文化服装学院に通う学生に「先行投資」する、新たなファッションの楽しみ方を提案!

「もし今買った服が、将来何倍もの価値を持つとしたら…」そんな夢のような話を、ファッションの未来のために実現させます。将来デザイナーとして活躍する可能性を秘めた文化服装学院の学生たちを結集、彼らの作品を販売します。彼らが数十年後にトップデザイナーとなった時、販売した服は現在の何倍も価値を持つはずです。

現在の支援総額

378,700

108%

目標金額は350,000円

支援者数

67

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/06/07に募集を開始し、 67人の支援により 378,700円の資金を集め、 2021/07/30に募集を終了しました

文化服装学院に通う学生に「先行投資」する、新たなファッションの楽しみ方を提案!

現在の支援総額

378,700

108%達成

終了

目標金額350,000

支援者数67

このプロジェクトは、2021/06/07に募集を開始し、 67人の支援により 378,700円の資金を集め、 2021/07/30に募集を終了しました

「もし今買った服が、将来何倍もの価値を持つとしたら…」そんな夢のような話を、ファッションの未来のために実現させます。将来デザイナーとして活躍する可能性を秘めた文化服装学院の学生たちを結集、彼らの作品を販売します。彼らが数十年後にトップデザイナーとなった時、販売した服は現在の何倍も価値を持つはずです。

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クラウドファンディングは、本日7月30日をもって終了になります。終了まであと10時間となりました。募集開始から1ヶ月半、たくさんの方々からご支援、応援をいただき、励みになるコメントをいただきました。本当にありがとうございます!ファッションを愛するすべての人が、よりファッションを楽しめるように。私たちは最後まで走り抜けます。終了まで残りわずかではありますが、プロジェクトをより多くの方に知っていただけるよう、皆様のSNSなどで当プロジェクトを広めていただけると力になります!引き続きお力添えを、どうかよろしくお願いいたします。


