12日(日)にご飯の試し炊きを行いました。藁の乾燥炊きで、かまどの熱容量が大きく、なかなかかまどの温度が上がらないことを経験していたので、左官の三好さんのアドバイスで始めに炭を熾し、かまどを少し予熱してから、炊き始めました。そのおかげで12分で沸騰し、大変おいしくご飯が炊けました。おいしい炊飯の方法は、科学的にとてもよく研究されており、炊き始めて4分間は弱火、その後は強火で8~12分の間に沸騰させるのが良いと言われています。目標にしていた12分以内の沸騰をクリアし、まずは上々の炊きあがりでした。その模様を東海テレビが取材してくれて、明日の「ニュースOne」の中で放送されます。大きな緊急ニュースが入るとオンエアされないかもしれませんし、16:50~19:00という長い放送時間のどこで流れるのかも分かりませんが、お時間がありましたら、ぜひご覧ください。(髪の毛を振り乱してメシタキしていると思うので、とても恥ずかしいのですが。)
12月4日、午後より1回目の乾燥焚き(100℃6時間)を行いました。7つの釜口すべてに鍋や羽釜を置き、水を張って、藁を焚きました。藁はあっという間に燃え尽きて消えてしまうので、5つの焚口で燃やし続けるのは大変で、かといって、どんどんくべ続けると温度が上がりすぎ、なかなか難しい作業でした。焚き始めて2時間ほど経って、かまど全体が温まると、温度も安定しやすくなり、作業に慣れたこともあってうまく行えるようになりました。7時過ぎに作業は終了しました。明日は2回目、150℃6時間、お昼ごろから行う予定です。
昨日、煙突の取り付けが終わり、かまどが完成しました。断熱煙突の周りに以前使われていた土管の煙突を化粧に被せました。本日、近くの業葉神社の宮司さんに来ていただき、火入れの神事を執り行いました。明日の午後、かまど内部を乾燥させるため、藁焚きを行います。いきなり高温で薪をくべるとかまどが割れてしまうため、最初はかまど内部が100℃以下で6時間、2回目は150℃以下で6時間、3回目は200℃以下で6時間、藁を焚きます。焚口が6つもあるので、温度調節がうまく行えるか心配ですが、明日チャレンジします!
本日、クラウドファンディングの最終日を迎えました。煙突の仕様を断熱煙突に変更し、納品が遅れたため煙突がつけられずにいましたが、やっと本日から煙突工事に入ります。屋根に穴を開け、煙突を抜かなければならないので、天候に左右されますが、2~3日で完成予定です。完成後はかまど内部を乾燥させるために、藁を少しずつ低温で6時間燃やすことを繰り返し、12月中旬には試し炊きが行える予定です。皆さんに応援していただいて、ネクストゴールまでもう少しのところまできています。温かいご支援に感謝するとともに、ご支援の輪を今一歩広げていただけるとありがたいです。
昨日、東海テレビの取材を受けました。かまど内面の漆喰塗りの仕上げ作業の様子を撮影して行かれました。かまどが完成してご飯を炊く様子を撮影した後、母屋1階にオープンしたフレンチレストラン「HANROK」さんと12月に西棟にオープン予定のバームクーヘンの工房と併せて紹介されるので、放送予定はもうしばらく先になります。本日の作業でかまどの本体部分は完成しました。あとは、2015年の改修時にふさいでしまった屋根の煙突穴を再び開けて、煙突を立てる工事になります。初め、ブリキの煙突の周囲に今まで使われていた土管の煙突を断熱の目的も兼ねて被せる予定でした。しかし、複数の土管が破損しており、屋根上部までの長さが足りず、貫通部の処理のため、内筒に断熱煙突を使う必要が生じました。現在、発注をかけておりますので、煙突工事は遅れる見込みです。