。
弟のせいで母が死んだと思い込んでいる姉と
後継者欲しさに養子を迎えようとする父。
そんな家族の事情を知り、俊徳に同情する家政婦。
斉木家の中で、外で、渦巻く欲とスキャンダラスで身勝手な人間模様はやがて
愛に飢えた少年をバケモノに変えてしまうのだった。
壊れゆく家族と、呪われた人間達の
救われないSFサイコミステリーとして描かれた
当劇団初のオリジナル近代能楽集です。
この作品に出てくる妖怪は目目連(もくもくれん)。
俊徳の怨念の化身として表現されました。
続きまして第二回公演【葵上⇔卒塔婆小町】(あおいのうえ⇔そとばこまち)についてご紹介します。
2017年
妖オリジナル近代能楽集・第二弾
【葵上⇔卒塔婆小町】
脚本:槻城耀羅
昭和42年、大女優である六条美園は、
アイドルから女優へと転身した華形小町と出逢う。
華やかな歌劇団の裏側で繰り広げられる、己のプライドと夢を賭けた女達の化かし合い。
もつれ合う”女”の情念によって人生を変えてゆく哀しい男たちと、
現世を取り巻く妖しきものの影…
理不尽や嫉妬、親子愛をテーマとし、
妖怪「仙狐」と「仙狸」の力を得た
女優同士の化かし合いを描いた物語でした。
【葵上⇔卒塔婆小町】劇中写真
本来は「葵上」、「卒塔婆小町」と別作品なのですが、
それを脚本を手掛けました座長の槻城が一つの物語として書き上げ、皆様にお届けしました。
さて、ここまで第一回。第二回の近代能楽集公演についてご紹介させて頂きましたが、
何故近代能楽集公演を作り上げるに至ったのか。
そのきっかけや、それまでの思いを槻城より預かりましたので、紹介させていただきます。
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筆者より
劇団に所属する前から、近代能楽公演の脚本を書いてみたいと考えておりました。
客演として関わらせていただいた作品の中で
能楽の「弱法師」をイメージした役をいただいたことがきっかけでした。
当時、妖近代能楽集は一度きりのチャレンジとして
書かせていただいていたのですが
ご観劇くださったお客様からの
「他の能楽演目を原作とした作品も観てみたい」
とご感想をいただき、
シリーズ公演として毎年、開幕させていただくことになりました。
二年目以降の妖近代能楽公演も
多くの皆様にお力をお借りしながら
現在、とうとう最終章の五作目を目前にしております。
11月19日から開幕する
私たちが辿り着いた最後の近代能楽演目を
劇場や配信で、お楽しみいただけましたら幸いです。
座長:槻城 耀羅
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最後までお読み頂き、ありがとうございました。
次回は近代能楽集公演の第三回、第四回の紹介になります。
又、現在クラウドファンディングを行っております第五回近代能楽集公演「土蜘蛛」の公演チケットがご予約受付中となっております。
会場で、観劇をご希望の方はぜひこちらの予約フォームより、ご予約をお待ちしております。
そして、今回の記事やプロジェクトをお読み頂き、当プロジェクトに支援したいと思ったけれど、やり方がわからないという方。
支援方法に付きまして、こちらのブログで詳しい方法を記載しておりますので、ご参考頂けましたら幸いです。