APURO INTERVIEW第4弾は、県内強豪校・水戸商業高校サッカー部OBである田村貴之さんのお話を伺いました。-------------------------◆田村貴之さんのプロフィール田村貴之(たむら・たかゆき)1986年生まれ35歳。茨城県水戸市出身。浜田小〜水戸三中〜水戸商業高校〜駒澤大学サッカー現役時代は各カテゴリーにおいてチームを全国大会にも牽引し、世代別(U-15)日本代表経験を持つ。現在は大学卒業後に資格を取得し、家業である美容院にて美容師として活躍している。-------------------------筆者(事務局・キムヒョノ)と同い年という縁もあり、これまでに本校教職員への差し入れやチャリティーゴルフへの協賛品提供など、日頃から朝鮮学校に対して多くの関心を寄せてくれる田村さん。サッカー業界に精通していることもあり、本プロジェクトの準備段階からさまざまな相談・ご協力をいただきました。どんな想いで見守ってくれていたのか、詳しくはインタビューをどうぞ。【APURO INTERVIEW Vol.4:田村貴之さん】■まずは、ご自身の経歴について簡単に教えてくださいー経歴は水戸でまず生まれて、浜田小学校〜水戸三中〜水戸商業〜駒澤大学っていう感じでいきました。■朝鮮学校を知ったきっかけ、印象についてお聞かせくださいーその中でヒョノと小学校・中学校・高校と何度か試合をして、友達ではないけれど「こいつ知ってるな」みたいな感じの関係でしたね。すごく印象に残っているんですよ。あとドゥンガね。キョンホくん(48期卒:崔京鎬氏)がとにかく試合の時に吠えまくってたの、小学生の時も中学生の時も。それですごいインパクトの強いチームだなということで非常によく覚えています。大学時代は朝鮮大学主催の大会がありました。朝鮮大学で試合をして、僕はその時(試合には)出ていなかったんですけど応援に行って、朝鮮大学の熱さだったりとか、その選手たちのファイトする姿勢はすごく伝わってきました。あとは何度か朝鮮大学と試合をしましたけど…勝ちましたね僕らが。(笑)■大学卒業後、水戸に戻ってきたあとに実際に水戸の朝鮮学校に触れることになったという感じでしたねーはい、そこから水戸に戻ってきてその時に何か社会人のチームに誘われたんです。ちょっと行ってみようかということでそこへ行ったんです。そしたらコイツ誰だ?見たことあるなと。大学でもそういうのはあって、「朝鮮大学の人だよね?」みたいな感じでその時に初めてしっかりとコミュニケーションをとりました。僕が今美容師をやらせてもらっているんですけど、ヒョノの髪の毛を切らせてもらうときにいろいろ学校のこととか、あと大学でのいろんな生活のこととか、そういうのを話すようになって朝鮮学校の存在というか、その在り方っていうのを聞いたという感じですよね。あとは、モンダンヨンピル(公演)もお誘いを受けて行ったんです。僕は母親へ連れて行きました。ちょうどその母親もちょっと見てみたいということで一緒に行ったんですけど、その時の会場の盛り上がり方がとにかくすごかった。すごく印象的だったのは、僕の知らない年代の方たちからやっぱり受け継がれる絆の強さがすごく印象的でした。面白かったです。■そんな中で本プロジェクトリーダーの慶さんとも出会うことになりましたねー慶さんはサッカーの繋がりでいろいろ紹介を受けて、日頃から仲良くさせてもらってかわいがってもらっています。治療院の先生なので、僕は「先生」と呼んでたんです。そしたら慶さんから「先生」はやめてくれと。僕はでもやっぱりその方に合った呼び名で呼ばせていただくというのが僕の考え方だったので、先生と呼ばせてもらったんですけど、じゃあ何と呼んだらいいですかと聞いたら、「ヒョンニン」と呼んでくれていいということで今ヒョンニンと呼ばせてもらっています。慶さんは非常に真面目な方で、すごくサッカーに対してもいろいろ熱い方だなという印象がありますね。■そういった過程の中で、今回の人工芝プロジェクトについてもたくさん話してきたかと思います。最初に聞いた時、どんな感想をお持ちでしたかーやはり水戸の中心に人工芝のグラウンドが非常に少ないので、僕的にも望んでいたことでもありますし、僕自身子どもがいてちょっと離れたところでサッカーをやらせていたので、水戸の中心にグラウンドができるということは僕にとってもすごくいいことだなと思いました。逆に言えば遠くに行かなければ人工芝の芝を使えないという現状があったので、ものすごくいい取り組みだなというか非常に面白いなと思いました。