<01(ゼロワン)指導法>についてご興味ある方はぜひ一つ前の活動報告もご覧ください。01(ゼロワン)は、アメリカNASAの宇宙開発の中で使用された開発プログラムの名称をお借りしました。
こどもが興味を持って集中できる短時間に確実に理解させる指導方法です自己満足や子どもだからと子どものせいにするのではなく、子どもが理解できないのは指導者が悪いという常に相手の立場に立って子ども性を理解し進める指導を総称して、当園では01指導法といいます。
我々は一人一人の子の二度と帰らぬ今の一瞬を預かっているのですから真剣に向き合わねばならないことはNASAと同じです。
進歩する科学は、近々、「慈愛」や「三つ子の魂」のような昔の抽象的な観念的表現をも脳科学として解明立する事になるでしょう。京都大学霊長類研究所がヒトの大脳の巨大化は生後2年間の大脳内部の構造変化が関係しており、その大脳の白質(神経線維の束)の急速な増加によって神経の連結が強化されて知性の誕生に寄与していると発表しました。これは、チンパンジーと比較しての人の脳の巨大化の差異を証明したものですが、生後2年の大脳急成長時の知性には情愛の基盤も含まれているものと思われます。
これは、人にとって人格形成時期の保育がどれほど重要であるかの証明になります。
乳幼児に豊かな感性を与えたい私たちは、真実の資質が問われることになります。即ち、白質(神経線維の束)が急速増大する時期(生後2年以内)の慈しみの微笑みと優しい言葉かけ、温かい愛撫と満足な食事や快適な感覚が豊かな心の形成になるのです。
泣く事でしか表現できない子の要求が何なのかを素早く探しだし、満足させる保育者でなければなりません。保育者として自分の微笑みは慈しみの微笑みか?話しかける言葉は優しいか?乳児を担当する保育士は自身の豊かな心持(こころもち)が求められるのです。保育士が自らの表情、声、振舞を豊かにしていく弛まなき努力を継続していかなければならないのです。この考え方と行動が「乳児の01(ゼロワン)」だと考えています。
正しい姿勢で過ごすことでもたらされるお子さんの成長、インソールが大事なお子さんのサポートをしてくれることを願っています。