自分を見つめ直した時間。夢のような時間。背中を押し続けてもらった時間。それが、あと3時間で終わります。僕が小学生の時、部屋でひとり壊れてしまったように、涙が止まらなくて立ち上がれなくなってしまったように、人なんて環境によっては簡単に壊れてしまうんです。でもそんな時に、「こんな場所があるよ。行ってみない?」両親が伝えてくれたこの言葉によって、僕は救われました。だから中学生の時からずっと考えてました「こんな学校あったらいいな」って。その夢は、いま仲間と共に叶いはじめています。何が正解かなんて何もわかりません。だから進むしかありませんでした。高い壁に何度も何度もぶつかりながら「もう無理かも…」って諦めそうになったことも1回ではありません。今回もそうです。☆子どもたちに綺麗な校庭で走り回ってほしい☆トイレに行きずらいと我慢しないでほしいでもどうしても自分達の手だけでは太刀打ちできませんでした。プロの手を借りないとできませんでした。だからクラウドファンディングに挑戦しようと決めました。しかし簡単ではなかったです。すごく辛くて苦しい時もありました。「いまやらなくてもいいんじゃない?」「もっとゆっくりしようよ!」「働きすぎだって!」目の前の子どもの姿や保護者さんとのコミュニケーション不足に陥ってしまい、「なんでそんなことに気づけなかったんだ」と、鉄橋の上で号泣した夜もありました。もっとうまくできたかもしれないし、計画的にやればみんながスムーズにできたかもしれない。でも目の前には、心が折れてしまった小さい頃の僕のように「新しいカタチ」を求めている子どもたちがいる、保護者の人がいる。だから公開に踏み切りました。無理を承知で仲間と保護者の方に助けてもらいました。そしたら、みなさんから背中を押してもらえました。こんなにも支援が集まるなんて夢のようです。本当に、本当に、ありがとうございました。奇跡が起こり続けた1ヶ月でした。一緒に走ってくれてすごく嬉しかったです。そして今日は奇跡の終わりの日。ここのねが目指すゴールはもう目の前に届きそうなところにあります。応援してくださる皆様へ最後のお願いです。本プロジェクトに共感いただける方は、シェア・寄付等でのこ支援をなにとぞよろしくお願いいたします!!!
こんな奇跡が起こっていいのでしょうか。ここのねスタッフ・保護者一同、びっくりしすぎてどうやってこの状況をとらえればいいのかわからず固まっています…。・・・・・振り返ると約3週間前、クラウドファンディングをスタートさせる直前のこと。保護者の方からこんな連絡がありました。「『現金の寄付とかは難しいけどお仕事でボランティアできる部分があれば手伝いたい』という佐伯市の住宅設備の会社さんがいらっしゃいました。今バタバタしているだろうからもうちょっと先にお話ししようと思ってたんだけど『出来たら早めに直接できることをここのねで実際に見て打ち合わせたい』と今日主人に連絡いただいたそう。」数日後、早速見学に来ていただくことになりました。お名前を聞くと佐伯で新築・注文住宅の施工やリフォーム工事を行なっている、株式会社イースマイルの清松さんという方でした。物腰は柔らかいのに芯があるのがすごく印象的だったのをいまでも覚えています。・校庭から水が溢れたこと・トイレを新設したいこと・体育館を利用しやすく改装したいことここのねのいまを、包み隠さずありのままにお話ししていきました。話を進めていくと、トイレを新設するにも、現在のコンクリート擁壁(ようへき)では不十分なこと、建物自体の危険箇所があることがわかり、トイレ建設以外にも多くの資金が必要なのか…とここのねスタッフは一瞬で青ざめます。その晩、清松さんから下記のようなメッセージが入ります。「わたしにできることがあれば、お手伝いしたいと思います。まずは、週末手が空きそうなので、さっそく擁壁(ようへき)工事と、照明器具の交換など入らせて頂こうと思いますが、よろしいでしょうか?あと、大事なこと伝えて忘れていました。今回の件、お仕事ではないので、一切お金は頂きません。資材なども全て私の方で負担させて頂きます。クラウドファンディングにに募金するかわりのボランティアですので、集まったお金は別のことに大事に使ってください。」よ、ようへき…???こうじ…???ぼらんてぃあ…???びっくりしすぎた時って、本当になにもわからなくなるんですね…初めて体験しました。そして話がトントンと進み、その3日後に、さっそくトイレの新設工事が始まったのです。あなたのブラウザはhtml5 videoをサポートしていません。ずんずんと工事は進み、2〜3日で擁壁の基礎部分ができてしまいました。「俺は木(もく)が専門だから、早くそっちをやりたいんだよなぁ…。」とぼやきながらも、真剣な眼差しで作業をしている姿に「やはりプロの仕事はかっこいい!」と感動。