『クラウドファンディング終了まであと&7日です!』
クラウドファンディングをする訳
(田丸の今後への想い)
今までしてきた事を含めてクラウド終了の日まで、皆さんに知って頂きたいために、毎日書き留めていきたいと思います。(興味ない方はスルーして下さい。)
『美味しいものには訳がある』(長文です)
今まで色んな特産品を作ってきました。その中の話をしてみたいと思います。
但馬牛『すごまん』(凄い贅沢な牛まんの略)但馬牛の加工品を考えてる時だった。
ある人が、『豚まん』はあるのに『牛まん』て聞かないね。と言った。これに僕はピンときた。成る程これは面白い、これを作ろう。
問屋さんから情報を得ようとした。色んな人に声をかけた。反応がない。商品として出回ってないし、作ってもいない。メーカーも見つからない。
当時そもそもオリジナル商品はリスクがあり、ハードルが高く、基本的には作りたくない。と言うのが現実だった。
それでも食い下がり、メーカーを見つけ何点か豚まんの試供品をもらった。結果、全く納得のいかないもので、想像する味が全然なかった。
そこで同業者の知り合いに相談かけた。話に乗ってくれるメーカーを紹介してくれた。本来は問屋さんを超えての取り引きはNGだが、どうしても作りたい。諦めないが勝る。いいものでないと世に出す意味がない。
牛まんは、いわゆる中華まんだ。
メーカーは神戸だった。知り合いに紹介してもらい本社に行く。北海道から神戸に来て『アイスキャンディー』からスタートし、『豚まん』で売り上げを伸ばしてきたうちが取り引き出来ないような大きな会社だった。でも社長が対応してくれた。自分の想いを伝えて、今後また話をしようで終わった。その後ラーメン店舗も経営していたので、担当課長と昼ご飯をご馳走してもらっていた。
その時一本の電話が入った。会長(創業者)からだった。『田丸さんをもう一度会社にもどってもらうように』と。会長は僕の話をじっくり聞いてくれた。そして言った。『これからはご当地商品の時代。うちで作らせてくれ』。とても熱い前向きなとってもパワフルな人だった。
その会社の味は会長が決めてるようだった。僕との話をしながら3種類の新商品の味見をしていた。
それから試作が始まった。何度もこちらの意向と合わせながら進めていった。出来上がった商品は『すごまん』と名付けた。(この名前だけでファームガーデンにたどり着けるようにと考えた。)とても満足のいくものだった。
それでもさらに改良を加え、今の『すごまんは』3代目。結果は思った通り。お店の但馬牛加工品の目玉商品になった。今でも安定した売り上げを示している。無くてはならない商品の一つだ。
売れている一つ一つのオリジナル商品にはドラマがある。地域を想って、情熱を持って、農家の気持ちを大事にしてたどり着く。それがないと作る意味がない。それで魅力ある商品として売れ続ける。
美味しいものには訳があります。