CF始めてから9日ほど経ちました。少しずつですが色々な方に知って頂き、興味を持って頂いている様で嬉しいです。明日から7月です。僕の中では6月の準備期間と助走期間を経て、いよいよ本番な気分です。内装工事も本格的に始めていきますし、このPJのPRもドーンと出していく予定です。ぜひ最後までお付き合いください。
さて、今回は情報ステーションの会報誌に、最近の変化について経緯を書きましたので転載します。会員の方へは郵送で届きますので、紙でゆっくりご覧ください。今回のリターンにも入っていますが、情報ステーションはNPO法人なので会員の方の参画により運営をしており、会員の皆さまには毎月会報誌を送っています。7月号より私が編集する事になりました。
以下「情報ステーション会報誌2021年7月号」より転載(一部修正)
5 月23日の臨時理事会にて、再び代表理事となりました岡直樹です。お世話になっております皆さまに経過についてご報告させて頂きます。
情報ステーション運営体制の変化
現在はNPO第17 期も第4四半期を迎えておりますが、民間図書館の多店舗化に伴い、より開かれたガバナンスを実現し、非営利組織として長期にわたって団体を継続するために、創業者である私から早期に体制を転換する事を数年前に決意しました。
最初の取り組みは第11期より導入した2年任期の理事を毎年増員する事による、理事会の強化と透明化です。この施策により7年間で29人の方に理事を務めていただき、それぞれの持つ知見や技能を提供いただくことで、組織運営はもとより、民間図書館事業においてもこの間に82館を新設し、大きく発展しました。
次の段では、長年事務局長や副代表を務めていた木村圭佑への代表交代の為に、2年間の共同代表制による引継ぎ期間を経て、第15期の通常総会にて私は代表を退任します。その後の情報ステーションは、木村代表の個々を尊重した運用により、形骸化しがちであった理事会も各理事の積極的発言や、加藤副代表兼事務局長を中心とする事務局の貢献により、風通しの良い組織へと生まれ変わりつつありました。
台風、そして新型コロナ
しかし、第16期の冒頭、9月に千葉県を襲った台風19号により書庫が全壊、翌年には新型コロナの蔓延と苦難が続きます。人が集まる交流空間を創ると謳ってきた民間図書館事業において、人が集まってはいけないという根底を否定される状況下、図書館開設者の方に運営費を負担して頂く事業構造上、費用の捻出が難しい等の連絡を受け8館の図書館が閉館となりました。
過去の財務資料は総てWEBで公開しておりますが、昨年は240万円の赤字、本年もこのままでは黒字化は難しく、累積の負債が2,200 万円を超えそうな事から、最大債権者でもある私が事業の立て直しのために、再登板となりました。
これからの情報ステーション
目下解決しなければならない課題はたくさんありますが、悲観はしておりません。生活様式の変化に伴い、職場よりも家庭や地域社会の重要性は増していると感じますし、コロナ以前の高齢化や町のスポンジ化などの課題は依然として横たわっています。
こうした社会課題への取組みとして、民間図書館事業はやはり効果的ですし、ポストコロナ時代に合わせた技術開発を進めています。今月には一部店舗でリリースしますが、図書館の利用登録がスマホでできるようになりました。紙の申し込み書や利用証を必要とせず、自分のスマートフォンで登録し、画面に利用証のバーコードが表示されます。接触機会を最小限にとどめるだけでなくペーパーレス化も進み、民間図書館は着実に進化していきます。
今後も時代に合わせたアップデートを続けながら、我々が暮らす自分たちのまちの為に、地域社会で積極的に取り組んでいく決意です。引き続き皆さまにはご支援ご協力をよろしくお願いいたします。
令和3年7月
情報ステーション 代表 岡直樹