しかし、わたしたちの頭の中にあるひとつの疑問が浮かびます。「なぜこんなにもやってくれるのだろうか?」すると清松さんはこんなふうに話してくれました。「僕はこの事業にすごく共感するところがある。だから、〇〇さんの投稿を見て、ここのねを取り組みを知ることができて嬉しかった。大変なことが多くあると思うけど、頑張って欲しいと思っているんだ。」多くを語らず、でも真っ直ぐに芯を持って話してくれる姿に心を打たれました。クラウドファンディングをリリースする前にはいろんなことを考えました。批判されるんじゃないか、仲間に無理させちゃうんじゃないか、保護者にもっと負担をかけてしまうんではないか、と不安で不安でたまらなく心が破裂してしまった夜もありました。そんな中で、たくさんの応援とありがたい出会いをいただき、やってよかったと心から感じています。本当に本当にありがとうございます。最後に、清松さんが心を動かされた保護者の方の投稿が本当に素敵だったので、それを引用してこの活動報告を終わりにしたいと思います。ーーーーーーーーー保護者投稿を引用ーーーーーーー保護者投稿①実はちょうど1年前、士道がここのねに学校見学に行った日。ちょうど1時間。佐伯から豊後大野市大野町へ。住所は聞いたけれどここで合ってるの?入口はどこ・・・・?そんな不安を抱きながら旧商店街のような道を進むとこの昭和な街並みにニコッと笑顔の背の高いこうちゃん(スタッフ)がいました。「こんにちは~!いいタイミングでいいですから、あちらへどうぞー!」見学が始まる時間は決まっているけれど、こちらのタイミングを優先してくれる。士道の日常といえば、カウンセリング・病院・またカウンセリング・・・・。外に出るときはそんな用事だけしかなくてまたかよ、みたいな士道だった。「えー、やっぱ行きたくないな」初めての場所に、大人さえ戸惑う。私もどんな藁にすがる思いで出会いのチャンスをうかがっていたのでここのね自由な学校の見学も「とりあえずどんなところか見ておきたい」というくらいだった。まだまだ発展しかけ、いやスタートラインにも立ってないほどの校舎と呼ばれる酒蔵。それでも「ここは自分たちで貼ったんすよー!」なんて夢を現実に、着実に進んでいるプラスの空気を一瞬で感じた。その日はほぼ説明だったがその間に手作りのかりんとうとゆず茶を出してくれたことを覚えている。今考えると持ってきてくれたあの子も普段前に出ないような子なのに、おそらくチャレンジして運んできてくれたのだろう。こうちゃんの学校教育方針を聞けば聞くほど私にはないものを持っていて新鮮だった。先日「ハイキュー」という漫画を見ていてマネージャーが言った言葉「今までにない思考を思い知るのは、いた気持ちいいです」まさにこんな感じだ。学校教育というものは「こういうもの」「こうあるべき」それがどんどん崩れていく。「すごくいい。大家族みたい」そんな士道の帰りの一言で、今の生活に導かれた。私は普通の、一般家庭の、公立小中高へ通って大人になった。父が言っていたことに「佳子は失敗を経験していないので」と人に紹介していたのを今でも覚えている。失敗とはなにか?負けることでなく自分が思い描いていたこと以外の経験をすることだと思う。私の人生の中で一番の「思っていた以外の経験」それが子どもの不登校だった。その経験を経て2年、ここのねに出会って丸1年。出会いにケーキでお祝いしたいくらいだ。士道の不登校がなければこんな考えの人たちに会うことはなかったし今ではこの経験を通じて子どもに本当に感謝している。たぶん自分も変わった。こえのかけ方さえも変わった。一生懸命って、それだけ人を突き動かす。その一生懸命が一人ではなく、困っていたら手を差し伸べる人になりたいとも思う。困っても迷惑かもと勝手に遠慮していた自分から知ってもらって決めてもらうステージへ。マイノリティーが不正解とは限らない。自分にとっての豊かさや幸せの価値観が近い人が周りにいるとみんな幸せになるような「家族」のような存在。それは子どもたちの「いってきまーす!」を見ればわかる。毎朝、重力に負けたかのように体が動かなくなっていた子どもたちのことを思い出すと涙が出るがそれは多くの今に至るまでの「経験」だと思う。もうその経験は、十分。長くなりましたが大人も子どもも一生懸命な走り続けている大切な学校。そんな出会って365日。少しでも、皆様のお力を貸していただけると嬉しいです。保護者投稿②息子が不登校になったのは、小5の九月。学校に行かないというので息子の好きなものは全部禁止しました。ゲームも取り上げ、通っていたサッカーにも行かせませんでした。(今となっては本当に反省しています)小生は佐伯の写真舘の3代目に生まれ、何不自由なく育ててもらって、友達にも恵まれ、小中高すべて柔道部のキャプテンをしたり、バンドをしたり充実した学生生活を過ごしてきました。