2021/07/26 10:47

ご覧いただきありがとうございます。

あっという間にあと6日…クラウドファンディングの勝手がわからないままですが、頑張って駆け抜けていきたいと思います。お知り合いに甘口日本酒やワインがお好きな方がいらっしゃれば、是非お知らせいただければ嬉しいです。


申し遅れました、本シリーズのプロデュースを担当しております 伊藤です。

酒蔵に生まれ幼少期から酒造りの現場を身近に育ち、食品をめぐる環境に興味を持ちました。東京農業大学で食料環境経済学を専攻し、認定1級フードアナリストとして、コラボ商品の開発や地方創生に向けた活動を行っています。初代ミス日本酒三重、クイーン四日市など 地元三重や四日市のプロモーション活動も行ってきました。現在は、コラボの促進やこれまでの経験や情報を発信するサイトの立ち上げを準備しています(10月オープン予定)。

そんな私が、3年かけてプロデュースしてきたのがこの新しい日本酒。

2013年、渋谷での貴腐ワインの幸せ感あふれる甘味とソムリエの方の語っていただいた造り手の想いに感銘を受け、それ以来、甘口の日本酒やワインを好んで飲むようになりました。原酒や原酒に近い状態でも低いアルコール度、濃厚な甘みと酸味のバランス、土地の力を感じる地域性が特徴の、貴腐ワインやアイスワインのような甘みが特徴の極々甘口の日本酒です。


 今日は、この日本酒を一緒に盛り立てて下さっている農家さんをご紹介します。

三重県四日市市の株式会社うつべ農園さん です。

新規就農者として四日市市で農業をはじめて10年、平成30年に法人化。現在は、10代から30代の若いスタッフのみなさんが米作りを中心にした農業を行ってみえます。地域農業の発展や地域との交流・若手農業者の育成などにも積極的で、新規就農の応援もされています。


農業の地域の「生活」や「命」を守る存在としての役目も重視しており、地域の方と一緒に自然について考えたり、こどもたちに農業の大切さを伝えたりする活動もされています。授業を通じて「農業を理解してほしい」ということはもちろん、「食べ物を大切にしよう」想いや、食べ物がどうやって生まれて、食卓に並ぶのかその過程も伝えています。


当社との出逢いは2018年。エピソードを聞いた人が必ず驚く、奇跡的な偶然が始まりでした。当時は食用米・飼料米を生産されていましたので、酒米は新しいチャレンジでしたが、現在は4年目の酒米が元気に育っています。


酒米の栽培は、旨みがしっかりでる酒米を作るんだー!と様々な工夫をしていただいているんです。例えば↓の内容みたいなことなんですが、米作りの奥深さを感じています。

・面積の小さな田で全体がしっかり見渡せ、稲の顔が理解できる圃場で栽培

・用水でなく、酒造りと同じ鈴鹿山脈の伏流水を引き込んで栽培

・中間産地の地形の農地を利用することで、寒暖差による登熟負担を軽減

・殺虫剤などは使わず、最低限の農薬のみを使って栽培


この代表の上 麻里(かみ まり)さんがまたすごい方で、私も大好きな方なんです。文字だけで伝えきれないのが、なんとも悔しいのですが、、、本当に前向きで、パワフル。たくさんの人を巻き込みながら進んでいく姿にはいつもパワーをいただいています。


こんな素敵な農家さんで作るお米で作るお酒、上代表曰く、稲作農家希望の若手農業者を育てるプロジェクトにも一役かっているとか。是非、甘口日本酒や甘口ワイン好きな方に飲んでいただければ嬉しいです。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。