【改築報告②電気がついた!庭が綺麗になった!!】okudo中村屋のクラウドファンディングにご支援いただいている皆様。そして、お気に入り登録をたくさんの方にしていただき、ありがとうございます。中村舎の改築がどんどん進んでいます!2月の中頃にクロスの張りが終わり、電気工事が入りました。厨房にも照明が入り、素敵なキッチンにー!!これは夢まで見た『オサレな古民家カフェ』みたいではありませんかー♡♡♡そして、玄関口には美濃和紙でオーダーメードで作った100センチの大型ぼんぼり提灯も設置されました☆この照明は、岐阜県美濃市にある『彩館』という美濃和紙を使ったオーダーメイドで照明を作ってくださるところに、中村舎メンバーみんなで訪ね、あーだ、こーだ言いながら決めた照明です。とにかく中村舎のシンボルになるような照明を作ろう!と製作者の方々といろいろ話し合い、大きさや和紙の種類を決めました。出来あがって設置するとピッタリ!とても良い出来に感動しました。やっぱり和紙の温かみが古民家に合いますね♡他にもいろいろと素敵な照明を買ってきたので、店内に飾るのが楽しみです♫(↓彩館さん)(↑美濃の古い街並み探索&お食事勉強にも♡)そして、大かまどを照らす照明もスイッチON♫なんと、これまで薄暗い中に佇んでいた竈門が『えへん!』ととても立派に見えるようになりましたよ。中庭も草やバランス崩れた灯籠がありましたが、土建屋さんにお願いして綺麗さっぱり!防草シートも分厚いのを敷いていただいたので、草取りも少し楽になるかなー♡大きな根っこも出てきて、職人さんもびっくりだったそうです。。。(ビフォアー)あとは、水道屋さんに手洗いやシンクをつけていただき、ガス屋さんに給湯器を付けて頂いたら設備の方は完成となります。地元で頑張られている職人さんやそれを受け継いで頑張っている若手にお会いできて、いつも元気をいただいている私たち。完成が楽しみです♫(文:山崎)
かまどでご飯を炊いて味わうことだけではなく、「昔の暮らしが体験できる」ことも、中村舎が果たしたい大切な役割です。いなべ市に限らず、地域で昔からある技術や知恵は高齢化により、徐々に失われています。失われつつある技術や知恵を紡いでいくための取り組みの一つが、okudo中村舎で開催している「季節の食仕事」や「藁草履体験」などのイベントです。「季節の食仕事」は、地元のおばあちゃんに来ていただき、季節ごとにその地域で食べる郷土料理を教えてもらうイベントです。「藁草履体験」では藁をない、藁草履を作っていく過程を体験できます。いなべ市では藁草履を履いたことがある人はいても、編める人は少なく、師匠を見つけ出すのも簡単ではありません。しかし、藁草履を編めるよう師匠に弟子入りし、練習を重ねた結果、藁草履も上手に編めるようになりました。okudo中村舎ではこれ以外にも昔の暮らしを体験できるさまざまなイベントを開催しています。いなべ市内のサマースクールの一環として「かまど体験&おむすびつくり」「蔵探検」も実施しました。有名シェフを読んでの食事会や、外国人の方をお迎えしての日本文化体験なども行い、2021年9月には三重テレビでも特集されました。okudo中村舎クラウドファンディングのリターンとして、「かまど体験」や「藁草履体験」をはじめ、昔の暮らしを体験できるさまざまなイベントもご用意させていただいております。気になる方はぜひ体験してみてください。(文:城裕介)
みなさま、温かいご支援ありがとうございます。今回は中村舎最大の魅力ともいえる『おくどさん』を紹介します。三重県や関西ではかまどのことを「おくどさん」とよんでいます。おくどさんの由来は諸説ありますが、食事の神様の『久度の神』が語源のようです。日本全国に古民家はたくさんありますが、おくどさんでお料理できる家は日本全国探してもそう多くありません。中村邸には、お風呂ほどの大きな二対の大かまどと、日常用に使う三ツ口かまどの二つがあります。特に大きな二ツ口かまどは日本全国探してもそう残っていない貴重なものです。昔、村中の人が中村邸に集まり、お葬式や結婚式のときにこの大きなかまどを使って、大量のお味噌汁やお湯を沸かしていた様子がうかがえます。中村舎はもともと産院だったため、お湯を温める目的でも使われていたのでしょう。日常用の三ツ口かまどは、最初煙突がなく屋根もふさがっていたため、使えない状態でした。しかし、いなべ市のストーブ作家さんに依頼し使えるように。今中村舎で美味しいかまどごはんを炊くために、利用しています。「はじめチョロチョロなかパッパ。赤子が泣いてもフタ取るな」この言葉は江戸時代に生まれ、美味しいご飯を炊くための火加減と手順を伝えたものです。最初は手間取っていたものの、今ではこの言葉を口ずさみながら、スムーズに美味しいご飯を炊けるようになりました。炊き立てのご飯は何のおかずもいらないぐらいの絶品です。しかし、おくどさんを使えるようになったものの、飲食店として使うためには、飲食店として許可を取るための改装工事をする必要があります。改装中の様子は前回の活動報告をぜひご覧ください。okudo中村舎改築リポート①完成後は、こちらのおくどで実際にご飯を炊く様子もご覧いただけますよ。『かまど炊き体験』(別途料金)もできます。親子やお友達と、かまど焚きにチャレンジしてみてください。(文:城裕介)