皆様のおかげで、目標金額である35万円を超えるご支援をいただきました。本当にありがとうございました。さて、今回も参加するデザイナーへのインタビューを掲載いたします。第3回はイヒョンソク。韓国出身の彼がなぜ来日し、服作りを勉強しているのか。話を伺いました。(聞き手 平野大凱、鈴木遼平)___まずは通っているコースから。ヒョンくんが通ってるアパレル技術科はどんなコース?イヒョンソク(以下ヒョ) アパレル技術科はパターンを描くことを学ぶコース。例えば建築家は、建築するにあたってデザインだけじゃなくて設計図もつくる。服も同じで、つまり服にとっての設計図がパターン。それを専門的に学んでるよ。___なるほど!次に、ヒョンくんの出身は韓国のどこ?ヒョ 僕の出身は韓国のイルサンというところだよ。___日本人には馴染みのない地名だね(笑)。どんなところなの?ヒョ そうだよね。イルサンはソウルの近く!日本で言ったら埼玉?みたいな感じかな。イルサンは地域事業として、積極的に芸能人を目指す人を支援している。BTSのメンバーの1人もイルサン出身なんだよ!___そういった地域で育ったんだね。日本に来た経緯は?ヒョ まず僕が服が好きになったのは小学校の時。当時好きだった子を遊びに誘ったら 「ヒョンくんはダサいからごめん」って断られた(笑)。そこから服に気を使うようになったんだ。___ショックだね。ヒョ すごくショックだったよ、その日はショックで泣いたよ(笑)けれど、服に気を使うようになってから服の楽しさに気づけた。中学生のとき、Alexander McQUEENのショーをテレビで見たんだ。彼の作品を見て、とてもワクワクして、、そのショーを見て着るだけじゃなくて作りたいなと思うようになった。僕はこの時、ファッションデザイナーになりたいと思った!そして、最初は彼がかつて通っていたセントラル・セントマーチンズに留学したいと思うようになったんだ。だけど兵役で軍隊に入り、同じ隊だった服好きな先輩がセントマーチンズに行かなくても日本の文化服装学院で本格的な服作りを学べるって教えてくれた。その時その先輩が、「セントマ(セントラル・セントマーチンズ)の学生がデザインした服を、文化服装学院の学生がパターンに起こしていた事がある」と教えてくれた。そこから文化服装学院に興味を持ち始め、いつしか行きたいなと思うようになってた。___なるほど!でも海外へ行く決断は勇気がいるよね。ヒョンくんはどうだった?ヒョ 兵役が終わったら、なんでもできるような気がして勇気がみなぎったんだ!2年間自分の生活が兵役で制限されてたから、解放された時は自分の挑戦をしようと思った。兵役が終わってホッとして何もしていなかったら、もしかしたら海外挑戦はしなかったかもね。___兵役の経験がヒョンくんに勇気をくれたんだね。国内の学校へ行こうとは思わなかったの?ヒョ 国内にも服飾の専門学校はあるけど、韓国で活躍するデザイナーの多くは海外で勉強をしていた。海外で勉強をした方が視野が広がるし、日本はアジアではファッショナブルな国だと思っていたから、良い経験ができると思った。しかも文化服装学院は、世界の他の学校に比べて学べる知識の範囲が広いんだよね。自分の知識や技術が広ければ、例えばデザイナーとして売れなくても、パタンナーとして食べていこうと切り替えができるよね。___確かにそうだね!ヒョンくんは韓国と日本のファッションの違いはなんだと思う?ヒョ 日本の若い人達はいろんな系統のファッションを楽しんでいる人がいてとても面白い。