2021/10/29 13:01
かまどの解体調査で建造時の構造が明らかにできなかったため、どのような構造で再建するか大いに悩みました。解体前のかまども1つの焚口で2つの釜を加熱する構造が見られたことから、宇都宮三郎の築竃論の考え方を取り入れ熱効率を向上させるとともに、今後の使い勝手も考慮して設計を決めました。
AとB、CとD、EとFは1つの焚口で2つの釜を加熱する方式ですが、赤線の箇所はレンガで開閉できるようにし、A、E、Fは単独でも使用できるようにしました。AとCは容量が大きいため、通常はE、F、Gを使うことになると思います。
現在、すでに工事に入り、左官さんがレンガを積み上げています。