高専防災コンテストにご支援いただき、ありがとうございます。2月18日(金)に第4回高専防災コンテストの最終審査会をオンラインで開催し、無事終了いたしましたのでご報告いたします。皆様のご支援のおかげをもちまして、コンテストを無事実施することができました。心よりお礼申し上げます。高専防災コンテスト公式HPhttps://www.bosai.go.jp/labo/ExtremeWeather/contest/contest_2021.html最終審査結果●最優秀賞:和歌山工業高等専門学校「土砂災害啓発を目的としたRPG防災教育教材の開発」●高専機構賞:木更津工業高等専門学校「避難所運営をサポートするITシステム Shelter Management And Support System 【SMASS】 」●防災科研賞:沼津工業高等専門学校「知の防災教育の推進と高専間防災ネットワークの構築」●気象災害軽減コンソーシアム賞:奈良工業高等専門学校「パイプハウスの台風対策」●特別賞:東京工業高等専門学校「清掃ロボの環境認識地図を活用した家屋内防災地図生成システム」※特別賞はクラウドファンディング支援者による投票で決定しました。
ご支援いただいているみなさま、このページをご覧いただいているみなさま、本当にどうもありがとうございます。 前回に引き続き、2ndステージに進んだチームを紹介させていただきます。各チームにアイデアの概要、今後の計画の説明とともに、意気込みを語ってもらいました。引き続き、高専生のチャレンジにご支援のほどよろしくお願いいたします。6.木更津高専 「避難所運営をサポートするITシステム Shelter Management And Support System 【SMASS】」 私たちの提案は、避難者、避難所運営者の負担を軽減するために、避難所での避難者情報の管理、防災物資の管理をサポートするシステムを開発し、新たな避難様式を創ることです。より多くの人に使ってもらうために、災害下での可用性、災害への即応性、避難者と運営者の利便性を重視したシステムの開発を目標としています。メンバーは全員2年生で経験も浅く、初めての採択で緊張しています。ですが、実際の社会で動く事を想定しシステムを作成することは授業で体験することができない貴重な経験であり、2nd ステージでのアイデア検証がとても楽しみでもあります。 四ヶ月間、チーム一丸でアイデアの実現に向けて取り組み、IT と防災の架け橋を創っていきますので応援よろしくお願いします。7.東京高専「清掃ロボの環境認識地図を活用した家屋内防災地図生成システム」 私たちはこの防災コンテストに”清掃ロボの環境認識地図を活用した家屋内防災地図生成システム”というアイデアで参加いたします。 アイデアの概要はルンバi7が持つ清掃用途の環境認識地図を利活用し家屋内の防災マップを生成するというものです。 私たちはこの企画で、日本の防災において後回しになっている部分、家屋一軒一軒の安全の確保の役に立てたらと思います。日本では地震による災害に問題があります。その災害から一人でも多くの人の役に立てるように、この4か月間に今まで培ってきた力を精一杯つぎ込んで頑張りたいと思います。8.奈良高専「災害時用情報通信システム」 私達が提案するアイデアは「災害時用情報通信システム」です。東日本大震災などの大規模災害が発生した際、様々な要因によりインターネットに接続できないという状況が発生しました。 しかし、このような災害発生時だからこそ、安否情報や被害規模といった情報の共有が重要となります。そこで私達は、災害時でも繋がりやすいと言われているサブギガ帯の無線通信を用いた、インターネットと独立した情報通信システムを提案します。 このシステムにより、自治体による情報収集や住民同士の情報共有が可能になると期待できます。有用なシステムの構築を目指して活動してまいりますので、応援を宜しくお願いいたします。9.松江高専「危険度を知るシステム」 対象地域は島根県です。島根県の課題は、県土面積に占める森林面積の割合が8割で、土砂災害危険箇所が全国で2番目の多さであることです。 チャレンジしたいアイデアは、マップの等高線と位置情報から、土砂崩れの様子をシミュレーションで再現するシステムです。まずシミュレーションしたい場所の写真を撮り、等高線から山の傾斜角度を求め、位置情報からxyz座標を取り込み、土砂の規模を算出し、最後に写真にARの形で再現されるシステムを考えています。 実際に土砂崩れが起きる様子を目で見ることで危険度を再認識し、防災に対する意識が向上する目的でこのアイデアを発案しました。
ご支援いただいているみなさま、このページをご覧いただいているみなさま、本当にどうもありがとうございます。おかげさまで目標金額の40%を達成することができました。心よりお礼申し上げます。引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。本日から、2ndステージに進んだチームを紹介させていただきます。各チームにアイデアの概要、今後の計画や意気込みについて報告してもらいました。2月までに、どのような検証結果をまとめてくるのか、今から楽しみです。引き続き、高専生のチャレンジにご支援のほどよろしくお願いいたします。1.和歌山高専 「土砂災害啓発を目的としたRPG防災教育教材の開発」 紀伊半島では、毎年台風の被害が発生しており、土砂災害の危険性が高いため、土砂災害に対する啓発や避難行動に対する学習が必要不可欠です。この活動では、小学校における土砂災害啓発及び避難に関する授業の副教材としての利用を想定し、ゲームの要素を取り入れることで、生徒が能動的に学習できる環境を実現し、学習の動機付けとなるようなコンテンツの開発を目的とします。 このようなコンテストに参加するのは初めてで、とても心配ですが、メンターやステークホルダーの助言や指導を頂きながら、最終審査会では良い発表ができるよう活動を進めていく所存です。よろしくお願いします。2.