タンザニアの無添加ドライフルーツ、有機カカオ豆などを生産者から直接輸入し、国内で販売している「藤野良品店」代表・柳田真樹子さんに聞く。タンザニアと日本をつなぐスポークスウーマンが語る、小さな力がタンザニアの人々に与える大きなインパクトや、タンザニアのカカオ豆でつくるクラフトチョコレートの可能性とは。娘さんのために、自然豊かな環境とシュタイナー教育を選び、神奈川県と山梨県の県境にある「藤野地区」に移住した柳田さん。夫が仕事の関係でタンザニアに設立したドライフルーツ工場を応援したいと考え、一念発起して、「藤野良品店」を立ち上げる。子育てに専念していた主婦がいかにして、タンザニアと藤野をつなぐお店や、カカオ豆からつくるクラフトチョコレート店を成功させたのか。そして、そのチョコレートの可能性について、語っていただきました。●柳田真樹子プロフィール娘が小学校に上がる時に、自然豊かな環境とシュタイナー学園、トランジションタウンに惹かれ、勤めていた会社を辞めて里山藤野への移住を決意。しばらくは慣れない田舎生活やシュタイナー教育的子育てに専念していたが、夫の仕事の関係で設立されたタンザニアのドライフルーツ会社Matoborwaを応援したい、という想いから藤野良品店を立ち上げる。トランジション藤野でつながった多くの人達のおかげで、今までやったことのなかったドライフルーツなどの輸入販売、クラフトチョコレートの製造販売などの事業が形になりつつある。【インタービュー】- Q1 藤野には都会から移住されてきたとのことですが、なぜですか?この街に移住するまでの経緯をお話しすると、私の学生時代まで遡ることになるので、ちょっと長くなるのですが・・・。私はもともと環境問題に関心があり、高校では化学系の学部に入学するために理系科目を中心に受験対策用に詰め込み型の勉強をしてきました。でも、勉強しながら「微分積分やベクトルって何に使うんだろう?何のために勉強するんだろう?」と疑問に思いながら、ただ、テスト対策のために勉強していたんです。その後、理系の大学、大学院に進学し、環境問題に関する研究などをしたあと、就職活動をして初めて勤めた会社は環境装置メーカーでした。そこではゴミ問題を解決する新しい焼却炉の開発や太陽電池の開発などに携わりました。会社で設計などの仕事をしていく中で、学生時代に勉強してきた微分積分やベクトルの知識を使うことになり、「今まで勉強してきたことが身の回りのものづくりに必要なことなのだ」ということをそこで初めて知りました。同時に、「なぜ、学校では何のために学ぶのかを実感する体験も一緒にさせないんだろう?」と今の日本の教育に疑問を感じるようになりました。そこから、環境問題だけではなく、教育問題にも強い関心を持つようになり、その会社を退職し、教育業界に転身しました。転職した会社では、「貿易ゲーム」という「仲間と協力しながら課題を解決することで、生きるチカラを育む授業」を全国の小中高校生に実施したり、「五感を使って自ら試行錯誤しながら様々な実験をすることで、考える力を育む」をコンセプトとした科学実験教室の商品開発・講師・運営などを担当しました。これらの経験の中で、自分自身のやりたいこと、生涯の仕事として「地球の自然環境や世界の教育環境がより良いものになるような働きかけがしたい」という気持ちが自分自身の中心に芽生えたのだと思います。しばらく出産・育児をしながら会社勤めをしていたのですが、上の娘の小学校進学を考えるタイミングで、色々と日本の教育について調べるうちに、ドイツ発祥のオルタナティブ教育であるシュタイナー教育に出会いました。シュタイナー学校は海外には1,000校以上あるのですが、日本にはまだ数えるほどしかありません。いくつかの日本のシュタイナー学校を見学に行きましたが、その中でも自然環境が豊かで、夫が都内の仕事場にも通える地域ということで藤野にあるシュタイナー学校に決めました。