僕はサッカーをやっているのでやはりどうしてもサッカー寄りの考えになりますけど、人工芝でサッカーをやれるっていう環境はサッカー少年たちにとってはすごくいいことだと思います。逆にそういうことがない限り、朝鮮学校の中に入るということもまずないから、そういうところでいろいろ交流が生まれると思っています。■このプロジェクトにどんな未来像を描いていますかーやってみたいのは僕水戸商業のOBだし水戸三中のOBだし、そういう僕の関係する友達たちを集めて、あとヒョノの友達たちを集めて交流試合みたいなのを定期的にやっていきたいですね。定期戦みたいな感じで年に1回ぐらい、そういうのができると面白いかなと思いますね。シメは焼き肉ね、サッカーやって焼肉やって。もう最高の流れでしょう(笑)■最後に、みなさんへメッセージをお願いしますー本当にこの取り組みとしては非常に素晴らしい取り組みだと思うんです。それが朝鮮学校のグラウンドに出来るという事に僕はすごく意味があると思っていて、それを機に近隣の人とかといろんなコミュニケーションだったりとか交流が図れればすごい素敵なプロジェクトだなと。みんな熱い思いを持って取り組んでいるプロジェクトだと思うので、いろんな人が興味を持ってもらいたいです。それこそ小さいお子さんからおじいちゃんおばあちゃんの世代まで有効活用できるプロジェクトだと思っています。ヨガとかもできるかもしれないね。人工芝になったら、サッカーだけじゃなくてそういうものでもたぶん使えるような場所・コミュニティになっていくと思うのでこれをぜひ実現してもらって楽しい環境、水戸の中心にすごくいい環境があるよということをみんなにも知ってもらって仲良くやっていきたいですよね。-------------------------APURO INTERVIEW Vol.5は、11月13日(土)配信予定です。
まさに秋晴れの11/5金曜日。休み時間を利用して、土のグラウンドでは最後になる記念撮影を全校生徒と先生たちで撮りました!人工芝に変わるんだし、上から運動場全体が写るようにと考えていましたが、校舎を背景に撮りたい!という意見が圧倒的多数となり、このような撮影となりました。この広大なグラウンドが、どのようなグラウンドに生まれ変わるのか。想像しただけでワクワクします^^いよいよ月曜日から工事が始まります!完成した際にも同じような写真を撮りたいと思います☆楽しみです☆-------------------------明後日日曜日には、「オモニキッチン」と題したイベントが開催されます。毎年オモニ会(保護者会お母様方の会)が主催してバザーを開催しております。いつも多くの方々がご来場され、キムチやチヂミ、焼肉丼などのフードメニューはもちろん、雑貨なども販売されていて、さらには学生たちの公演が披露されるなど、地域のみなさまとの貴重な交流の場になっておりましたが、新型コロナウィルス感染防止対策の観点から、事前注文を受けた方へ商品を販売する形で行われることになりました。来年度にはコロナも終息し、また多くの方々にご来場いただけるイベントにできたら良いな〜と思いながら、形を変えてでも開催にこぎつけたオモニ会の皆様に敬意を表し、イベントの成功を祈念しております^^
10月10日10時から始まった本プロジェクト。総期間が52日間で本日が26日目。つまり、折り返し地点に差し掛かりました!本日11/4(木)9:00現在で、115名の方々から総額¥1,395,000(目標対比55.8%)のご支援を賜ることができました!改めまして感謝申し上げます!さてそんな中、11/2に今日までのクラウドファンディングに関する中間総括を推進委員会で行いました。会議の様子(仕事の都合上、1名リモート参加)本ページにおきましてもこのように活動報告をしておりますが、個人間やさまざまな場で積極的に広報活動が行われています。また多くの方々の応援・ご協力をいただきながら拡散されてることで支援の輪がどんどん広がっていることを実感しています。特に、プロジェクト開始から今日まで、支援者0名だった日が1日も無いというところで、推進委員一同多くの方々に関心を寄せていただいていることに、感謝の思いを噛み締めています。しかしながら実際に活動していく中で、一人でも多くの方にという思いと裏腹に、どうしても直接届けることができていない方も大勢いらっしゃるという現実に心苦しさ、申し訳なさ、悔しさみたいな思いが複雑に絡まって押し寄せてきます。。。ただ、ここまできたらできることを一つ一つ全力でやっていく!ということに変わりはありません!来週から本格的に工事も始まりますし、新たにギアを入れ直して頑張っていきたいと思っています!◆目標達成に向け、皆様に改めてお願い申し上げます。