ですから最初は不登校の息子の気持ちに寄り添うことができず、ぶつかることも多々ありました。よく【今は寄り添ってあげて下さい】とアドバイスされましたが、これが難しいんです。僕が不登校を経験してないからです。夫婦で不登校に関する色々な情報をかき集めなんとかしなければ、と思い、色んなアクションをしました。公的な支援教室、病院の小児精神科、大学の心理学部のサポート教室、カウンセリング、フリースクール各種、何をやっても状況は変わりませんでした。でも夫婦で必死に行動したこの期間、色々な出会いもいただきましたし、改めて夫婦で色んな話をしました。我々夫婦にとっては必要な時間であったと感じております。関係各所の方々には本当に感謝をしております。また地元や業界の仲間もこの状況をサポートしていただき、改めて自分が恵まれた環境にいることに感謝しております。そして1年前にはこの【ここのね自由な学校】と出会い、子供たちが、自分たちの意思で1歩踏み出しました。我が子から本当に学ばさせていただきました。今後も子供の選んだ道を応援するために、親としてベストを尽くす所存です。クラウドファンディング終了まで、残り14日、2週間となりました。しかし目標としているセカンドゴールの450万円までは、倍以上の開きがあります。トイレの新設の基礎工事は奇跡によって始まりました。だからこそどうにかして、早くトイレを校舎の近くに、いまよりも数を多く用意して、子どもたちが精神的にも身体的にも安全な環境にしてあげたいと思っています。最後までどうぞよろしくお願いいたします。
ここのねの中で知識の中心となる場所、それは図書館です。本を読むことは世界を広げること。だからこそ、子どもたちには本を読む楽しさを知ってもらいたい。しかし開校当初の図書室(本棚)が微妙すぎる・・・・。の状態でした。お酒のケースで作った本棚そこで保護者の方と協力し、10ヶ月の期間を経てここのね図書室の本棚が完成いたしました。図書館(本棚)を制作してくれたのは、木工作家兼ミュージシャンのピーターさん。そして、そのサポートをしてくれたパートナーのまりこさん。写真左:まりこさん 写真右:ピーターさん今回の本棚作りは、彼の中でも一番大きなプロジェクトだったそうです。本棚の組み立ては、ほとんどのパーツが釘やネジを使わずに木組みで作られました。戸をひいたときに、左戸が右戸の持ち手にぶつからないようにレールにストッパーをつけるなど、子どもたちへの気遣いや本を読むことへの工夫は至る所から感じることができます。あなたのブラウザはhtml5 videoをサポートしていません。今回の本棚プロジェクトは、保護者の方からの提案で始まりました。今までここのねに並んでいた本棚は、お酒のケースと板を積み重ねて簡易的に作られてた仮の本棚。ワクワクするような場所作りはこどもたちの好奇心を刺激し、多様な活動がここのねで生まれることを感じてきた2年間。私たちスタッフにとって、本を読むことは世界を広げること。だからこそ、子どもたちには本を読む楽しさを知ってもらいたい。けれど、図書室(本棚)が微妙すぎる・・・・。の状態でした。だからこそ、保護者の方に提案してもらった時は、本当に嬉しかったのを今でも覚えています。そして次に本棚をどんな人に作ってもらいたいかを話し合いました。自分が大事にしたかったのは「ユーモアがあって、温かいものづくりを実践している人」ただそれだけでした。そこからピーターさんを紹介してもらい、打ち合わせを重ねていきます。*自分の思い描く本棚のアイデアを共有したり*本棚に使用する木材の種類を検討したり*考えてもらった設計図を見ては、もっとこうしては?と良いアイデアを付け加えたりそして、実際の制作では、大きな本棚を数回に分けてパーツを運搬し、保護者のパパさんやスタッフのパートナーさんにも組み立ての補助をしてもらいました。お忙しい中、サポートしてくださったこと、心から感謝しております!そして、約10ヶ月という長い月日を重ねていき、とうとうピーターさんの想いがたくさんこもった本棚が完成することがけていきました!本棚が変わったことで、子どもたちの読書量は驚くほど増えました。環境が与える影響って本当に大きいのです。すべての子どもが最初から本が好きなわけではありません。そんな時、私たち大人にできるのは、カリキュラムの中に読み聞かせや読書の時間を作ったり、本をすぐ手に取れるような環境を整えてあげることです。本がそこにあるだけでは、本はただの紙になってしまいます。「環境が変われば人は変わる」もっと子どもたちがワクワクするような場を、制限のある元酒蔵というこの場をさらにクリエイトしていきたいと思っています。そのためにセカンドゴールのトイレの新設まで、なんとか実現したい!と考えています。残り半分、最後までよろしくお願いいたします!