藤野の魅力は他にもあって、「トランジションタウン」という、持続可能な社会へ移行していくために、市民が自発的に地域の暮らしを考え、行動し、意識をもって日々の暮らし方を変えていこうとする活動を実践している地域なのです。そんな考え方や活動に魅力を感じた多様な人たちが藤野に数多く移住してきて、「こんなことやりたいね!」と自由にプロジェクトを立ち上げたりしています。そのどの企画も楽しいのです。藤野にはそんな人達が企画したイベントがしょっちゅう開催されていて、そこに行けば、地域の人達に会えるので、イベントに遊びに行くにつれて、たくさんの知り合いが増えていきます。知り合いが増えれば、新しいアイデアが出てくる。アイデアを形にしていくとまた知り合いが増えていく。誰か地域のリーダーがいるわけではないのに、自然と地域が盛り上がっていく、藤野はそんな場所だと思います。- Q2 藤野良品店を立ち上げた経緯についてお聞かせください。私も移住してしばらくは、田舎暮らし生活とシュタイナー教育的な育児に専念していました。そんな生活も楽しかったのですが、2年もすると飽きてきて(笑)何かしたくなってきました。そんなときに、夫が途上国支援の仕事をする関係で、アフリカのタンザニアでパイナップルやマンゴーの無添加ドライフルーツ工場を設立しました。砂糖も何も加えていない完熟した新鮮なフルーツを現地ですぐにドライフルーツにしているためか、酸味と甘味が濃縮されていてとても美味しくて。子どもたちも大好きで、無添加だし、安心して友達に紹介できました。このタンザニア産のドライフルーツを本格的に日本でも販売できたらな、という話が夫から挙がって。それなら、手伝おうか?ということになり、藤野の親しい友人たちと飲みながら(笑)、コンセプトやネーミング、パッケージデザインや価格などを検討し、「藤野良品店」を立ち上げました。- Q3 クラフトチョコレート屋さんをなぜ始めたのですか?タンザニアのドライフルーツ工場の仕事の関係で3ヶ月に1度くらいのペースでタンザニアに出張に行っていた夫が、ある日、発酵・乾燥させたカカオ豆を市場で買ってきた、とお土産に持って帰ってきました。どうやらこの豆を使ってチョコレートを作れるらしい、と。インターネットなどで調べて、試しにチョコレートを作ってみました。カカオ豆をオーブンで焙煎し、皮をむいてから家にあるすり鉢やフードプロセッサーなどを使って擦っていくと、ドロっとしてきます。そこに砂糖を加え、好みの甘さにして混ぜてから、適当な型に入れて冷やし固めると、舌触りこそざらざらしていましたが、今まで食べたことのない、フルーティで後味がスッキリとした美味しいチョコレートができたときは驚きました。あまりにも美味しかったので、遊びに来る友人たちにおやつで振る舞っていたら、どの人も驚きとともに「これは絶対に売ったほうがいいよ!」と。でも、お菓子づくりもそんなにやったことのない私たちがチョコレート屋さんなんて無理だよ、製造許可が下りる場所もお金もないし。と言っていたところ、「あそこの工房なら使えるよ」とか「あの補助金があるよ」とか、藤野の様々な友人知人がアドバイスをくれ、あれよあれよという間に実現化してしまいました(笑)。- Q4 藤野良品店のこだわりについてお聞かせください。まずは、美味しさと安心安全なものであるか。基準は、我が子に食べさせたいものかどうか、で判断しています(笑)。それから、地域との出会いや繋がりを大切にしたものづくりを心がけています。ドライフルーツやチョコレートの包装紙のデザインやイラストは、藤野でイラストレーターやデザイナーをしている友人にお願いしています。また、チョコレートのオリジナルの型は、カカオの実を半分に割った形をイメージしたもので、これも藤野の造形作家さんにデザインをお願いしました。