皆様、「六次の隔たり」という言葉をご存知でしょうか?六次の隔たり(ろくじのへだたり、Six Degrees of Separation)とは、全ての人や物事は6ステップ以内で繋がっていて、友達の友達…を介して世界中の人々と間接的な知り合いになることができる、という仮説。多くの人数からなる世界が比較的少ない人数を介して繋がるスモール・ワールド現象の一例とされる。SNSに代表されるいくつかのネットワークサービスはこの仮説が下地になっている。(Wikipedia参照)あくまでも理論の話ではありますが、皆様の力をお借りして、一人でも多くの方々に私たちの想いを届け、応援をいただきたく思っています。実際に、今回のプロジェクト期間に九州や東北地方にお住まいの方から、・実は私の両親が茨城ハッキョの卒業生で…・昔、茨城ハッキョで教鞭を取っていた経験があって…といった形で、茨城にゆかりのある方からの連絡もたくさん届いています。しっかりと私たちの想いが着実に届いていってるという手応えと同時に、約3,000名の卒業生を輩出している本校はかつて今よりも更に広い学区を受け持っていた歴史もあるため、まだまだ届いてない方も大勢いらっしゃるんだろうなと思っています。そういう方々にもしっかりと届くためには、どうしても皆様のご協力をなくして届けることはできません。卒業生やゆかりのある方々に限った話ではないので、引き続き皆様からの熱い応援をどうぞよろしくお願いいたします!*先日、推進委員が営む飲食店で食事をしにいきましたら、メニュー表に本プロジェクトの宣伝資料を備え付けておられました!*APURO INTERVIEW Vol.4(11/6(土)配信予定)は、スケジュールの都合上予定が若干変更になる可能性がございます。予めご了承ください。
APURO INTERVIEW第3弾は、本校教育会会長でもいらっしゃいます李忠烈(リ・チュンリョル)氏にお話を伺ってまいりました。【APURO INTERVIEW Vol.3:李忠烈会長】■初めて本プロジェクトのお話を伺われた時の感想はどういったものでしたかー初めて人工芝の話を聞いた時に自分は率直に素晴らしいなって思いました人工芝の話は実は以前からもあったんですけれども、実際に人工芝をやるとなると本当に大変で、途中で挫折してしまった話がたくさんあったので今回、青商会のメンバーの目を見ていると「本気だな」と本当に思いました。やはり一番いいのは心の内側の火が燃え盛ることだと思っていて、内発的動機って言うんですけど誰かに頼まれてやることよりも、やはり自分がやりたいと思ってやることというのは責任感もそうですし、思いの強さも圧倒的に違うので今回その青商会メンバーの本気度が表れた結果、実際にプロジェクトが進んでいるんだと思います。■朝鮮学校は代々その想いたちが繋がってきたかと思います。そういった目線からするといかがでしょうかー正直な話自分の世代よりやはり諸先輩方、特に在日1世の方々の学校への思いというか実際の行動というのは、スケールが大きすぎて比べものにならないくらい大きいと思っていて、もちろん2世の方々もこの立派な校舎を作り上げたことを見ても、自分が3世なんですけど3世には到底及ばないパワーだなとは思っています。ただ自分たちにできることは何か考えることと、自分たちができることを着実にやっていくことで学校を守っていく、発展させていくことは可能ではないかなとは思っていて、その思いの部分は4世になっても変わっていないというところはいつまでも続けてもらいたいと思っています。手法に関してはどうしてもその時代ごとに時代背景が違うこともあり発想も変わってくるので、その時その時その思いさえ消えなければいろいろな形になって代は継がれていくのではないかなと思っています。■本プロジェクトに期待することはどういったことでしょうかーひとつは「学生にとっての教育環境」で、思いの部分も大事なんですけれども環境というのはすごい大事で、雑草が生えてしまうグラウンドよりも人工芝の方が圧倒的に環境は良いので、子供たちにとってもとても良いことずくめだと思っています。■今回、「地域交流」ということも非常に大きなテーマに掲げています。その必要性についてどういうお考えをお持ちですかー自分自身がこの学校を母校として卒業して社会に出て正直社会に出るまで、ほとんどの日本の人と接することなく生きてこれたというか、ある意味狭い世界で生きてきたけれど、自分はそれを振り返ってみて、日本の人が自分の国に住んでいるけれども頼るべき人がいなかったり、逆にうちらはマイノリティーだけど頼るべき人が常にそばにいて、これは自分が朝鮮学校を卒業したからだなと思っていて、ただそれに満足してしまうと視野が狭まってしまうのでそういう意味では意識的に社会に出て日本の人との交流を深めるようにしています。