こんにちは。個人マークシールの商品化に向けて、にじいろ保育の会によるデザイン検討会を昨日行いました。おおよそのデザインが出来上がっており、微調整の段階に入っております。メンバーの想いも熱いので白熱な議論でした。はやく皆さんに見ていただきたい、手にしていただきたいという気持ちで奮闘しております!同時に、テレビ取材も受けております。製作の様子なども紹介していただけるようなので、また皆さんに見ていただければと思います。たぶん、5月中旬に放送です。また、進捗をご報告いたします。応援、ありがとうございます。
昨日3月14日をもちまして、本プロジェクトの公開期間が終了となりました。目標金額200,000円に対し、454,000円(達成率227%)という快挙でした。そして、支援者様は126人!かなりたくさんの方にご支援を賜りました。知人の方にご紹介いただいたり、SNSで宣伝してくださった皆様、ありがとうございました。おかげさまで、本当にたくさんの方に知ってもらえることができました。公開後は、メディア取材がいくつも入りまして、社会的関心の高さがうかがえます。本日もまた一つメディア取材を受けたところです。本プロジェクトの目的は、ジェンダーバイアスの低い保育環境を提供することだけでなく、大人が乳幼児期の子どものジェンダーについて話し合うキッカケとなることでした。何人かの支援者様からも、ジェンダーによって選択肢を狭められたり個性を発揮する機会を逃していたりという子ども時代の体験のお話をいただきました。そして、子育て世代になった今、それらを我が子や次世代の子どもたちには変えていってほしいという願いがあります。こうした皆様の想いを具現化すべく、この後も頑張っていきたいと思います。「大きくなったら何になりたい?」という何度も繰り返される質問は、子どもだった僕にとってとても苦痛でした。何にもなりたくなかったからです。だから「イルカになりたい」と答えた記憶があります。イルカならこんなしんどい世界から解放されて自由に泳ぎ回れると、子どもながらに真剣に考えました。でも、それでは先生や親が納得してくれないものわかっていました。いつしか、「大工さんになりたい」「パイロットになりたい」と答えるようにしていました。本当にそれらになりたかった訳ではなく、自分が男子だったからそう答えることで周囲の大人は安心してくれると学んだ結果でした。そして、「男の子らしさ」を十分に備え持てなかった僕自身、大人の期待に応えられなかった僕自身の最大の努力でもありました。この前、「大きくなったら何になりたい?」と3歳児たちにあえて聞いてみました。そうしたら、ある女子が「お寿司屋さんになりたい!」と自信満々に言ってくれました。家族で行った回転寿司の記憶から働いている女性をモデルに言っているのか、もしくは性別なんて関係なく純粋に憧れたお寿司屋さんを指して言っているのか、そこまでは分かりません。一昔前だったら、お寿司屋さんは職人の世界で男性の仕事だというイメージが先行していて、女子が「お寿司屋さんになりたい!」と発言することはなかったように思います。今の子どもたちの価値観は多様化していて発想も自由で良いなと感じました。案外、子どもたちの方がジェンダーバイアスなど取り払うチカラがあるのかもしれません。時代は良い方向に進んでいると感じますし、勇気をもらいます。どんな子どもも自由に個性が発揮できて、選択肢を狭められない環境を目指したいという想いを掲げならも、大人の僕ができることは実際にはとても些細なことです。たった「個人マークシール」を作り替えることくらいしかできません。「たかがシール一つで何が変わるのか?」と自問自答をたくさんしました。だけれども、こうして賛同してくださるたくさんの支援者様の存在そのものが、保育における小さな変革を進める大きなエネルギーなのだと感じました。この「ジェンダーニュートラル・個人マークシール」がすぐに何かを解決することはできないと思います。それでも、たくさんの支援者様の想いと背景にしながら、保育におけるジェンダーの話し合いの良いキッカケ作りにはなるはず。保育はもっと良くなる。そう信じて頑張ろうと思います。あたたかい励ましや応援、そしてご支援をありがとうございました。これから具体的な商品化に向けて邁進していきます。手元に届くまでお時間をいただくことになりますが、良いものをお届けできるようメンバー一同で頑張ります!代表 天野