チョコレート包装紙の折り作業は地元の障害者施設に手伝っていただいています。また、藤野は有機農家さんが多い地域。特産品の柚子やキウイ、生姜など、有機農産物を使った季節限定商品も試行錯誤しながら商品開発しています。それから、環境にも配慮した商品づくりを意識しています。これは、最初の方にお話した、「地球の自然環境や世界の教育環境がより良いものになるような働きかけがしたい」という気持ちが自分の中にあるためです。一般的に、カカオ豆はオーブンで焙煎するのですが、なるべく環境負荷を減らしたチョコ作りをしたいという想いから、私たちは地元藤野の「篠原の里 炭焼き部」が作っている木炭で焙煎しています。炭火焙煎したカカオ豆で作ったチョコレートは、遠赤外線の効果なのか、より風味に深みが出るように思います。でも、木炭での焙煎は火加減や焙煎時間の調整が難しいので毎回少しずつ焙煎具合によって風味が違います。いつも同じ味が出せないクラフトチョコレートですが、それを楽しんでもらえたら嬉しいです(笑)。また、チョコレートの包装にはアルミ箔を使うのが一般的ですが、環境負荷を考えて私たちは紙素材を使っています。紙だとチョコレートの風味の保存性がアルミより少し落ちるので、早めに食べてください(笑)。- Q5 やったことのない事業を始めて、苦労ややりがいはどんなことがありましたか?これまで私は会社員しか経験したこともなかったので、小さい事業とはいえ、何をどうやってスタートすればよいのか全くわからずとても不安でした。価格ひとつ決めるのも何を基準に決めれば良いのか、など。自分の人件費も考慮して値段をつけると、すごく高くなってしまって、これじゃ売れないよ〜!とか。チョコレートの試作品を友達に食べてもらうのは大丈夫でも、実際に売り物を作るとなると話が全く違ってきます。どこまでのクオリティを求めるのか、量産に必要な機材や製造条件をどうするのか。50枚一度に作ったチョコレートを型から出すと、ほぼ全滅の仕上がり、ということもしょっちゅうありました。でも、この街には、私みたいに「やってみたい!」と思ったことを実現している、小商いを営む人がたくさんいます。彼らも同じような悩みや経験を持っているので、私の悩みを聞いてもらってアドバイスをもらうことができ、解決策を見いだすことができました。ドライフルーツ工場のスタッフから聞いたのですが、タンザニアでは、毎月約束した日に約束した給料を支払うという習慣があまりなく、また、自分の仕事が終われば人の残っている仕事を手伝って工場全体の仕事をみんなで終わらせるという感覚もあまりないそうです。でも、Matoborwa社では、みんなで助け合ってひとつの仕事を仕上げ、毎月きちんと約束した給料を決まった日に支払っているため、安心して子どもを学校に通わせながら働き続けることができるそうです。パイナップルは稀少な自然栽培のものを使っているのですが、これも、きちんと約束した金額を約束した日にお支払いすることを続けているからこそ信頼関係を築くことができ、契約農家さんに安全安心な作物を作り続けてもらえています。こういう話を聞くと、色々と苦労もありますが、この事業をはじめてよかったな、と思います。- Q6 この事業の可能性や今後やってみたいことはなんですか?以前、トライアル企画で、チョコレート作りのワークショップをやったことがあるのですが、それがとても楽しくて。みんなで炭火を囲んでカカオ豆を焙煎しながら色々な話をしたり、地元産の農産物を自由にデコレーションしてオリジナルのチョコレート作りをしてもらったり。カカオ豆からチョコレートを作るという体験をしたことがある人はほとんどいないので、みなさん、すごく興味も持ってくださったし、タンザニアや藤野のことを知ってもらう良い機会にもなって。