■そう思うようになった理由はありますかー日本の社会に溶け込んでいかなくてはいけないと思った1つの理由が、自分たちマイノリティーって日本の中で少数派なので、自分たちのことをわかってもらいたいという思いが特に強いと思っていて、ただ自分のことをわかってもらおうとする前に相手のことをわかることが大前提だなと思っているので、まずは自分を分かってもらう前にいつも相手のことを知ろうということで日本の社会に飛び込んだ経緯があります。ただなぜそれをしたかというと最終的には自分のことをわかってもらいたい、日本社会において、在日コリアン・朝鮮学校はどのような立ち位置にいて、どのような存在かというところをわかってもらいたいところがあるので、最終的には我々のことをわかってもらいたい、朝鮮学校のこともわかってもらいたいという思いがあって日本の方との交流を深めています。糸の切れた凧のようにそのまま飛び出してしまう人もいるんですけど、自分はちゃんとその凧の糸はちゃんと在日同胞社会の中に縛り付けられています。■プロジェクトの先に、どんな未来像を描いていますかーマイノリティーのことってのはなかなか世間に知られないというところがあって、茨城の朝鮮学校も同じで、茨城の朝鮮学校が2年後に(学校創立)70周年を迎えるんですけども、まだまだ日本の方に(存在を)知られていないところも実際あって、もっともっと開かれていければいいなと思っています。もちろん学校の先生も生徒たちも頑張って朝鮮学校をもっともっとオープンにして、日本の方々に知っていただく努力はしているんですけれども、そういう意味ではその目的を達成する上での人工芝は非常に有意義な存在になると思っています。人工芝、水戸市内に実際少ないところもあるので人工芝を多くの方々に使っていただくことによって朝鮮学校を知っていただき、またそこでいろいろさまざまな交流が生まれると思っているので私たちは日本人ではないんですけども日本の社会の一員なので、そういった意味でこれから朝鮮学校の生徒たちと日本の子供たちが仲良くしてくれればいいなと思っています。■最後に、メッセージをお願いしますー本当にクラウドファンディングを青商会の若いメンバーが構想を練って、実際にプロジェクトが始動している中において、まずはその若い世代たちがその後輩たちの思いをしっかりと先輩として後押ししたいなというところがひとつあります。本当に想いがすごい強いので、必ず形になると思っているんですけれども、やはり一人でも多くの方の支援があってこそのその夢の実現ですので、そういう意味は自分自身はもちろんですけど自分が知っているメンバーに声をかけて、若い世代のメンバーの背中を押す人を一人でも増やせるように頑張りたいと思っています。-------------------------APURO INTERVIEW Vol.4は、11月6日(土)頃配信予定です。
今日でプロジェクト開始から20日目となりました。ご報告が遅れてしまいましたが、10/24、プロジェクト開始3週間目突入初日に目標50%を達成いたしました!!!本当に多くのご支援ありがとうございます!目標金額で見たら折り返し地点。これをどう報告しようかなとムジムジしていたら…支援者数が100名を突破しておりました!!!本当にありがとうございます!!!-------------------------250万円を目標にしている中で、100万円を超える支援をいただいていることがありがたく、大変嬉しく思っておりますが、このクラウドファンディングで既に100名を超える方々に本プロジェクトをご支援いただいたという事実に実行委員一同めちゃめちゃ感激しており、勇気づけられております。書きたい思いはたくさんあるのですが、プロジェクトページでも述べさせていただいているように、でありたいと思っているからこそ、もっと多くの方に私たちの想いが届き、応援・ご支援をいただけたら嬉しいと思っております。ぜひとも引き続き多くの応援を改めてお願い申し上げます。さて!タイトルにもございますように、工事開始日が確定いたしました!プロジェクト開始当初からある程度の目星はついていたのですが、最終調整が終わり、無事に決定いたしましたので本日はそちらを発表したいと思います。工事開始日は…11月8日(月)です!!!当日は地鎮祭も開催予定でございますので、その様子も後日報告したいと思います!*明日は、APURO INTERVIEW Vol.3公開です!