韓国の方が服に気を使う人自体の人数は多いけど、あんまり個性はなくて、みんな同じような服装をしているよ。日本の方が個性に富んでるね。___そんな違いが!面白い。韓国では日本のブランドは人気ある?ヒョ もちろん!ヨウジヤマモト、コムデギャルソン、イッセイミヤケは着ている人も多い。イッセイミヤケは自分も着るし韓国ではすごい人気だよ。もう少し服が好きな人の中ではdoubletなんかもファンがいる。___post archive faction、kimhekimなど韓国のブランドでも世界的に注目を浴びつつあるブランドがあるよね!ヒョ そうなんだよ!韓国人と自国のブランドの話をすることはあったけど、日本人とその話をしたことがなかったから話せる人が日本にもいて嬉しいよ(笑)。___さて、今回のコレクションはどんな服を販売するの?ヒョ 僕が今回のコレクションのテーマ「文化」から連想して表現するものは、インディアン。だけど市場にあるインディアンがデザインソースの服は、どれも似たように見えるんだ。僕は「インディアンの服装」じゃなくて「インディアンの生活や環境、考え」を僕なりに再解釈して、表現したい。___なるほど、面白い発想だね!どんな方法で表現したい?ヒョ 実際にインディアンの生活が見られるのは、白黒写真よね。現代の服はその写真から得た物に色をつけて表現しているけど、それはフェイクだと思うんだ。だってその色は実際には分かんないよね。だから僕も他の人たちと同じインディアンの白黒写真から表現するけど、色は白黒のままにするよ。あと、昔の壁画からインスピレーションを受けたんだ。壁画からは、人間の生き方だけじゃなくて現代の生活と共通するものがあることとかも分かるんだ。___さて、過去に作ったこのスカートとジャケットについて聞かせてください。ヒョ この作品は、なんとなく代々木公園の中を歩いてて気に入った木を見つけた瞬間の気持ちを表現して制作したスカートとジャケット。撮影場所も代々木公園で、背景にあるのがインスピレーションを受けた木だよ。ジャケットの全体的なシルエットはアシンメトリーで、パーツごとについてる紐を三つ編みで合わせることで左右非対称であっても自然なシルエットを出せるようにした。スカートはジャケットとセットになっててジャケットのデザイン要素を目立たせるカーキのセミタイトスカートを組み合わせてみたんだ。___木からインスピレーション、、、凄すぎる。ヒョンくんのデザインの始め方はどんな風なの?ヒョ 紙から考え始めることがあるよ。___紙?ヒョ そう、紙をぐちゃぐちゃにして、そこから見える形をデザイン画に落とし込んでみると、今まで考えたことがなかった斬新なアイデアが出来上がる。今回のコレクションでも、そんな僕のオリジナルの方法を取り入れて服を作りたい。___人と違って面白いね。すごく斬新!ヒョ 去年デザインが思い浮かばなくてイライラしてた時があって、紙をぐちゃぐちゃにしたら、「あれ?この形いいかも」となったところから始まったんだ(笑)。この方法だとその時にしか生まれない形を作ることができるから、とても創造的な方法だと思っているよ。___最後に、ヒョンくんの将来の夢を教えてください。ヒョ ぼくは舞台衣装に興味があるので、劇団四季の衣装に携わりたいと思っているよ。文化の校外研修で、オペラ座の怪人を見た時にその衣装に惚れたんだ。尊敬するデザイナーはもちろんアレクサンダーマックイーンなんだけど彼も最初は舞台衣装を手がけていたんだ!だから自分も舞台衣装に関わる経験をしてみたいと思ってる!


