7月31日より着工した修復作業が8月3日を持って無事完了しました。
まずはアタカ造船所の職人さんを紹介させてください。
アタカ造船所から職人:左)西本俊行さん(36)右)佐藤紘一さん(37)お二人はホテル風水に住み込みして朝から日没まで作業していただきました。
前回は破損個所の切り抜きまでご紹介しました。
意外と船体の船底が薄い事にびっくりしました!FRP(エフアールピー)ってすごいんですね!
職人さんが乗ってもビクともしてません。
ここが破損するって・・・。どんだけの負荷がかかってたんだろう・・・。
注:FRPとは・・・繊維と樹脂からなる複合素材です。樹脂を強化する繊維の種類により呼称が変化します。
今回使用したのはガラス繊維が多い(グラスファイバー)GFRPという事で作業工程を職人さんの携帯で撮ったもので見せて頂きましたが簡単に説明すると、
①船体の破損部分をカット
②外からベニヤ板で固定する。
③中からFRPを貼る(液状化したもの?)
④乾いたらベニヤ板をはずす。
*船内から見た画像
*船外から見た画像
⑤船体内側に補強材をつける。(アバラ骨みたいにつけてました。)
⑥さらにその上からFRPを貼る。
⑦最後に同色のペンキを塗る。
いや~もう全然破損してたなんて分からないレベルです。
職人技すごいです!
この修理を通して一番良かったことは最後に西本さんが「今度は家族と来ます♪」とおっしゃって頂いた事です。
そして「これは父さんが直した船だ」と乗って頂き、お子さんはいずれ「おじいちゃんが直した船だよ」とストーリーは刻まれるのです。←妄想しすぎ(笑)
そして何よりこれは「皆さんの寵愛を受けた船」「皆さんのストーリーが刻まれた船」になります。
不思議ですね。「いさを号」を直してたくさんの方に秋の遊覧船を乗って頂こうと思っていたことが、巡り巡って宿泊再来に繋がるという流れ。「いさを号」は然別湖にとどまらず、この空と繋がってる場所にいる皆様の記憶に波を与え、またこの地に皆さまを導いてくれる手助けをしてくれたのでしょうか。
まだ最後までご支援&情報の拡散をお願いいたします。
当初の予定より大幅に出費が増えてます。船修繕のみで240万の見込みです。
All in型という事で遂行しなくてはいけませんので、バリアフリー、コロナ対策も別途費用が掛かります。
すでにご支援頂いた方には拡散を、迷ってる方や知らない方には是非ご協力をお願いいたしますm(_ _)m