ご報告が遅くなりましたが、今年度のIDJも無事に1/29〜2/2の訪日日程を終えました! 5日間で名古屋〜京都・大阪〜東京を回る、というタイトなスケジュールではありましたが、行く先々で新しいテクノロジーや企業の皆様の熱い思いに触れ、皆様々な発見・気づきを得て帰国しました。 今回訪問した企業をインターンシップ先として真剣に検討を始めた学生もいるようです。 訪問中の様子については下記のFacebookページにアップしています。また、報告書については鋭意作成中ですので、パトロンの皆様には出来上がりしだい送付させていただければと思います。 改めて、ご支援ありがとうございました 来年度も実施予定ですので、どうぞまたよろしくお願いいたします!! Facebook ページ: https://www.facebook.com/mit.innovationdiscovery/
支援募集最終日 いよいよ支援募集最終日となりました。 訪問先も固まり、参加者や訪問先企業の研究や質問事項の整理など(「日本語でコミュニケーションを取りたい!」という想いから、日本語の勉強をしている参加者も)、着々と1月27日の出発に向けて準備を進めています。 こんな学生の気持ちに応えるためにも、皆様からの支援をまだまだお待ちしています! どうぞよろしくお願いします!! IDJオーガナイザー一同
*クラウドファンディングもいよいよ終盤になりました。今回は昨年度のIDJ、"IDJ2017"の様子をご紹介します。IDJがどのような活動を行なっているのか一人でも多くの方に知っていただき、ご支援いただければと思います!" IDJ2017を振り返って 初めまして、微力ながらIDJ18に協力させていただいている王青陽と申します。MITではPhysics PhD progamに在籍しています。私は去年のIDJ17にも同行しましたので、今回そのツアーの様子およびその後について簡単お伝えできたらと思います。 まず私は今でも去年のツアー初日にすごく不安感に駆られたことを覚えています。というのも参加者は13時間のフライトを終え、日本到着時差ボケの中ろくに眠ることもできずに、朝早くから企業見学をしていました。我々企画者側は、企業とのディスカッションでは、もはやみんなほぼ寝ている状態になってしまって受け入れ企業様側に全く示しがつかなるかかもという強い不安に襲われていました。しかし蓋を開けてみるとこれは全くの杞憂でした。うたうたしている人など皆無、むしろ工場見学からのランチプレゼンテーションのQAセッションではMIT生からの質問が少なくとも30,40分全く止まずに途中で切り上げざるをえない形になりました。 [ランチプレゼンテーション] 2日目以降は2つから3つのグループに学生の興味によって分けて、自分が関心のある企業や研究所に赴くスケジュールでした。やはり私が感じたのは、スーツ及びビジネス姿のMITの学生がぞろぞろとノート片手に企業との交流をする姿は、いわゆる“日本文化体験ツアー”とはかなり異質であったことです。参加学生を選抜する段階から“観光の時間はほとんどない勉強のためのツアー”と強調したために、その点に不満を持つ学生はほぼいませんでした。参加者によっては事前に早めに日本に1週間滞在して観光を済ませてからこのツアーを参加する人もいました。今回の訪日の主目的は将来のインターンや就職を含めた日本とのコネクションであることを皆が一応に共有できていたのはアメリカから日本に行くツアーで実現できていたことはすごいことだと思いました。 実際に参加者の中にはその後の夏にインターンとして実際にまた日本で働いた学生もいます。彼はツアーに参加する前から日本語を自力で勉強していましたが、実際に日本に来てみると全然本場の日本語は違うと嘆いていました。日本人がアメリカに来て今まで習った英語と違うという気持ちを逆に味わえたのではないでしょうか。 また別の学生の例を挙げると、僕と滞在中主に同じ部屋に泊まっていたカリフォルニアの学生は毎晩しきりに私に日本のビジネスの作法を聞いてきました。日本では名刺を渡すタイミングはいつなのか、握手をしようとすることは失礼なのか。さすがにお辞儀をする時の角度を90度にしてしまったが45度じゃなかったから相手は怒っているかと聞かれた時は笑ってしまいましたが、それほど彼は日本とのビジネス交流に対して真剣であったということです。