この度、11/20に「こどもロケット教室」〜自作ロケットを、本物の飛行場で飛ばそう〜を開催しました!このイベントは北海道で民間ロケットの打ち上げに挑戦している、(株)植松電気の植松努さんが全国に広めているロケット教室です。今回は、ロケット教室の普及団体である認定NPO法人くさつ未来プロジェクトのみなさんに協力いただきました。またここのねの近くにある大分県央飛行場の全面バックアップもあり、自作したロケットを本物の飛行場で打ち上げるという体験が実現しました!大分県内、そして福岡からも、総勢30人の子どもたちが参加してくれました!未就学児から中学生まで、説明書をみながら一生懸命ロケットを作っています。*説明書をちゃんと読んで丁寧に作る子*なんとなく感覚で作ってしまう子*人の作っている様子を見て作る子十人十色とはまさにこのこと、それぞれが自分だけの作り方でロケットを制作していきます。「できたー!!!」制作開始から1時間が経った頃、あちらこちらから声が聞こえてきます。「私だけのロケットにするんだ!」と絵や名前を書く子もいました。そして、いよいよ本物の飛行場へ!完成させたロケット片手に持つ子どもの表情は、誰よりも光り輝いています。ロケットの発射準備中。「本当に飛ぶかな…?」「破裂したりしないかな?」「ちゃんとパラシュート開くかな?」さっきまでワクワクしていた子どもたちが一気に不安な表情に変わっていきます。いよいよ打ち上げのカウントダウン。安全確認よし!3、2、1、発射!あなたのブラウザはhtml5 videoをサポートしていません。ロケットは40m上空へ飛んでいき、パラシュートがパッと開きます!不安から一気に解放され、一生懸命ロケットを拾いにいく子どもたち。その姿を周りで見ていた保護者の人からは拍手が巻き起こっていました。そして最後は、ロケットを打ち上げたぞー!と歓喜の集合写真。参加者の中には、不登校の子もいました。その子は引っ込み思案で集団が苦手とのことでした。しかし、やってみれば心配無用。「自分にだってできるんだ!」今回のロケット教室で経験したことは人生の中では小さなことかもしれないけど、その中で沸いた自信はひとりひとりにとって確かなものとなっていました。保護者の人は「子どもの笑顔が輝いていた」と伝えてくれました。多くの人に体験してもらいたい!次は、大分県内の学校に!小中学生全員に届けたい!と新たな夢ができました。
信じられない現実が起きています…!!まさか、まさか…開始3日目で目標の150万円に到達することができるなんて…!!!記事を読んでくれた方々、共感してシェアしてくれた方々、そして、大切な大切なお金をここのねに寄付してくださった方々…本当に本当にありがとうございました!!!!スタッフ一同、ここのね保護者一同、とても感動しております。皆さま一人一人の想いが私たちに伝わってきております。見ず知らずの私たちの活動にお志を寄せていただき、心から感謝しております。目標を達成できたことは、もちろんすごく嬉しいです!でもそれ以上に、これまでここのねを応援してくださった方、あるいはこのプロジェクトからここのねを知ってくださった方からの応援メッセージに心が打たれ、何度も涙しました。勇気が湧きました…。すごく素敵だったので、全てはご紹介できませんが、ここで皆様にも少しだけご紹介させてください。お忙しい中、私たちの活動に想いを馳せていただき、様々な形でご支援くださった皆さまのおかげで、やっと、やっと子どもたちが安全に校庭を走り回ることができます!!!とっても嬉しいです!校庭ができる日がとっても楽しみです!!本当に本当にありがとうございました!!!!!ここのねのクラウドファンディングが終わるまで、残り29日…。ここで、皆さまにお伝えしたいことがあります。それは、私たちの【校庭改修プロジェクト】は、校庭づくりだけでは終われないという現実です。実は、子どもたちが安心安全にここのねで学ぶために、まだ重要な改修箇所があるのです…。それは、以下の2つです。・トイレの増設(バイオトイレ)・1階部分の改修(柵の設置など)昨年度、補助金を頂いてやっとの思いで作ったトイレは、校舎とは離れた別棟にあります。同じ敷地内ではあるのですが、離れた場所にあるために、一度靴を履き替えて外に出て移動しなければなりません。雨の日は傘をさしてぐちょぐちょの校庭を移動する子どもたち…。