カンボジアのスバイリエン州での先進的な取り組みをご紹介します。
学校は、スバイリエンの街の中心部にあります。
教員養成大学36期生の数学の実習授業を参観しました。
何やら、子どもたちは、緑、黄色、赤のカードを手にしています。
先生が問いかけると、子どもたちの手が挙がります。言語教育の充実が課題とされるカンボジアで、これほどまでに自らの意見が言えるのはすごいとしか言いようがありません。
カンボジアでは、意見を言う時には、先生に両手を合わせます。
子どもたちに課題を与え、主体的に考えさせる授業ですね。
個人で考えを確かにさせる場です。教室が、学びの空気に満ちています。
そして、指名を受けた生徒は前に出て、自分の意見を周りに伝えます。周りの生徒たちは、じっと聞き入ります。
意味が分かりました。緑のカードは、同じ考えです。
おや、一人黄色のカードを挙げている子が・・・。どうやら、付け足しのようです。
クラスの子どもたちが良く育っているので、実習生たちも授業がやりやすいようです。
このクラスの担任の先生がこちらの女性。
カンボジアで、これほどまでに集中して授業に取り組んでいる姿を見たのは、初めてのことで大変驚きました。
授業後、数学担当のセイハー教官から指導を受けます。
このような場で実習できることは素晴らしいことです。担任の先生にお伺いしたところ、他州で取り組んでいるのを参観して、取り入れてみたとのこと。
ううむ。この学校の取り組みを、多くの学校の先生方にも見てもらいたいと思いました。
最後に、校長先生、副校長先生にも、学校の取り組みに感謝の言葉をお伝えしました。
日本で言えば、研究校のような感じでした。カンボジアにも、このような先進的な取り組みをしている学校があることをご紹介させていただきました。
先生方の取り組み次第で、子どもたちはさらに育っていきます。
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