本日7月22日、目標金額である35万円を達成しました。63名もの方から応援をいただき、本当にうれしいです。温かいご支援に心から感謝いたします。オリジナルバッグの縫製、デザイナーたちが心を込めて制作中です。また、ポップアップショップの準備も少しずつ本格化してまいりました。活動報告も頑張ってアップしてまいりますので楽しみにお待ちください。プロジェクト終了まであと8日!引き続き、温かい応援をどうぞよろしくお願いいたします。


クラウドファンディングの開始から、約1ヶ月が経ちました。支援総額は316,700円となり、目標金額の90%を達成しております。ご支援、応援をしていただいき、ありがとうございます。さて、今回のTIMESIBLEでコレクションを発表するデザイナーに迫るインタビューを掲載いたします。第2回は、橋本菫(はしもとすみれ)へのインタビューになります。彼女の服作りに対する思い、今回のコレクション、将来の目標などについての話を伺いました。(聞き手 鈴木遼平)打ち込めることに、飛び込んできた___現在通っているコースは、他のデザイナーとはちょっと特徴的だよね。橋本 ファッション工科専門課程、ニットデザイン科で勉強をしています。デザイン専門のコース、パターンメイキング専門のコース、ニット専門のコースに分かれているんだけど、ニットは他の服と作り方が別だから、特別にアイテムとして分けられている。___作り方が別というのは、どんな点で?橋本 一般的な服(布帛)は、生地を選んで形作っていくよね。けどニットは、糸を編んで行って形にする。生地から自分で作っているような感じかな。そうなると作り方は変わっていく。なんだか絵を描いているような感覚で製作ができて、表現の自由度も高いから、ニットデザイン科を選択しました。___文化服装学院へ進学しようと決めたのは、どんな経緯があった?橋本 もともとは、高校の雰囲気もあって、大学に行かなきゃいけないって思っていて、空間デザイン(美術館の展示や撮影環境のデザインなど)を学ぼうと思っていた。それでも、だんだん自分のやりたいこととずれてると思い始めたんだよね。自分が打ち込めることを勉強したいと決意して、文化服装学院に進学することを決めた。___俺は菫と同じ高校出身の同級生だったけど、大学進学命!な雰囲気だったよね。橋本 高校の先生には、大学へ行くように直接指導されたよ(笑)。文化には大学卒業後にもいけるし、ってね。けど、それでいろんな進路先を検討できたし、文化で頑張ろうと決心するきっかけも作ってくれた。結局、文化に進学して大正解だったよ。___出身も、静岡県浜松市で俺と同じ。小さい頃から服が好きだったの?橋本 記憶は鮮明ではないけど、小学生の頃、クラスに将来の夢を発表する掲示があった時に、ファッションデザイナーになりたいと書いていたみたい。それと、ショップ店員になりきる「ガールズモード」っていうDSのソフトに熱中していた。ゲームはほぼしていなかったけど、それだけやり込んでたってことは、小さい頃から服に興味はあったのかもなぁ。本格的に服を好きになったのは高校生の時。たまたま父親のクローゼットをあけてみたら、ヴィンテージのナイキの古着やスニーカーが出てきて、可愛かったんだよね。そこから古着にハマって、ヴィンテージのナイキをたくさん着ていた。好きを探すことを、大事にしたい___菫には、インスタグラムに1万人近くのフォロワーがいるけど、始めたのは古着を好きになった時と同じころ?橋本 そう。最初はナイキの古着をあげて、コーディネートを提案してた。高校2年生の頃かな。そこから、大きなウェブメディアに取り上げられることが増えて、フォロワーがどんどん増えていった。最初は、なんでこんなにたくさんの人が自分のインスタを見ているのかよくわからなくて、半分信じられなかったな。___高校3年の途中から、菫は軍物を着るようになったよね。インスタも、そんな提案が多くなってた。 橋本 東京へ行って出会った人で、100年前のアンティークのエプロンを着ている方に出会ってから、服に対する見方が変わって、アンティークやミリタリーを着るようになった。単純に100年前の服って着れるんだ!という衝撃があったし、流行り廃りを超越したような服に魅力を感じた。