こんにちは。メンバーの晴一朗です。
僕は去年の4月までヤンゴンに住んでいた。
コロナで東京に一時帰国した後も、ヤンゴンのインターナショナルスクールのオンライン授業をずっと受けてて、いつになったらヤンゴンに帰れるのかなと思っていた。
授業中のできごと
今年の2月、クーデターが起こったあとは、ヤンゴンではインターネットがうまくつながらなくて、授業に参加できない友達も増えた。
ある日、授業中に友達がチャットで「家の前で兵士が銃を持ってる!どうしよう!」と言ってきた。
すぐにほかの友達が「窓から離れて」とか「声を出さないで」と返信したけど、僕は何て言ってあげたらいいかわからなかった。僕だけが平和なところから授業に参加していたのはイヤだった。
次に会う日まで
その後、僕は東京で中学校に入学した。新しい友達や先生になるべくミャンマーの話をするようにした。
僕は次にいつミャンマーに行けるかわからない。でもまたヤンゴンの友達には絶対に会いたい。その時までに僕は東京の友達にもっともっとミャンマーのことを知ってもらいたいと思っている。
(木中晴一朗)
ー保護者よりー
大人ができること
何事にも幼かった息子が、自分のことばかりではなく周囲のために何ができるかということに目が向き始めたように、ミャンマーでの様々な出会いや経験は私たち家族の考え方にも大きな影響を及ぼしたように感じます。
「ヤンゴンかるた」のクラウドファンディングにおいては、私たち保護者も返礼品選びにアイディアを出したり、ミャンマーに関わる場所にリーフレットを置いていただいたりといったサポートをしていますが、あくまでもプロジェクトの中心となるのは若者たち。これからも彼らの活動をすぐ近くで精いっぱい応援しながら、見守っていきたいと考えています。
プロジェクトの終点は
クラウドファンディングが開始され、多くの方々に温かいご支援をいただいています。どのご寄付も大変にありがたく、またメッセージにも励まされています。同時に、私自身も今まで社会に対してどう向き合ってきたか、「自分ごと」と考えアクションを起こしてきたことが一体どれだけあったのかということを考えさせられる毎日です。
若者も、大人も、未来のために種をまく。今日まいた種が芽吹き大きな木となり、その種がまた飛んでいく。そんな気の長い支援のプロジェクトですが、いつかミャンマーと日本の若者が共に語り合い、行動できる日のために、今後ともどうぞよろしくお願いします。