距離が遠いため、雨の日などはトイレを無意識に我慢してしまう子や、トイレが間に合わない子がいるという現実が、今目の前にあります…。これから生徒が増えていくだろうと予想される中、校舎内にトイレを増設して子どもたちが安心して過ごせるようにしたいと考えています。さらには、体育館として利用している1Fもいくつか課題があります。1つ目は、コンクリートの大きな柱がドンっと3本立っていることです。頭をぶつけてしまうと大怪我につながる可能性があるため、防護マットを設置したいと考えています。2つ目は、自然光が入らないことです。もともと蔵だったことから窓が小さく数が少ないです。環境的な明るさというのは、子どもたちの心理面の明るさにも影響が大きくあるため、壁を明るく塗装したり、電気を明るいものに交換したいと考えています。3つ目は、1F奥にある井戸です。長年、こんこんと湧き続けているため、井戸の老朽化で亀裂が入り、近くの地面(コンクリート)から水が染み出してきています。また、井戸が近くにあるということは、自然の恩恵であるとともに一方で危険も伴います。そこで簡単に近づけないようにバリケードを設置し、井戸と床の補修作業も行いたいと考えています。あれやこれやと私たちの想いばかりを伝えてきてしまいました。皆さまのおかげでようやく校庭ができる…!!という喜びと同時に「トイレが…」「一階が…」と大きな壁が立ちはだかっているのが私たちの現実です。【元酒蔵】という場所を私たちが学校の校舎として選んだ以上、こうした改修からは逃れられないのは宿命。だとしたら、校舎づくりもまた子どもたちを巻き込んで、みんなでわくわく未来を描いていけたら…それは子どもたちにとっても財産になるのではないか。ひとつひとつ変わっていく学校を喜んでいる子どもたちをみていると、そんな風にも思えてきます。あと28日という時間に、希望をかけて…!ここのね自由な学校初クラウドファンディングのネクストゴールをトイレの新設費用の300万円を足して、450万円に設定したいと思います!!!どうぞ、これからも引き続き応援していただけると嬉しいです!!!校舎未来予想図:スタッフバンちゃん作【元酒蔵】を学校にするには、多くの課題があります。それらのほとんどが自然現象によるものです。しかし、私たちはそれをマイナス面と捉えるのではなく、「循環する暮らし」を思い出すキッカケになると考えています。沸き続けている井戸の水を増設するバイオトイレの水として利用すれば、新たに水道を繋げることが不要になります。その排水は現代のバイオトイレの技術によって、畑にまた再利用できるかもしれません。その畑では、子どもやスタッフ、保護者がいっしょになって野菜を育てて、収穫もできるでしょう。最後には、給食としてまたありがたくいただくことができます。こんな環境が当たり前にあれば、「いただきます」に込められる想いが自然と変わってしまうはずです。ここのねに入学したAさんは、入学早々こんなことを言っていたそうです。「ここのねって、なんか大家族みたい。温かいんよな。」ここのねは学校でありながら、学校ではないのかもしれません。「何を学べば優秀になれるのか?」という能力主義の教育ではなく、思いっきり遊び、やりたくなったことに学び・没頭する、人間としての本来あるべき姿を取り戻すことこそが、ここのねの役割だと思っています。わたしの心の根っこが十分に満たされれば、周りの人にも手を差し伸ばすことができます。助け合うことができます。誰かが苦手なことだって、わたしの得意で解決できるのです。その繋がりは巡りめぐって、地球の環境を本来あるべき場所に戻すことにつながるかもしれません。子どもとスタッフ、保護者や地域の人、ボランティアさん、そして何より日本中でここのねを支援してくださった皆さんがゆる〜くつながり合い、そして学び合うことで、A君が教えてくれたように「ここのねは大家族」を実現できると思うのです。その第一歩を、このプロジェクトによって踏み出すことができました。皆様のおかげです。未来はまだ先にあるけれど、その未来に近づく大きな大きな一歩目です。この度は、心からのご支援をいただき、本当に本当にありがとうございました。最終日になるときまで、ここのねの未来のために私たちは走り続けます。まだまだ未熟な私たちですが、今後とも温かいご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。ここのね自由な学校 関係者一同(2021年11月15日追記)