チョコレートづくりをテーマに、子どもたちの五感を使って試行錯誤する楽しい体験プログラムにもなるし、チームビルディングやクリエイティブの新人研修にもできるし、環境問題や途上国問題を考える企画もできるし。この事業を時代や環境に合わせてどんどん変容させて、私自身の生涯の仕事と位置づけた「地球の自然環境や世界の教育環境がより良いものになるような働きかけがしたい」を実行していきたいと思っています。- オリジナルのチョコレート作り、素敵ですね!ひなのマルシェでも地球環境にメッセージを発信していくべく、ひなのマルシェオリジナルの新しいチョコレートなんて作れたら素敵だと思うのですが、いかがでしょう?それは素敵なアイデアですね!タンザニアのカカオ豆と地元の有機農産物、そしてひなのさんがいらっしゃるハワイとがコラボした、地球環境を意識したチョコレートが作れたら、大きなメッセージを多くの人達に伝えられると思います!考えただけでワクワクしますね!- いいですね!『ひなのマルシェ』第一期メンバーも全員参加できる形で商品開発させていただければ最高です。柳田さん、ひなのさんとリモートでミーティングしましょう!ぜひ、よろしくお願いします。- 今後、クラフトチョコレートに関する進捗情報は、皆さんにお知らせしますのでお楽しみに。柳田さん、本日はありがとうございます。
『ひなのマルシェ』デザインコンペにご応募いただきありがとうございます。※ロゴデザイン募集は締め切りました。多数のご応募ありがとうございました。はじめてのデザインコンペでしたがたくさんのご応募いただき、誠にありがとうございます。同じ未来を描く仲間たちから素敵なロゴデザインをご応募いただきましたことに誠に感謝いたします。これより審査に入っていきますので、結果発表までしばらくお待ちください。最終プレゼンテーションのご案内は事務局よりご連絡いたします。
東洋医学で女性の心と身体をめぐらせる「たねまきはりきゅう院」の院長・五十嵐めいこさんに聞く。東洋医学の本当のチカラ。西洋医学では手が届かない女性の悩みを東洋医学のチカラで解決するセルフケアの方法を教えます。先日、人に相談しづらいこと、わざわざ病院に行くほどではないけど気になっていることなど、吉川ひなのさんのインスタグラムで募集しました。多岐にわたる女性の悩みに、五十嵐めいこさんが、セルフマッサージ、セルフお灸、食の提案など、セルフケアの方法をあなたに伝授します!●五十嵐めいこプロフィール専門学校在籍時より鍼灸治療専門院やリラクゼーションサロン、鍼灸マッサージ院、在宅医療治療院、医療的ケア児の在宅ケア、不妊治療専門鍼灸院など、さまざまな現場で経験を積む。鍼灸マッサージ師として、自分が何を伝えたいのか、自分の役割はなんなのか、自分にとっての喜びとは何か。日々模索する中で、子どもたちの笑顔と幸せな未来に貢献することが使命だと気づく。そして、専門分野である東洋医学の力、心と身体の調和といった考え、食や養生法など暮らしの知恵を伝えることが、妊娠出産子育てを取り巻く諸問題にダイレクトに役立つと確信する。まずはお母さんの笑顔と元気、そしてこころのゆとりを取り戻すことで、結果的に子どもたちが豊かな愛と、本来の生きる力をたっぷりと受け取っていけるように、私自身が愛を持って伝えていくことをもっとうとしている。【資格】2008年 鍼灸師国家資格取得、あん摩マッサージ指圧師国家資格取得 / 2016年 タッチケア指導者養成講座修了【インタビュー】五十嵐めいこさんにインタービューしました。- Q1) 鍼灸師になるきっかけは?子どもの頃から、具合が悪いと鍼灸院に連れて行ってくれる母親のもとで育ちました。母親は、お腹が痛ければ優しくさすって治してくれ、熱が出て不安なときも身体を触って心を落ち着かせてくれました。