インスタで色んな人に、この魅力を伝えたいとも思っていた。___今は、スタイリングをあげたりというよりも、自分のアートワークだったりを投稿しているね。橋本 服を作る手間暇や作業の魅力を知った今、SNSに対して疑問を持つようになったんだよね。服って結局人が苦労して作ってるし、、、私は、その手間暇や価値を理解している人と向き合いたい。この考え方は製作者のエゴかもしれないけどね。というのも、インスタやTikTokは、わかりやすくて情報が簡単に手に入る反面、「好きを探す作業」を省いてしまっているように感じる。1人1人にそれぞれ好きなものがあるはずなのにね。他人が紹介していることを吟味せずに食べる機会がSNSによって増えた。けれど、本当に楽しいのって自分で色んなお店を回ったり、色んな服に挑戦してみたり、色んなカメラを探してみたり。そういった「好きを探す作業」を惜しまない人が、私のインスタに集まってくれたらいいなって思うな。___この話題はとても感覚的で繊細だから難しいけど、皆がSNSの在り方について再考しないといけない時期に来ているかも。橋本 より多くの人が「好きを探す作業」を忘れないでいてくれるといいな。そうすれば、今までにはなかった楽しみや驚きが見つかるはず。無宗教、多様な文化で育ったからこそ___次の話題は、今回のコレクションについて。「文化」という言葉から服を作っていくのが今回のテーマだけど、菫はどんなアプローチをしたの?橋本 他のメンバーは、「文化」という言葉から和のモチーフや昔のヨーロッパの風土の着想をしてコレクションを製作してるけど、私は「文化」という言葉から特定の表現をするのが進まなくて、そこで自分が無宗教、多様な文化の中で育ってきたことに気づいた。きっと日本人には、自分と同じように無宗教で生きている人が多いよね。だから、特定の文化にフォーカスするのではなくて、「文化」という概念そのものを服に落とし込もうと考えた。___なるほど!難しいけど、どんな方法でそれを表現するの?橋本 「文化」という言葉を辞書で調べたら、「民族や社会の風習、伝統」「各時代に伝承されていくもの」と書かれていることが多かった。確かに、人から人に伝わっていくものが大きくなって風習になったり、伝承されていったりするよね。「文化」という言葉だと大袈裟だけど、音楽や芸術に触れたときでも同じで、受け手が何かを感じなければ伝わらない。まとめると、「文化」というのは、受け手の心に響き、感情を揺さぶって繋がり、生まれたものだと理解したんだ。そこで、すごく抽象的なモチーフだけど、「文化」つまり連なる衝撃や感情の揺さぶりを服に表現しようと決めた。例えば、連なりを表現する方法としてパーツとパーツのつながりの線をあえて波打たせたりしている。___そういうことか!普通とは違うアプローチで面白い。しかも、無宗教、多様な文化の中で育った日本人には親しみやすい提案になるかもしれないね。橋本 デザイン発想までの紆余曲折があるから伝えるのが難しいけど、伝わるといいな。「文化」という言葉の意味そのものや私なりの「文化」を、服に落とし込もうと思っている。美容師さんとお客さんの距離感で、服を作りたい___TIMESIBLEで先行投資に必ず成功します、とは言えないけど普通と違うことをしている面白いデザイナーが集まった。橋本 デザイナーとして爆発的に有名にならなくても、TIMESIBLEに参加したデザイナーが何かに付け抜けるといいよね。陶芸家とかでも。___菫は何をして突き抜けよう?(笑)将来の目標を教えてください。橋本 今の私は、大量生産するよりも手編みのニットを販売したい。自分で編んで、規模が小さくてもお客さんと向き合って、そんな形で服を作れたら。自分の名前が自分の触れていない服に乗るのが、ちょっと違和感なんだよね。それなら、ロットは少なくなるけど自分が作ったニットをお届けしたい。___受注生産なら、現実的だね。橋本 そう。実際に買ってもらった人にも会って話したいし、受注生産が理想的。私は美容師さんとお客さんの距離感が素敵だなって思っていて、髪を切るという仕事を越えて話したりするよね。服のデザイナーって隠れているイメージがあるけど、自分のニットを着てくれているお客さんとは近い距離感でいたいな。