彼はロボット工学の研究していて、日本でのビジネスチャンスに憧れる一方、それこそ日本は少しでもマナーをわきまえないと即解雇のような風儀に過度に厳しい世界であるというイメージがあったようです。このツアーを終えてエチケットはあるにしろ、別に異常ではないことを学んだようです。 彼らを含め、日本でその後インターンなどを行った学生たちが口をそろえて言うのは、やはりこのツアーで実際に日本の企業とやりとりする機会があったからこそ、いわゆる未知であった、観光では味わえない日本の部分が身近に感じるようになったことです。それゆえに企業と実際にコンタクトをとるということのハードルがだいぶ下がったようです。 [ネットワーキングパーティの様子] ビジネスツアーといえ全く行楽的な要素がなかったかというとそうでもありません。夜は自由時間ですから、思い思いに日本を満喫し、最終日のネットワーキングパーティを終えればあとは皆存分に日本を謳歌していました。とはいえやはり総じてこのツアーは真剣な学生のための真剣なものであったと思います。 述べ約20ものスタートアップ、研究所、大企業と交流したMITの学生たちがどのように将来日本と化学反応を起こすのか、とても楽しみです。 ぜひまた今年も選抜された“真剣”な学生のためにご支援をお願いします!
(後列左から)John(アメリカ・SDM1年生)Andrea(エクアドル・SDM1年生)、Robert(アメリカ・SDM1年生) (前列左から)J(シンガポール・SDM1年生)Fred(ブラジル・SDM1年生)、Davide(イタリア・SDM2年生) インタビュワー:加々美 ☆MITの学生はIDJで何に期待しているのか?IDJに参加するSystem Design Managemet専攻(SDM)の学生インタビューを2回に分けてお伝えします。今回はその第2回です。☆ 「日本の企業とパートナーシップを組むための機会にしたい。」 加々美:IDJで得た経験を、今後どう生かしていきたいと考えていますか? Robert:IDJを通じて、日本の文化やイノベーションについての理解をより深めるとともに、将来、日本の企業とイノベーションを起こす機会に繋がればいいと思います。 (インタビューに答えるRobert(動画)) John: 私はMITを卒業後、自分でスタートアップを興したいと考えているので、日本の企業とイノベーションを一緒に起こしていくためのパートナーシップを組むための機会にしたいです。 (インタビューに答えるJohn(動画)) Fred: 将来的に日本の企業とのビジネスの機会や、東京の同僚と一緒に研究を行う機会を探したいと思っています。 (インタビューに答えるFred(動画)) Andrea: 今回日本に行くことで、私の人間的な面とプロフェッショナルな面(技術面・知識面)の両方で成長ができたらよいと考えています。また前職では、様々な海外の企業と一緒に仕事をしていたので、日本の企業と今後のビジネスの機会を探せれば良いと思います。 J: 私は日本から規律や礼儀、イノベーション、創造性などたくさんのことを学んできました。今回のIDJを通じて、日本の企業がどのような環境で働いているかをもっと知り、なぜそのような価値観が生まれているかを知りたいと思います。 David: IDJの取り組みは日本の人々と繋がることのできる素晴らしい機会だと信じています。将来の自分の可能性を広げるためにも、そのような人々と交流を持ちたいです。 「日本に行くことが今からとても楽しみです!!」 加々美:IDJへの意気込みをお願いします。 Davide: 私は日本に行ったことがあるので、日本を旅行することが懐かしく感じます。日本に行くことがとても楽しみです。 (インタビューに答えるDavide(動画)) Fred: 機会をくださりありがとうございます。(日本語で) (インタビューに答えるFred(動画)) J: 日本のみなさん、今から行きますよ! (インタビューに答えるJ(写真)) Robert: 日本に行くことが待ちきれないです。 Andrea: このような機会を作ってくださりありがとうございます。日本に行けることにとても興奮しています。日本の皆様にお会いできることを楽しみにしています。 John: 私からも感謝を伝えたいです。私もとてもワクワクしています。日本に行くことが待ちきれないです。 「頑張ります!!」 加々美:最後に日本のみんなにメッセージをお願いします。
