12/3(日)に、甲州市勝沼のワイナリー、シャトージュンさんに行ってまいりました。 シャトージュンさんは、百農民の醸造をお願いしているワイナリーです。今回は、去る10月始めに収穫し持ち込みした、百農民ワイン用の葡萄のその後の様子を確認してまいりました。 醸造施設内には、温度管理のできる大きなステンレスタンクか何基も使用されており、醸造工程の関係で、タンクの周りに霜が付くくらい冷やされていました。 醸造責任者の仁林さんにお話を伺ったところ、タンクを低い温度にすることによって、ワインに溶け込んでいる成分のひとつ、酒石(しゅせき)を析出させ、沈殿させることが目的なのだそうです。 そうすることによって、瓶詰めし出荷した後、家庭の冷蔵庫やワインセラーでワインを保管する際に、ビンの中で酒石が析出してしまわないように配慮しているのだそうです。 さらに、瓶詰め前の段階では、フィルタリングを行い、不要な成分を取り除いて品質の向上に努めているとのこと。ワインの中に酵母が残っていると、出荷後にビンの中で二次発酵してしまう可能性があるので、酵母レベルの微生物を完全に除去できるようなフィルタリングを行っているそうです。 現在は醸造も終わり、たくさんの熟成中のタンクが並んでいました。 「百農民甲州2017」の出荷は来年春頃を見込んでおります。今から楽しみです。
12/3(日)醸造の様子を聞いてきました
2017/12/08 16:38
12/3(日)百農民の葡萄畑の様子
2017/12/08 16:34
12/3(日)に、山梨県甲州市勝沼へ足を運び、百農民の葡萄畑の様子を見に行ってきました。 上の写真は、百農民の葡萄畑の様子になります。木を雪などの害から守る為、藁を巻いています。 葡萄農家の三森さんにお話を伺ったところ、耕運機を使用して土を柔らかくし、葡萄畑全体に肥料を与えたそうです。 また、冬場の葡萄木は冬眠してしまい、蔦などは朽ちてしまっていますが、幹や枝はしっかりと残っており、春になるとまた芽を出します。 上の写真は、葡萄棚の様子です。 幹から伸びている枝が太くなりすぎないように、枝分かれした幹の根元に黒いバンドのようなものを巻いています。そうすることで、幹に近い枝ばかりが太くなりすぎないように調整をしているそうです。これによって、より先の方まで栄養が行き渡るようになるのだそうです。 この枝は百農民の畑の一部に植えられている「マスカット・ベリーA」という品種の葡萄木です。この葡萄は赤ワイン用の原料となります。先々は、百農民で赤ワインもやりたいね、という話が出てきています!