クラウドファンディングの開始から、1週間が経ちました。開始からたくさんのご支援をいただき、ありがとうございます!50個限定のバッグも、残り13個となりました。また、より支援していただきやすくするため、¥1000のステッカープランをリターンとして追加しました。併せてご確認をしていただけると幸いです。さて、今日から定期的に、今回のTIMESIBLEでコレクションを発表するデザイナーに迫ったインタビュー記事を掲載いたします。第1回は、大阿久晃輝(おおあくこうき)。ですがその前に、今回のTIMESIBLEのコレクションについて、説明をさせていただきます。TIMESIBLEのポップアップでは、デザイナー5名が1つのコレクションを作り上げるのではなく、それぞれが別々にコレクションを作ります。TIMESIBLEとしての服ではなく、デザイナー個人としての服を作ることで、ポップアップに来場してくださるみなさんがデザイナーそれぞれに注目し、応援できるようにしています。しかし、せっかく集まったメンバーですので、それぞれのコレクションの抽象的なテーマは統一しています。今回は、「私にとっての文化とは何か」です。それぞれが「文化」という言葉から何を思うのか、連想するのか。そしてそれをどう表現するのか。コレクションの全貌は、ポップアップ当日をお楽しみにしていてください。インタビューでは、そんな彼自身のコレクションについてや、生い立ち、過去に製作した服についてなどの話を伺いました。(聞き手 鈴木遼平)和食作りが教えてくれたこと___ まずは、現在通っているコースから教えて下さい。ファッション高度専門士科に通っています。___ ファッション高度専門士科は、どんなコース?服作りについて、他のコースより多くのことを学べる。例えば、大量生産の方法だったりもね。他のコースより在学期間も長くて、4年間通います。そのため、卒業したとき、アパレルの知識で言えばスペシャリストになれる。___ 文化服装学院へ進学を決めた経緯は?生い立ちからゆっくり話すね。出身は栃木県で、中学校を卒業した後、料理を学ぶ学校に進学して、和食を学びました。小さい頃からご飯を作ることが好きで、進学当時は料理人になりたかったんです。その学校を、いろいろあって辞めることになって。そこから、元々興味のあった服に本格的にハマった。服に関わる仕事がしたいと思ったのもこの時で、実は最初、販売員になりたかった。ファッションのイロハは、地元のセレクトショップでオーナーをしている方が教えてくれた。その方は自分のブランドも持っていて、セレクトショップとしての話だけじゃなくて、作る側の視点から見た話もいろいろしてくれて、作る側の良さを知ったんだよね。そんな時、文化服装学院でサマーセミナーという体験入学のようなイベントがあることを知って、参加してみたんです。そこでセレクトショップのオーナーから聞いていた作る側の楽しさを実感して!すぐ文化服装学院に入ろうと決意したよ。___ 和食を学んでいたっていうのが面白いね。専門的なことを2つも学んできている人ってそうそういないと思う。実は和食を作ることと服を作ることには共通点があって(笑)。どちらも、相当な繊細さが要求される。食の中でも和食ってとても繊細で、細かいところで手を抜いてはいけないんだよね。ここに共通点、シンパシーがあったし、服を作る上で和食を学んだ経験は活きている。記憶を纏う、ノスタルジックな服___ さて、次は今回のコレクションについて聞かせてください。「文化」という言葉から自分が何を思うかが今回の全体のテーマだけど、私は表現したい文化を18世紀ヨーロッパの日常に決めました。___ 18世紀ヨーロッパの日常は、どんな服で表現するの?当時の服って、現在にはない機能性を取り入れている服が多いんだよね。例えば、女性が日常的に着ていたスカートには、沢山のボタンがついていて、それぞれに機能的な意味がある。当時の女性は馬に乗っていたんだけど、跨って乗るのは行儀が悪いとされていたんだよね。そこで、両足を左側において馬に乗るんだけど、ここでボタンが活躍する。馬に乗る時用のボタンがついていて、それをとめると跨っていなくてもシンメトリーで綺麗に見えるシルエットを実現していた。面白いよね。他にも家事をするときはそれ用のボタンがあって、とめると丈が短くなって動きやすくなる。僕が今回作るのは、そういった当時の知恵を現代で再解釈して取り入れる服。他にも当時の工夫には面白いものが沢山あって、そういった現代とは異なる機能を、ブラッシュアップして提案したいと思っています。___ たしかに晃輝の作る服は、どこか懐かしさがある気がする。「ノスタルジー」が、自分の作る服のテーマで、素材なんかも天然繊維が好きなんだよね。化学繊維は、ファッションのビジネス化を進めてしまったと感じている。もちろん表現の幅を大きく広げたのも化学繊維だけど、、、今回の展示会を見てもらって、天然繊維の良さを知ってもらいたい。___ 晃輝はアルチザン系のブランド(職人的、手作業にこだわるブランド)が好きって言ってたよね。素材のこだわりからもアルチザンが好きなのが伝わる。