出汁は必ず煮干しや昆布からとっていたし、レトルト食品を食べた記憶もありません。鍼灸やマッサージ、ハーブやお手当てなどのいわゆる“自然療法”は、私にとって特別なものではなく、いつもそばにいて寄り添ってくれるお守りのような存在でした。そしてそれが、いかに生活のあちこちで本当に助けになっていたことか。当たり前の日常のありがたさに、大人になってから改めて気づき、私自身も鍼灸師を目指すことに。- Q2) 「たねまきはりきゅう院」を開業した理由は?私は鍼灸マッサージの専門学校へ通いはじめた20歳の頃から、31歳で子どもを産むまで、全く毛色の違う治療院をいくつかまわりながら、働いていました。相模原市藤野への引越しを転機に、フリーの鍼灸師として 「caretime さらさ」という屋号で2018年10月に開業しました。その後、より深く自分の鍼灸師としての役割を表現していくために、2019年12月「たねまきはりきゅうマッサージ院」と名称を変更し、再スタートしました。現在は、助産院のマタニティ&産後ケア、マルシェ出店や女性を中心とした出張での治療などを行っています。- Q3) 西洋医学と東洋医学は何が違うと思いますか?以前、「西洋医学は “救いの医学” だ」と言う鍼灸師の仲間がいました。私もそう思います。西洋の薬を使えば、痛みや苦しさをブロックしてくれる。死ぬかもしれない病気も、西洋医学の発展とともに助けられた命は数知れません。一方東洋医学は “自分を愛する医学” だと思っています。ちょっとした痛みや不調は、あなたの身体や心が発しているサイン。そのサインに気付いて、自分が本来持っている自然治癒力を発揮するための手助けをするのが東洋医学の力です。症状だけにフォーカスせず、あなたという人間をまるごと診て、癒していく。また、病気や不調が出る前から自分を整えておくことで、健康を維持することができる『予防医学』という観点でも、これからの時代に必要な医学だと言えるでしょう。西洋医学も東洋医学も、お互いの得意分野を補完しあえるような関係でありたいものです。そして1人1人が、状況に応じて医学の選択を当たり前にできる世の中になれば素晴らしいなと思います。- Q4) 今後「たねまきはりきゅう院」が目指していることは?妊娠を考え始めた時から、妊娠期、出産期、子育て期の家族を一本の線として、子どもたちが周りの大人から『生きる根本』をきちんと受け取ることができるようサポートしていきたいです。まずは大人たちに、そして子どもたちに愛と言葉とケアを通して伝えていきたいと思っています。オンラインなどを活用しながら、遠くにいる方ともどんどん繋がっていきたいです!最終目標は、私たちが地球の一員として日々の暮らしから恩恵を受けて生きているという事実を当たり前に感じられるファミリーを増やすこと。それが今起きているあらゆる社会問題の解決への一端となると信じています。【女性の悩みQ&A】「生理痛がひどく、足ツボマッサージや腰を温めてますが、あまり効果がありません。」「41歳です。生理前、とにかくメンタルが落ちてしまいます。どうしたら良いですか?」「更年期が気になります。生理周期が短くなり、肌もゆらぎ気味で(泣)」「PMSについて。生理前とにかくイライラが止まらず家族が引いています笑!」「11歳の娘に生理がきて、周期が安定するまでにできるヘルプなどある?」「生理が1ヶ月きてません!それ以外どこも悪くなく元気です!40歳で人生初!無視でよい?」先日、吉川ひなのさんのインスタグラムで募集した【女性の悩みQ&A】では、生理に関する悩みが多数寄せられました。今回は生理前にイライラする症状、PMS(生理前緊張症候群)についてお話ししていただきました。お風呂のふたが少しあいていただけでイラっ。ドアをしめる音にイラっ。