☆MITの学生はIDJで何に期待しているのか?IDJに参加するSystem Design Managemet専攻(SDM)の学生インタビューを2回に分けてお伝えします。今回はその第1回です。☆ 参加者: (後列左から)John(アメリカ・SDM1年生)Andrea(エクアドル・SDM1年生)、Robert(アメリカ・SDM1年生) (前列左から)J(シンガポール・SDM1年生)Fred(ブラジル・SDM1年生)、Davide(イタリア・SDM2年生) インタビュワー:加々美 「日本のイノベーションを学びたい。」 加々美: 出身・専門分野とIDJに応募したきっかけを教えてください。 Robert::アメリカ出身で専門は航空宇宙工学です。私も日本を何度か旅行したことがあり、日本のことが好きになりました。日本のイノベーションがどのようなものか?また、日本とアメリカのイノベーションがどうやったら連携していけるのか?ということを学びたくてIDJに応募しました。 (インタビューに答えるRobert(動画)) John:アメリカ出身で、これまでいくつかの会社を起業し経営してきました。日本に何は度か行ったことがありますがとても素晴らしかったです。将来日本でビジネスがしたいと思っているので、日本のビジネスがどのように行われているのかをもっと知りたいと思い、IDJに参加することにしました。 (インタビューに答えるJohn(動画)) Davide:イタリア出身です。日本には固有の技術やイノベーションがあると思います。それらを自分の修士論文の研究にもつなげていきたいと思い、IDJに応募しました。 (インタビューに答えるDavide(写真)) Andrea:エクアドル出身で、医療系の会社で3年間データアナリストをしていました。以前日本に旅行に行って、日本のことが大好きになりました。その時は観光客として行ったのですが、日本のビジネス、ベンチャー企業についてもっと深く知りたいと思い、IDJに応募しました。 (インタビューに答えるAndrea(写真)) Fred:ブラジル出身です。ブラジル、フランス、アメリカで12年間 エンジニアとして働いてきました。日本にはずっと興味があり、特に仕事の取り組み方について知りたいと思っていたので、IDJに応募しました。 J:シンガポール出身で、8年間公務員として働いてきました。IDJのことは昨年参加した学科の先輩から話を聞いて知りました。出会った人、訪問した企業等、IDJを通して多くを学び素晴らしい経験になったと聞き、私も参加したいと思いました。 「日本にはクリエイティブな人達が多い。」 加々美:日本にどんなイメージを持っていますか? J:私は2年前に日本に行ったことがありますが、それ以前に、子供の頃からずっと日本文化の影響を受けてきました。ドラゴンボールも見ていましたし、ファイナルファンタジーやメタルギアソリッドで遊んでいました。そのため、日本にはとてもクリエイティブな人たちが多い印象があります。 (インタビューに答えるJ(動画)) Andrea:日本は私のお気に入りの国です。人々はとても親切ですし、食事も美味しく、景色もきれいです。また、日本の文化や歴史にもとても興味があり、学ぶべきところがたくさんあると思っています。 (インタビューに答えるAndrea(動画)) Fred:私は日本に行ったことは無いのですが、出身のサンパウロは日本文化の影響を受けています。日本社会は革新的で、組織が良くまとまっているイメージがありますね。 (インタビューに答えるFred(写真)) Robert:私も日本の文化や美しい景色が好きです。また、何十年も技術開発において世界を引っ張ってきたという印象もあります。もちろん、私もドラゴンボールを見て育ちました。笑 (インタビューに答えるRobert(写真)) John:私も日本のテレビゲームをやっていました。私は何度か日本を旅行したことがありますが、九州を自転車で旅行した時には、景色がきれいで人々もとても友好的でした。また、日本の商品のデザインやパッケージが美しくてとても好きです。 *第2回に続きます*