4月後半から、同じ浜の漁師さんの元でシャコエビ漁のお手伝いをしています。漁具などが一通り揃い、無事一陽丸として開業できたら、最初の仕事がシャコエビ漁になります。茹でたてシャコエビシャコエビは、海中に網を仕掛け、網目に引っかかった魚を捕る「刺し網漁」で捕獲します。鮮度が落ちると殻に身がくっついて綺麗に剥くことができなくなってしまうので、網を海から上げて来たら鉤状の道具を使って手早く外さなくてはなりません。鉤にもシャコにもピントが合っていなくてすみません…体に小さなトゲがたくさんあるシャコエビ。おかげで網にひっかかりやすいわけですが、それはまた、網から外すのが大変ということでもあります…。逃げようともがくので余計に体に網が巻きついたり、それをなんとか外そうとしてハサミや頭が取れてしまうことも。そうなると出荷できないため、シャコエビの外し方は慣れるまではなかなか大変です。海から上げて来た網この日は“ゴミ”と呼ばれる海藻や枯れ葉などが多く引っかかっていました。また、シャコエビ以外の魚もかかります。こういった魚はまとまった数にならず出荷には至らないため、漁師たちが持ち帰り、自分たちで消費することがほとんどです。それら「未利用魚」も、ゆくゆくは販売できたらいいねと夫婦で話しています。何はともあれ、まずは開業ですが!笑
報告が少し遅くなってしまいましたが、私達の船「一陽丸」が4月30日に進水しました!!真新しい「一陽丸」の文字。数日前までそこには「八竜丸」と書かれていました。知り合いの漁師さんが八竜丸の持ち主の方を紹介してくださり、東日本大震災後に造り直したけれど結局あまり使うことがなかったという八竜丸を、譲り受けたのです。譲ってくださったのは優しい笑顔の穏やかそうな方で、これまでも年に一度は船を陸へ上げて、掃除やペンキの塗り直しをされていたとの。それでもやはり常に稼働していたわけではないので、船底には海藻や貝などがたくさん付着していました。4月28日にはそんな八竜丸の船底の掃除を、29日に海藻などの付着を防ぐためのペンキを塗り、30日に進水を迎えました。これは、3日間の様子を記録したタイムラプス映像です。https://youtu.be/fQiXabE64KQ船掃除をしていると、「八竜丸も喜んでんじゃないの?また海に出られるって」と知り合いの漁師さんが声をかけてくれました。八竜丸という文字を消してしまうことになんとなく罪悪感を持っていた私は、そんな素敵な言葉をかけてもらえるなんて思っていなかったので、驚きながら「そうなら嬉しいです」と返しました。名前は変わったとしても海に出られることを、八竜丸に喜んでもらえるように。元の持ち主の方に「譲ってよかった」と思ってもらえるように、これから私達は頑張っていくんだと思わせてくれるひとことでした。一陽丸フェイスブックページでは、活動報告に載せきれない船掃除やペンキ塗りの写真も投稿していく予定です。是非チェックしてみてください!一陽丸フェイスブックページhttps://www.facebook.com/ichiyomaru/
4月29日に公開した一陽丸のクラウドファンディングプロジェクトが、なんと二日間で達成されました!!私達の予想を遥かに超えるご支援をいただき、夫婦で驚いているとともに感謝の気持でいっぱいです。本当にありがとうございます。クラウドファンディング終了日の5月15日まで、追加のリターンもご用意してまだまだ頑張りますので、引き続き応援していただければ幸いです。●写真は、知り合いの知り合いの漁師さんから譲り受けた「八竜丸」です。「八竜丸」が「一陽丸」になるまでの様子も近々お届けしますので、ちむどんどんしてお待ち下さい!(宮城なのに沖縄弁…笑)また、一陽丸フェイスブックページでは、こちらではお届けしきれない日々の出来事なども投稿していく予定ですので、ぜひそちらもフォローやいいね!をよろしくお願い致します。●一陽丸フェイスブックページhttps://www.facebook.com/ichiyomaru