5年前くらいの話をわざわざ引っ張り出して怒り始めてみたり、しまいにはイライラを気遣ってくれる姿にまでイライラ笑。考えるすきなく怒りがこみあげてくるあのかんじ、男性にはなかなか理解できない感覚ですよね。ささいなことでイラっとして、「あっわたし今、生理前だな」と気づく人も多いのでは?生理前はそんなもの。と思っている人もいるかもしれないけれど、これも立派な身体からのサイン。東洋医学では生理前にどんな症状が出やすいかで、身体を構成する気、血、水のどこに異常があるかを診断することができます。今回は生理前にイライラしてしまう、身体をめぐる気(エネルギー)が滞りやすいタイプ =『気滞(きたい)タイプ』についてお話しします。☆生理前にイライラの症状がでる気滞タイプはこんな人・ストレスを溜めやすい人・毎日バタバタ忙しい人・神経質な人・緊張しやすい人・気が張りやすい人・普段の呼吸が浅い人<起こりやすい症状>肩こり、胸が張る、便秘。脇腹が張ったり、げっぷやおなら、ため息がでるなど、詰まって苦しいような症状が特徴。<オススメケア>気滞タイプの人には特に「きちんと自分の余白を作るように意識して」といつも伝えています。パンパンにふくらませた風船の空気をプシューッとやさしく抜いてあげる感じです。ウォーキングやランニング、ダンスや大きな声で歌ったり!身体を動かしたり声を出して詰まった気をめぐらせ、発散させましょう。特にデスクワークなど、目や頭を酷使している人は、頭にのぼった気を下に降ろすイメージで、足を良く動かすことを意識すると良いでしょう。また、ベルガモットやスイートオレンジなど柑橘系のアロマを活用するのもオススメ。気滞を発散させる効果があります。ハンカチにたらして持ち歩いて、イライラしそうになったらクンクン、おおきく深呼吸。ペパーミントなどスーッとする香りも気が流れてオススメです。カモミールのバスエッセンスなども◎<気をめぐらせるマッサージ>マッサージでおすすめしたい場所は、腕と頭。ベースオイルや手持ちのクリームなどに、上にあげたエッセンシャルオイルを少し垂らして、腕全体と頭をかきあげるようによくマッサージしてみて。▼ 腕は表3ライン、裏3ラインに分けてマッサージ▼ 鎖骨下のラインを胸を広げるようにマッサージ▼ 頭は指の先を使って頭をかきあげるように、ヘッドスパ用のブラシなども活用して<おすすめのツボ>▼ 合谷(ごうこく)手の甲側、親指と人差し指の「水かき」の部分にあるツボです。▼ 太衝(たいしょう)の取り方足の親指と人さし指の骨の交点のすこし手前にとる<おすすめ薬膳ごはん>▼香味野菜とおろし大根の温かいおそば〜ゆずしょうがポン酢がけ〜冬の香味野菜、春菊や柚子を使った温かいおろしそば。香りの高いお野菜は気滞を解消するのにもってこい。そばには、頭の方に上がった気を下に下げてくれる作用もあります。温かいおそばにすることで血流もアップ!せりやみつば、大葉やミョウガなど、季節に合わせてアレンジしてみて!▼ 作り方レシピ①大根おろしをたっぷり作って醤油やみりん、めんつゆなどで先に味付けをします。だし汁ときのこを鍋に入れ、先程の大根おろしをいれて一煮立ち(アクが出たらとる)したら火を止めます。②別の鍋で蕎麦が茹で上がるころに、みじん切りにしておいた香味野菜(今回は春菊と大根の葉)をだし汁の鍋にいれ余熱で火を通します。③どんぶりにお湯を切った蕎麦を入れ、上から大根おろし入りのだし汁をかけます。④柚子の絞り汁、すりおろし生姜、醤油、みりんの柚子ポン酢を作っておき、おそばにかけて味を整えていただきます。【最後になりますが】「11歳の娘に生理がきて、周期が安定するまでにできるヘルプなどある?」のお悩みに、一言だけ伝えさせてください。初潮を迎えても、まだまだその年齢の頃は身体も成長段階で、ホルモンバランスも子宮などの発達も未完成です。なので、何年かは不順で当たり前なんです。