福井高専 「新しい避難訓練を考える Go Toドライブ避難の提案」 私たちのアイデアは、自家用車を使った避難【Go To ドライブ避難】になります。適切に車を利用して少しでも避難率を上げることにつながればよいと考えています。目標として、ドライブ避難の有効性を検討し、実用化や、別の避難方法を考える一つの事例になればよいと考えています。対象とする地域は、福井から全国へ!福井の自動車社会を活かした避難方法を考えていきたいと思います。「避難率100%!」を目指し、地域一丸となって頑張ります。3.沼津高専「知の防災教育の推進と高専間防災ネットワークの構築」 私たちは「知の防災教育の推進と高専間防災ネットワークの構築」に取り組みます。知の防災教育とは、有事における健全な認識、冷静な判断、迅速な行動には、まず災害を適切に理解することが重要と考え「知る」ことに重点を置いた学習型の防災教育のことです。 本企画では、富士山噴火に対する備えの意識の向上を目的に沼津高専の工学系5学科学生と教養科教員の協働という学際的アプローチで火山・噴火に関する防災教育プログラムを開発し、周辺地域住民に向けて防災講座を実践します. また,沼津高専寮生会が周辺自治体とともに組織している避難所運営委員会を全国高専に広め、平時・有事の両輪で相互に助け合える防災ネットワークを提案します。4.奈良高専「パイプハウスの台風対策」 本アイデアは農業に用いられるパイプハウスの防災案として,台風時のパイプハウスの浮き上がりを抑制できる新構造の提案を目的としている.浮上力の抑制方法として,パイプハウス頂部へ突起を付加する.この突起の付加による効果の調査として,パイプハウスの模型を用いた風洞実験によって浮上力の測定を行う.風洞実験で得られた結果をもとに最適な突起形状を提案する. このコンテストでは台風に強いパイプハウス構造の設計を通して,奈良県内の農家の方々の力になれるように頑張ります.そして,このコンテストを通してパイプハウス構造を奈良県だけでなく世界中で利用することで,世界中で食料の安定生産ができるようにしたいです.5.沼津高専「拡張現実を用いた災害時避難支援アプリケーション」沼津高専電気電子工学科です。私たちのアイデアは拡張現実を用いた災害時避難支援アプリケーションです。外出先や夜間などといった、避難訓練では訓練しきれない災害発生後の悪状況下における避難支援を行うモバイル端末向けのアプリケーションの開発をしています。具体的にはロケーションベースARを用い、モバイル端末のカメラをかざした方向にある避難所の名称と現在地からの距離を実際の風景に重ねて表示し、避難者に情報を提供します。現時点ではまだ静岡県の限られた市でしか使用できませんが、これから使用可能エリアの拡大と、機能向上により本アプリケーションの実用性を高められるよう努力していきます。(その2に続く)
高専防災コンテストのクラウドファンディングにご支援いただき、ありがとうございます。2ndステージに進んでいた10チームのうち、松江工業高等専門学校「高齢者用避難行動把握デバイスの開発」について、代表者より、諸般の事情により2ndステージを辞退したい旨申し出があり、コンテスト事務局に受理されました。辞退に伴う繰り上げは行わず、9チームが2ndステージのアイデア検証に臨むこととなります。2ndステージ進出校● 和歌山工業高等専門学校 「土砂災害啓発を目的としたRPG防災教育教材の開発」● 福井工業高等専門学校 「新しい避難訓練を考える Go To ドライブ避難の提案」● 沼津工業高等専門学校 「知の防災教育の推進と高専間防災ネットワークの構築」● 東京工業高等専門学校 「清掃ロボの環境認識地図を活用した家屋内防災地図生成システム」● 松江工業高等専門学校 「危険度を知るシステム」● 木更津工業高等専門学校 「避難所運営をサポートするITシステム Shelter Management And Support System 【SMASS】」● 奈良工業高等専門学校 「パイプハウスの台風対策」● 奈良工業高等専門学校 「災害時用情報通信システム」● 沼津工業高等専門学校 「拡張現実を用いた避難支援アプリケーション」辞退● 松江工業高等専門学校 「高齢者用避難行動把握デバイスの開発」引き続き、防災コンテストでの高専生のチャレンジへ、ご支援よろしくお願いいたします。令和3年11月11日独立行政法人国立高等専門学校機構
2021年8月10日(火)から2021年10月8日(金)まで、1stステージの募集を行ったところ、21件の応募がありました。審査委員による厳正な書類審査の結果、そのうち10件を2ndステージ進出提案として採択しました。2ndステージでは、 2022年2月4日(金)までの期間、自分たちのアイデアを地域で実現するための課題は何か、それをクリアするためには何が必要か、アイデア検証を行い、その成果を報告資料とプレゼンテーション動画として提出します。アイデア検証のために多くの活動経費がかかる2ndステージ、少しでも多くの高専生が自分たちのアイデアを実現に近づけられるよう、より一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。2ndステージ進出校(応募受付順)● 和歌山工業高等専門学校 「土砂災害啓発を目的としたRPG防災教育教材の開発」● 松江工業高等専門学校 「高齢者用避難行動把握デバイスの開発」● 福井工業高等専門学校 「新しい避難訓練を考える Go To ドライブ避難の提案」● 沼津工業高等専門学校 「知の防災教育の推進と高専間防災ネットワークの構築」● 東京工業高等専門学校 「清掃ロボの環境認識地図を活用した家屋内防災地図生成システム」● 松江工業高等専門学校 「危険度を知るシステム」● 木更津工業高等専門学校 「避難所運営をサポートするITシステム Shelter Management And Support System 【SMASS】」● 奈良工業高等専門学校 「パイプハウスの台風対策」● 奈良工業高等専門学校 「災害時用情報通信システム」● 沼津工業高等専門学校 「拡張現実を用いた避難支援アプリケーション」