こんにちは!このプロジェクトもいよいよ具体的な成果物を捻出していく段階に入っております。今日はそのご報告です。2月下旬「にじいろ保育の会」にてデザイン検討会を行いました。メンバーそれぞれの熱い想いがほとばしり、白熱した検討会となりました。検討会での意見をまとめつつ、最終的には3カテゴリ60デザインを製作します。今回はデザインのこだわりをお伝えしたいです。①デザインに障がい児保育の視点を入れるジェンダーだけではない障がい児保育にも通じるデザイン案を、一部のものになりますが考えています。色覚や認知に多様な感覚がある子どもを想定した仕掛けです。グレースケールにしても絵柄の枠線が残ることで視認性に特化したものが入ります。②現代的なモチーフを取り入れるせっかく新しく作るのだから、私たちなりの現代的な視点を取り入れていこうと決めました。古典的なものだけでは面白くありません。たとえば、「スケーツ靴」です。冬季オリンピックでフィギュアスケートをはじめとるスポーツ選手に憧れる子どもも増えるのではないでしょうか。現代的なものだとどうしても温かみに欠けるものになってしまいそうなのですが、その辺りはデザイナーの技でカバーされていきます。現代的なモチーフと、馴染みのある昔からのモチーフを組み合わせていこうと考えています。③ニ語文的表現保育の場でちょっとした会話が増えるように、サブモチーフがつくものもあります。例えば、ポストには手紙がついていたり、海の生き物には水泡がついていたり、おにぎりにはふりかけがついていたり。認識に混乱が起きない程度の遊び心です。全体を通しても、ただ品詞が置かれるだけでなく、「おいしい+たべもの」といったように表情のあるものへと昇華しています。そうすることで、イメージの広がりを楽しめそうです。一方で、①に必要とされるシンプルなデザインも織り交ぜつつ構成します。まだ製作途中のため変更も出てくると思いますが、このようなこだわりを持って製作を進めております。はやくみなさまに手に取ってみてもらえるよう頑張ります!【皆さまへお願い】支援者の皆さまのおかげを持ちまして本プロジェクトは既に大成功でございます。改めて感謝申し上げます。残り5日間となりました。残りの期間で、さらにたくさんの方にこの内容を知っていただきたい。そして、私どもとしては200%という高い目標金額、または支援者さま120人という目標人数を達成したいと考えています。もし可能でしたら、今一度、知人の方などにこのプロジェクトをご周知していただけると嬉しいです。あと一歩のところまできております!お願いばかりで恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。
本プロジェクトは、最近話題のおもちゃのジェンダーにも関連しています。タレントりゅうちぇるさんも「#おもちゃに性別いるのかな」というハッシュタグでラジオやSNSを中心に問題提起されています。下記の記事でもおもちゃメーカーの反省と施策が紹介されました。おもちゃも「ジェンダー平等」 男の子のお世話人形、かわいい工具系商品•••業界も変化この流れで、本プロジェクトもりゅうちぇるさんとドリアン・ロロブリジーダさんに発掘していただきTBSラジオでご紹介していただきました。私たちもこの考えに深く賛同しています。おもちゃではないですが、ひな人形・ひな祭りも同じような悩ましい問題があるはずなのです。しかし、ほとんど議論されてないように思います。「お嫁に貰われる」「嫁ぐ」などの規範はフェミニズムが指摘してきた女性抑圧そのもののはずなのに、あまり変更なくひな祭りが行われています。どうやら、「子ども」というフィルターがかかるとジェンダーの問題は見えにくくなるようです。私たちなりの考えをまとめましたので以下のリンクを読んでいただけると嬉しいです。こちらの記事は、多くのネットメディアに掲載していただくことができました。全部は紹介できないですが、産経ニュース、ニコニコニュース、オリコンニュース、BIGLOBEニュース、@niftyビジネス、時事ドットコム、エキサイトニュース、infoseekニュース、他新聞社含め現時点で29サイトにこの記事を取り上げてもらうことができました。これも、ご支援をしてくださり、応援してくださった皆様のおかげです。本当にありがとうございます。残り10日で本プロジェクトは終了になりますが、その後もこのような「子どものジェンダー」に関する問題に取り組んでいこうと思います。皆様の温かいお言葉で、とても励まされました。簡単ではございますが、感謝申し上げます。代表 天野諭
3月2日(水)CBCテレビ『チャント!』内で本プロジェクトが紹介されました。代表天野のインタビューはじめ保育園での実際の使用例、保護者インタビューなどが集録されています。平日でしたので仕事で観られなかった方も多いと思います。東海エリア外の方にもこれで観ていただけます!もちろん無料ですのでご安心を!⬇︎をクリック!!Locipo(ロキポ)ちなみに、3月9日(水)19時に配信終了ですのでお早めに観てください!