【okudo中村舎改築リポート!】中村舎を飲食許可を取るために、2022年1月10日から台所土間の改築工事が始まりました。大工さんは、地元では腕利きと有名な西村さん。材木は、いなべ市では1番大きいと言われる大兵材木店さんにお願いすることにしました。できるだけ、地元の方の力を借りたい。そんなメンバーの想いで、お願いしました。西村さんは、御歳76歳。それでも、若者より元気で1人で全ての作業をコツコツ。コツコツ進めていきます。古民家のリフォームは難しく、寸法が全然合いません。家は傾いてるし、柱も傾いてるし、でも水平をとっていかなくてはない。とても細かく、調整技量のいる作業ばかりです。『こんちくしょー!』『あかん!あかん!はまらんわ!』えっ?!独り言??と思うぐらい大きな声で怒っている声が聞こえて、最初はビックリしました。でも、そのうち西村さんがこの中村舎の家と対話していることに気がつきました。どうしても上手くいかないところは、無理をしない。他の方法がないかと、ずっと考える。その繰り返しで、なんと1ヶ月もたたない内に、1人で大工仕事を終わらせてくださいました!早いー!!『こーいう家は、いらんことはしたらあかん。200年ずっとこのまま建っていることを大事にせなあかん。』その言葉がとても印象的でした。そして、お茶を出す中でいろんな話を西村さんとしました。『人間みたいな賢いものが、なんで人を殺し合う戦争なんかするんかわからん。なんで戦争の関係ない女や子どもが殺されやなあかんのや。人間という知恵の持つものは、そんなことはしたらあかんのや。食べ物もなくて死んでいく子どもがたくさんいる中で、戦争したり、食べ物を捨てたりすることはあかんのや。なんでこんな社会になっとるんか、俺には分からん。』その話を何度も何度もされていました。その度に私は『人間ってなんなんだろう。』『平和な暮らしって、なんなんだろう』そんなことを考えさせられる深い会話が、私のとても大切な時間でした。西村さんは頭が低く、全てのことに感謝させる方です。そんな素晴らしい西村さんに、中村舎の改築をお願い出来たことに心から感謝します。そして、そんな西村さんの息吹をたくさん吸った台所は、美味しい食べ物をたくさん作って、人を幸せする場所になること間違いなし!と思っています。台所には、私が解体される築100年のお家から頂いてきた建具が、あたかも最初からそこにあったかのように、ピッタリ収まるように大工仕事が完成していました。西村さん、本当にありがとうございました!そして、次は内装工事に今週から移っていきます。板金屋、クロス屋さん、水道屋さん、電気屋さん。だいたい来週中(2月16日ぐらいにはほぼ完成するそうです。その前に!!壁を塗らなければ!!と2月6日(日)に急遽人を集めて、みんなで撥水塗装や水性塗装を約10人で1日がかりで塗りました。マスキングテープで養生をして、下には新聞紙を敷き詰めて、ローラーの人、太ハケの人、細ハケの人で仕事を分担して、淡々と塗る。これが、めっちゃめっちゃ面白い!!!楽しく、真剣になりすぎて、何故か無口になってしまう(笑)みんなが黙々と塗る。ひたすら塗る。もっと塗りたくなるからどこが塗れるか探す。ちょっと乾いてはまた塗る。シンナー臭くても、外が大雪で手が悴んできても塗る。そんなみんなの力もあり、なんとか無事に塗り終えることができました!そして、みんなでお昼ご飯♡みんなの息吹。みんなの手。みんなの想い。そんな温かい気持ちがたくさん詰まった中村舎になりそうです。完成をお楽しみに!!改築リポートはまだまだ続く!okudo中村舎 山崎もとこ
みなさまのご支援ありがとうございます。2月3日には累計1,038,990円、140人の方にご支援いただきました!CAMPFIREのページでも『急上昇プロジェクト』としてトップページにアップされ、全国の方々にご覧いただけています。中村舎スタッフ一同もみんな大喜びでした。多くの方に「応援したい」と中村舎に共感してくださっていることが、多くのご支援をいただいていること以上に嬉しく思います。今後もみなさまのご支援、シェア、よろしくお願いいたします。中村舎はどんな場所なのか、どんな人が関わっているのかなど、紹介しきれなかったものをここではお伝えしていきます。今回紹介したいのは、中村舎に関わって下さっているメンバーについてです!といっても中村舎にはアルバイトや社員はいません。それぞれ個人で独立し、それぞれの強みを生かして中村舎に関わっています。まるさん中村舎と同じ藤原町西野尻地区に在住。毎月開催している食のイベント「季節の食仕事」担当。まきさんまるさんと同じく「季節の食仕事」を担当。いなべ市藤原町篠立に13年在住。城いなべ市に移住したWebライター。中村舎の番人。中村舎ではコワーキングスペースの受付担当などを担当。この活動報告も担当しています。和田さん夫婦でいなべ市に移住。Webデザインを担当。クラファンのページ作成などもしてくれました。和田くん和田さんのご主人。中村舎の力仕事担当。中村舎の修繕で大活躍してくれています。隈元さん中村舎の畑担当。四日市からいなべに通ってくれています。中村舎のお留守番もしつつ、たくさんの人を中村舎に呼んでくれました。斉藤さん裁縫が得意で中村舎関連のものも助けてもらっています。やまちゃん中村舎の代表のやまちゃん。中村舎のことはこの人なしでは語れません。以上が中村舎のメンバーです!それぞれのメンバーの「中村舎を盛り上げたい」という気持ちや知恵が中村舎を支えています。