最近、人は何にお金を払っているかを考えています。
例えば
カフェのコーヒー¥550
これはコーヒー代だけでなく、友達やパートナーとの会話や休憩などゆったりとした空間でいい香りを嗅ぎながら、30分満喫する時間に対して550円払っています。
なので、テイクアウトで渡されるコーヒーが550円だと、それなり良いコーヒーじゃないと人は納得しません。地代でなく商品原価で勝負することになります。
温泉¥1600
今の時代、いい湯なのは当たり前です。これは景色や日常とは違った風呂の形、大きさなど非日常に1600円を払います。
アイドルとツーショット写真¥5000
美女の時間を10秒、自分のものにする
このように原価+付加価値をなんとなく潜在的に人は判断し、金額が高い安いを判断しています。問題は近年のインスタ映えなどのSNSの流行により、人類のほとんどの方が目からの情報力が高くなり、商品だけでなく、見た目の面白さや、その商品を使用している自分がどうみられているかなどが購入の判断基準になっています。
*商売をしている人には当たり前のことですみません。
では本題のレコ酒は?
僕は初めから日本酒を売るってことは考えていません。
去年の8月から考えているのは、レコ酒が玄関を入った瞬間からをデザインしています。
・配送されて玄関で受け取る
・やっと届いたと安心し、テーブルに置き、Twitterに『やっと来た』と呟く
・一旦箱の裏の商品のラベルを見て、『へぇ』と意味もわかって無いけど納得してみる
・シールを剥がすときに箱の表面が剥がれないように剥がす
・ゆっくり開け、ここで(感動ポイント①)
・中に入っているメッセージとスタッフ紹介を見て『へぇ』と無表情で横に置き瓶を取り出す
・一旦QRコードを読み込み、ランディングページを開き、音楽の冒頭30秒くらいを聴き、飲むときにゆっくり聴こうと思い、ページを消して、瓶と箱の写真を撮り、日の当たらない場所にしまう
・後日、仕事が落ち着いて気分の良い日におつまみを用意し、レコ酒を楽しむ
・高級な日本酒なので、今日飲んで良いのかと葛藤を少しするけど結局開ける
・見た目を楽しみ、酒を楽しみ、ほろ酔いで落ち着いた頃に音楽を聴き始める(感動ポイント②)
・飲み終わり、洗い物をし、瓶もゆすいで乾かせる
・翌日、乾いた瓶を箱に戻し、中が見えるようにニトリのタンスの上に飾る
・そして後日、お世話になった方や仲のいい人のお祝いの日にプレゼントしようとQRコードをもう一度読み込み、ページ内にある販売ページに入り、レコ酒で誰かをお祝いする(感動ポイント③)
ここまでを考えて、その流れになるように商品を作っています。
ですが、
僕の最大の感動ポイントは
皆様がレコ酒でほろ酔い、笑っている姿を見たときです!
*盗撮しているということではありません
次回
箱サンプル完成!