とはいえ、その頃から自分の生理についてきちんと向き合うことはとても大切なことです。10代の頃から、基礎体温のこと、生理っていったい何のためにくるのか。生理の時は特に冷やしちゃいけないんだな、甘いものを食べすぎると生理痛って強くなるんだ、痛みが強いけど、疲れが溜まってたかな?など、生理を自分の体や心のバロメーターにすることを身につけておけたら、それって本当にすてきなこと。大袈裟なようですが、その子の生きる力になります。生理の時は、いつもより自分をいたわって大切にする時間なんだと、周りの大人が伝えられたら、その子が大人になって、赤ちゃんが欲しいなと思った時に、急に慌てることなくきちんと向き合えるでしょう。なのでぜひ、お子さんと一緒に生理について真剣に話し合う機会を一度作ってみることをおすすめします。大人と同じように、睡眠、冷やさない、食生活など、基本的な生活のリズムを整えることさえきちんと意識していれば、特別大きなケアをする必要はまだないです、安心してくださいね。以上です。▶︎ 次回も五十嵐芽衣子さんには、吉川さんのインスタグラムにいただいている【女性の悩みQ&A】にお答えいただく機会を設ける予定です。- ありがとうございました。
【ひなのマルシェ Choice】02ナツメとクコのグラノーラ「土とシェフ」提供・ナツメとクコのグラノーラの製造工程をご紹介します。▼ロールドオーツタイプを使用。メープルシロップを混ぜ合わせ1時間ほど寝かしています。アクセントにカカオを混ぜ合わせてます。低温でじっくり焼き上げます▼黒豆をきな粉にし、玄米粉と黒胡麻と甜菜糖と水でクッキー生地を作ります。▼薄く伸ばし、低温で40分程ゆっくり焼き上げるのでサクッと軽い食感のクッキーになります。▼ナツメを5㎜に一つずつスライスし、蒸して甘さを引き出してから、低温長時間でサクッと焼き上げます。▼クコの実は、85度で軽く蒸します。▼レーズンも85度で10分ほど蒸し、油脂分を落とします。▼かぼちゃの種は、オーブンで素焼きにし、香ばしく下処理します。▼玄米は浸水させた後、水気をよく切ります。▼鍋に塩をたっぷり入れ、200度近くまで温めて、玄米を投入し素早く攪拌します。(塩揚げ・ソルトフライという技法)▼玄米の外皮が弾けて消化が良くなります。▼オーツ麦、ナツメ、クコ、玄米、黒胡麻クッキー、レーズン、カボチャのタネ、全ての食材をそれぞれ加工しています。▼一つ一つ手作業で袋詰めをし、皆様にお届け致します。ぜひ、この機会に、「土とシェフ」が提供するグラノーラをご賞味ください!
『ひなのマルシェ』公式ロゴデザインコンペティション開催!『ひなのマルシェ』は、同じ未来を描く仲間たちがトライアル・アンド・エラーを繰り返し、“クリアな地球”を築いていくオンラインサロンです。この度、『ひなのマルシェ』のロゴマークを公募いたします。■応募期間2021年11月26日〜2021年12月20日23:59迄■応募資格・『ひなのマルシェ』にご興味がある方、または入会をご検討されている方・『ひなのマルシェ』第一期メンバー又はそのご紹介の方(コンペティション参加登録の際、ご紹介者の氏名を明記してください)※プロ/アマ問わずAdobe Illustrator、Adobe Photoshopによるデザインスキル必須■賞金5万円※ロゴマーク・デザイン料、マニュアル制作費、制作経費、データ提供費、著作権譲渡料などを含む■コンセプト世界を見渡せば、わたしたちの社会は地球温暖化や食品ロス、貧困など数えきれないほどの問題を抱えています。わたしたちにできることは何か。それは「オーガニックを選び消費に責任を持つこと」だとわたしたちは考えています。『ひなのマルシェ』では、オーガニックな事柄・人・物を“クリア”と表現します。