好きなのは「アルキビオJMリボット」というブランドなんだけど、素材にものすごく拘っているんだよね。デザイナーが昔から趣味でヴィンテージ、というかアンティークの生地やボタンなんかを集めていたんだけど、それを使ってブランドを始めた。インターネットに服の情報がほとんど載ってなくて、セレクトショップも値段や詳細な写真なんかをインターネットに載せてはいけないっていう、時代に逆行した面白いブランドなんだよね。作っている服は現代的なシルエットなんだけど、それでも素材のおかげでノスタルジックで。とっても惹かれるし、自分もこんな服が作りたい。アルキビオJMリボットのジャケット(大阿久晃輝私物)___ ヴィンテージやアンティーク生地を使ったブランドは確かにすごく少ないけど、自分も見たら惹かれそう!日本にはヴィンテージの生地を売っているお店が少ないんだよね。あったとしても服を作るには足りない量だったり。ヴィンテージ生地って、そこに記憶が乗っているような気がする。ただ雰囲気がノスタルジーなだけじゃなくて、、自分自身ではヴィンテージの生地で服を作ったことはないけど、これから機会を作ってやってみたい。染色の技術___ 晃輝の過去作品の中にワンピースがあるね。これもノスタルジーを感じるし、染色も「らしさ」が出ている。このワンピースは、実は複雑な構造をしてるんです。トップスとスカートをまず別に作って、それらを合わせるように上から下まで1枚の裏地をつけています。___ 難しい!けど面白いね。色も絶妙で、同じものは作れなさそうなほどアンニュイだよね。染め方は、紅茶染め。___ 紅茶で染めるの?そう。紅茶のTバッグを14個くらい使って紅茶を作って、そこに服を入れて2時間くらい煮ると、染まるっていう方法。___ 本当に名前の通り紅茶染め!(笑)そんな染色方法があるとは知らなかった。最初に布の糊や汚れを取るために洗って、染めた後もミョウバンで色落ちを防ぐ媒染という作業があるから丸2日かかるけど、やり方はとっても簡単だよ。___ 話を聞いていると難しく感じる(笑)。ぜひやり方を調べてチャレンジしてみて欲しい!出来上がりが人によって異なるから面白くて。工程ひとつとっても染まり方が変わってくるしね。___ 晃輝は、そういった染色技術が得意なイメージがある。自分の中で、服を作る前の布に一手間加えることを意識して服を作るようにしている。だもんで、なかなか売っている生地には出せない風合いを出せるんだよね。多くの服は、シルエットがデザイナーズブランドに似ているように感じるんだけど、そんな中で古いものに良さを見出したり、染色にこだわったりしているところが、自分の強みだと思っています。___ 「だもんで」は地元、浜松の方言!(笑)もしかして栃木でも使ったりするの?実はクラスにも浜松出身の子がいて、(笑)その子につられて「だもんで」を使うようになってしまった。___ なんだか懐かしい気持ちになったよ!菫(はしもとすみれ/プロジェクトに参加するデザイナーの1人)や、プロジェクトを手伝ってくれている友達も浜松の同じ高校出身なのでプロジェクトの浜松割合が高いね。浜松出身の知り合いははみんなおしゃれだから、街もおしゃれなイメージができた。行ってみたい。___ 全然そんなことないよ(笑)。たまたま服が好きな浜松出身がプロジェクトのために集まった。プロジェクト参加の経緯___ プロジェクトに参加してくれたデザイナーは、ほとんど菫の紹介からつたって集めたけど、晃輝は違って俺がインスタグラムでナンパしたんだよね。DMを送られたのは今年の3月で、1年生の間は製作でほとんど時間を使っていたから、新たな活動をしたいと思っていたところにDMが!需要と供給がマッチした(笑)。___ さっき話したワンピースの写真をインスタグラムに載せてて、迷わずすぐにDMで誘ったんだよね!一目惚れ。DMでやり取りし始めたたときは修了ショーの準備で忙しかったけど、実はこっちのプロジェクトの話を本格的にしたくてウズウズしてた。___ 修了ショーではどんな仕事を?どんなファッションショーにするかなどの企画かな。そこでチーフをやっていました。___ すごい!晃輝主導だったんだね。修了ショーで仕事ができて光栄でした。やってよかった。これからについて___ 最後に、将来の夢を教えてください。アルチザンのファッションブランドを立ち上げること。デザインのテーマはやっぱりノスタルジー。___ あまりシーズンにとらわれないブランドにしたいと前に言ってたね。年に1回、コレクションを発表するくらいが丁度いいと思っています。シーズンにこだわるんじゃなくて、本当に良いと思えるものを作っていきたい。ファッションショーもやらずに、実際に自分の服を見てもらって、たくさん吟味して買ってもらえるような、そんなブランドにしたいな。___ ブランドを大きくしたい気持ちはある?金持ちになるためにデザイナーをするわけではない。ただ、いいと思ってくれる人が増えるのは嬉しいよね。自分の服に魅了を感じてもらえる人が増えれば、1番。


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