信じられない現実が起きています…!!
まさか、まさか…
開始3日目で目標の150万円に到達することができるなんて…!!!
記事を読んでくれた方々、共感してシェアしてくれた方々、そして、大切な大切なお金をここのねに寄付してくださった方々…本当に本当にありがとうございました!!!!
スタッフ一同、ここのね保護者一同、とても感動しております。皆さま一人一人の想いが私たちに伝わってきております。見ず知らずの私たちの活動にお志を寄せていただき、心から感謝しております。
目標を達成できたことは、もちろんすごく嬉しいです!でもそれ以上に、これまでここのねを応援してくださった方、あるいはこのプロジェクトからここのねを知ってくださった方からの応援メッセージに心が打たれ、何度も涙しました。勇気が湧きました…。すごく素敵だったので、全てはご紹介できませんが、ここで皆様にも少しだけご紹介させてください。
お忙しい中、私たちの活動に想いを馳せていただき、様々な形でご支援くださった皆さまのおかげで、やっと、やっと子どもたちが安全に校庭を走り回ることができます!!!
とっても嬉しいです!校庭ができる日がとっても楽しみです!!
本当に本当にありがとうございました!!!!!
ここのねのクラウドファンディングが終わるまで、残り29日…。
ここで、皆さまにお伝えしたいことがあります。それは、私たちの【校庭改修プロジェクト】は、校庭づくりだけでは終われないという現実です。
実は、子どもたちが安心安全にここのねで学ぶために、まだ重要な改修箇所があるのです…。それは、以下の2つです。
・トイレの増設(バイオトイレ)
・1階部分の改修(柵の設置など)
昨年度、補助金を頂いてやっとの思いで作ったトイレは、校舎とは離れた別棟にあります。同じ敷地内ではあるのですが、離れた場所にあるために、一度靴を履き替えて外に出て移動しなければなりません。雨の日は傘をさしてぐちょぐちょの校庭を移動する子どもたち…。距離が遠いため、雨の日などはトイレを無意識に我慢してしまう子や、トイレが間に合わない子がいるという現実が、今目の前にあります…。
これから生徒が増えていくだろうと予想される中、校舎内にトイレを増設して子どもたちが安心して過ごせるようにしたいと考えています。
さらには、体育館として利用している1Fもいくつか課題があります。
1つ目は、コンクリートの大きな柱がドンっと3本立っていることです。頭をぶつけてしまうと大怪我につながる可能性があるため、防護マットを設置したいと考えています。
2つ目は、自然光が入らないことです。もともと蔵だったことから窓が小さく数が少ないです。環境的な明るさというのは、子どもたちの心理面の明るさにも影響が大きくあるため、壁を明るく塗装したり、電気を明るいものに交換したいと考えています。
3つ目は、1F奥にある井戸です。長年、こんこんと湧き続けているため、井戸の老朽化で亀裂が入り、近くの地面(コンクリート)から水が染み出してきています。また、井戸が近くにあるということは、自然の恩恵であるとともに一方で危険も伴います。そこで簡単に近づけないようにバリケードを設置し、井戸と床の補修作業も行いたいと考えています。
あれやこれやと私たちの想いばかりを伝えてきてしまいました。皆さまのおかげでようやく校庭ができる…!!という喜びと同時に「トイレが…」「一階が…」と大きな壁が立ちはだかっているのが私たちの現実です。
【元酒蔵】という場所を私たちが学校の校舎として選んだ以上、こうした改修からは逃れられないのは宿命。だとしたら、校舎づくりもまた子どもたちを巻き込んで、みんなでわくわく未来を描いていけたら…それは子どもたちにとっても財産になるのではないか。ひとつひとつ変わっていく学校を喜んでいる子どもたちをみていると、そんな風にも思えてきます。
あと28日という時間に、希望をかけて…!
ここのね自由な学校初クラウドファンディングのネクストゴールをトイレの新設費用の300万円を足して、450万円に設定したいと思います!!!
どうぞ、これからも引き続き応援していただけると嬉しいです!!!
【元酒蔵】を学校にするには、多くの課題があります。それらのほとんどが自然現象によるものです。しかし、私たちはそれをマイナス面と捉えるのではなく、「循環する暮らし」を思い出すキッカケになると考えています。
沸き続けている井戸の水を増設するバイオトイレの水として利用すれば、新たに水道を繋げることが不要になります。その排水は現代のバイオトイレの技術によって、畑にまた再利用できるかもしれません。その畑では、子どもやスタッフ、保護者がいっしょになって野菜を育てて、収穫もできるでしょう。最後には、給食としてまたありがたくいただくことができます。
こんな環境が当たり前にあれば、「いただきます」に込められる想いが自然と変わってしまうはずです。
ここのねに入学したAさんは、入学早々こんなことを言っていたそうです。
「ここのねって、なんか大家族みたい。温かいんよな。」
ここのねは学校でありながら、学校ではないのかもしれません。
「何を学べば優秀になれるのか?」という能力主義の教育ではなく、思いっきり遊び、やりたくなったことに学び・没頭する、人間としての本来あるべき姿を取り戻すことこそが、ここのねの役割だと思っています。
わたしの心の根っこが十分に満たされれば、周りの人にも手を差し伸ばすことができます。助け合うことができます。誰かが苦手なことだって、わたしの得意で解決できるのです。その繋がりは巡りめぐって、地球の環境を本来あるべき場所に戻すことにつながるかもしれません。
子どもとスタッフ、保護者や地域の人、ボランティアさん、そして何より日本中でここのねを支援してくださった皆さんがゆる〜くつながり合い、そして学び合うことで、A君が教えてくれたように「ここのねは大家族」を実現できると思うのです。
その第一歩を、このプロジェクトによって踏み出すことができました。皆様のおかげです。未来はまだ先にあるけれど、その未来に近づく大きな大きな一歩目です。
この度は、心からのご支援をいただき、本当に本当にありがとうございました。最終日になるときまで、ここのねの未来のために私たちは走り続けます。
まだまだ未熟な私たちですが、今後とも温かいご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。
ここのね自由な学校 関係者一同
(2021年11月15日追記)