風の時代の到来により、物質的なことから本質的なことへと価値観が移りゆくなか、共に学び、できることから少しずつ実践し、“クリアな地球”を目指していける場所をみなさんとつくっていきたいと思っています。このような『ひなのマルシェ』のシンボルとして、“クリアな地球”を目指す仲間たちに、愛されるロゴマークを公募いたします。■応募から発表までの流れコンペティション参加の登録↓スタッフよりメールにてご連絡↓ロゴマーク提出※容量が大きい場合はファイル共有サービス等を利用しメールで送信↓審査↓発表(12月末日にメールでご連絡します)↓表彰(1月末日)※Zoomにて、表彰式を行います。■コンペティション参加登録について・プロフィールを記載したword等のデータファイル - 氏名 - 生年月日 - 連絡先(電話番号 / e-mail) - 会社名(ない場合は「なし」と記載してください) - 活動地域 - 活動内容 - 第一期メンバー or ご紹介 (ご紹介者の氏名を明記)・過去の製作物(任意)チラシ、ロゴ、ポスター等、過去に製作したものをご提出ください。データファイル名を「『ひなのマルシェ』コンペ申込み / 氏名」、件名を「ロゴコンペ申込み」とし 『ひなのマルシェ』事務局 info@hinanomarche.jp までメールにて送付してください。※いただいたプロフィール、個人情報は、選考以外の目的で使用致しません。また事務局が厳重に管理し第三者への漏洩を防ぐものといたします。■提出していただくロゴマーク・資料について①シンボルマーク②和文タイプ:『ひなのマルシェ』③英文タイプ:『HINANO MARCHE』(※大文字、小文字の変更可)④デザインコンセプト:400字以内(※応募フォームの該当箇所に記入してください)・①+②、①+③の2パターンを作成していただき、1つのファイルにまとめて応募してください。ファイル形式:jpgファイルサイズ:A4 ヨコ(W:297mm × H:210mm)、3MB以下解像度:300dpiデータファイル名を「『ひなのマルシェ』ロゴコンペ / 氏名」、件名を「ロゴコンペ応募」とし 『ひなのマルシェ』事務局 info@hinanomarche.jp までメールにて送付してください。尚、④は、コンセプトを記載したword等のデータファイルを作成していただき、ロゴマークと一緒に添付してください。※完成にあたり、事務局スタッフとの打ち合わせ・監修が入ることを了承の上、応募すること。※提出画像は、審査においてのみ使用します。ロゴマークについては採用後、新たにデータを提出していただきます。(ai、jpg)■審査・『ひなのマルシェ』第一期メンバーによる審査がございます。※Web投票など審査の過程で応募作品を公開することはありません。・『ひなのマルシェ』吉川ひなの主宰に、Zoomで最終プレゼンテーションを行っていただきます。※最終プレゼンテーションのご案内はスタッフより連絡いたします。■主催・問い合わせ先ひなのマルシェ事務局info@hinanomarche.jp■注意事項・自作未発表のオリジナルロゴデザインで、他者の知的財産権を侵害しないものに限ります。・採用決定後に権利侵害等の問題が判明した場合は、採用を取り消すことがあります。・採用されたロゴマークの著作権は主催者に帰属します。・応募者は作品を提出した時点で、ロゴマークのデザインが当コンペティションに関する展示や出版物、ウェブサイト上で使用されることに同意しているものとします。・採用ロゴマーク決定後、デザイン調整について相談をさせて頂く場合がございます。・採用ロゴマークのデザインや色彩などの補正・修正や、モノクロ変換、文字の追加などの画像加工を施して使用する場合があります。・応募者の個人情報は作者紹介や入賞者発表等、主催者の判断で使用いたします。・当選者無しの場合もございます。