大日本弓馬会では、競走馬だった馬や、乗馬クラブで馬場馬術をやっていた馬、障害を飛んでいた馬、スポーツ流鏑馬をやっていた馬など、様々な経歴を持つ馬たちに活躍してもらっています。大日本弓馬会の流鏑馬は、現在でも数百年前と同じ規格(馬場の長さ、的と的の間の距離など)で行っているため、正直なところ、小柄であまり足の速くない和種馬の方が流鏑馬向きではあります。しかし、大日本弓馬会では、和式馬術の技を磨き、サラブレッドなどの足の速い馬にも対応できる技術を身につけることを目指して稽古に励んでおります。そのため、現在も時折ですが、トウショウボーイの孫が流鏑馬に出場しているほか、数年前まではメジロマックイーンの子が流鏑馬でエース格を張っていました。また、目下エース候補として稽古中の馬は、数か月前まで競走馬だったサラブレッドです。今日は、馬についてお伝えします! 稽古は毎週日曜日の朝から行われます。稽古が始まる前、道具類の準備を終える午前8時頃に馬運車が到着します。毎週、御殿場から来てくれるので出発は早朝です。お疲れ様と馬たちを労います。上の写真は馬を降ろす準備をしているところ。扉が開くと…、いるいる。源太産衣(げんたうぶぎぬ)号。和種の血を引いていますが、アパルーサの血が強く出たせいか、巨躯となった16歳。2012年6月に大日本弓馬会にやってきたときは暴れん坊でしたが、最近はすっかりベテランの風格。尻尾を立てて走ることで有名です。実は本気で走ると超快速馬なのですが、最近は手を抜くことを覚えたようです。行事本番の朝稽古(09:00~10:30頃)で本気モードが見られます。良かったら是非!薄金(うすかね)号。和種の血を引いているはずですが、詳細不明の16歳。小柄な牝馬。スポーツ流鏑馬の経験があり、2019年10月に大日本弓馬会にやってきて、いきなり2週間で初陣を飾った即戦力。大日本弓馬会の流鏑馬では「乗りやすい馬」扱いされていますが、スタート前は暴れ回るし、小柄ながら走ると速いしで、そんなに簡単な馬ではありません。悪さをしない素直な子ですが、牝馬に対しては蹴りをかます怖い一面もあります。皇子(おうじ)号(写真右)。2021年3月から大日本弓馬会の稽古に参加している新馬ですが、御年19歳。馬場本でスタート前に嘶く癖があり、すっかりトレードマークになりました。素直に誘導に従い、走ると反動は固いものの、そこそこ速いという非常にありがたい馬です。大日本弓馬会の流鏑馬では「乗りやすい馬」扱いされていますが、機嫌を損ねるとテコでも動かなくなるという強情っぱりでもあります。八龍(はちりゅう)号。二代目八龍です。初代は流鏑馬を引退したものの、まだ健在で、乗馬としてオーナーさんに可愛がられながら穏やかに暮らしています。初代八龍とよく似ていることから、間違い防止のため「二代目八龍」と呼ぶことにしています。9歳のサラブレッドです。数か月前まで競走馬でしたが、引退して洋馬の調教をされていたところ、2021年5月から大日本弓馬会の稽古に参加するようになったばかりの新馬です。初めて和鞍を載せるときに暴れ、馬場では真っ直ぐ走らず、三の的を過ぎた後も加速を続けるという、流鏑馬に不慣れな部分が全開で吹き出している状況です。当然ながら走力は高いので今後に期待です。難しい馬を乗りこなしてこそ、という射手の矜持を胸に、稽古に励みます。月数(つきかず)号。二代目月数です。初代と同じ月毛であることから命名されました。初代は他界しているため、単に月数と呼んでいます。和種の血を引く12歳。小柄な牝馬です。2021年6月から大日本弓馬会の稽古に参加するようになったばかりの新馬ですが、スポーツ流鏑馬の経験があり、即戦力です。これら5頭と、他に1~3頭が流鏑馬に出場することが多いです。稽古も主にこの5頭で行うので、皆さんが御覧になる機会が多いのも、この5頭になると思います。どうぞお見知りおきくださいなお、馬にはそれぞれ個性があり、走り方も性格も違います。また、経歴も、競馬を成績不振で引退せざるを得なくなった馬、速すぎてスポーツ流鏑馬からはじかれた馬、出自不明の馬など色々です。大日本弓馬会では、馬を大切にしています。コロナ収束後に実施を計画している稽古見学などでは、色々な馬たちに会えるようにしたいと考えていますので、楽しみにしていてください。目標金額350万円【2021年12月15日(水)まで】伝統の技、流鏑馬の馬場に散水用設備、更衣室と日除けを!安心して稽古を続けるためにhttps://camp-fire.jp/projects/view/449211




