もうひとつの「KAMPF RIESEN MARS 」 以前の活動報告でも触れた通り「KAMPF RIESEN MARS 」のストーリーは大きく二つに分かれています。比較的軽快なテンポで描かれる冒険活劇な「KAMPF RIESEN MARS 1941」と、その4年後の世界をより重厚なタッチで仮想戦記風に描く「KAMPF RIESEN MARS 1945」です。 実は担当する作者も違っておりまして「1941」は私(西沢)が、「1945」は相方の星野がそれぞれ担当しております。キャラクターの設定もそれぞれが決めているので、そのビジュアルも「1941」と「1945」では全く異なっています。例えば… 「1941」がどちらかと言うとアニメよりな絵柄なのに対して、「1945」は見るからにハードな展開を予感させるキャラクターが登場します。 キャラクターイラストを担当するのはフリーで活躍されているイラストレーターの十(とう)氏。氏はオリジナルで漫画も描かれているので、今回は無理を言って「1945」を一部コミカライズしてもらいました。 独特な色調で描かれたイラストは横書きのネームと相まってアメコミのような独特の雰囲気を醸し出しています。激しく続きが気になりますが、今はここまで。この完成度なら全編コミカライズしても良いんじゃないかと思えてきます。 プラキットだけではない「KAMPF RIESEN MARS 1945」の今後の展開にどうぞご期待ください。 ※デザイン、内容は予告なく変更になる場合がございます。
報告が遅くなりましたが、2月18日(日)ワンダーフェスティバル2018冬に参加いたしました。 朝から当ブースを訪れていただいたお客様、及びパトロンの方々と濃密な時間を過ごすことが出来ました。本当にありがとうございました。 今回はクラウドファンディング達成後初の展示会であったため、実際の試作品を直接確認して頂ける良い機会となりました。皆さんご満足いただけましたでしょうか?まだ金型が出来ていないため「テストショットを展示」と言う訳にはいきませんでしたが、それでも製品と同じサイズの3Dプリンター出力サンプルを見ていただいたことで、実際のボリュームをご確認いただけたかと思います。 3Dプリンターによる出力サンプルも今回はプロポーションを変更した最新の物を展示いたしました。写真左側の物がそれです。小さくて見えにくいですが、肩のパーツが右の物に比べて若干大きくなっております。また首回りや胴体前面にディティールが追加されて、より製品版に近い物になりました。関節などはまだまだこれから詰めていく段階ですが、結構男前に仕上がってくれそうで期待が高まります。 いよいよ3月からは実際のキットに準じたパーツ分割を検討する段階に入って行きます。途中経過は随時活動報告にアップしていきますので、こまめに覗いて見てやってください。 それでは引き続きご声援の程よろしくお願いします。 ※実際のデザインは予告なく変更になることがございます。
2月18日に開催されるワンダーフェスティバル2018冬に参加致します。 卓ナンバーは5-11-08です。 今回は初めて参加した2013年夏から数えてちょうど10回目の参加になります。 思えば最初のワンフェスは散々な結果でした。持ち込んだガレージキット30個の内、売れたのはたったの6個だけ。複製を外部業者に委託していた我々としては最低でも20個は売れないと赤字になってしまいます。でもほとんどのお客さんは遠巻きに眺めているだけで、積み上げたキットには全く手を出してくれません。そう言えば複製業者の社長さんも「悪いことは言わないから複製は10個だけにしときな。オリジナルのロボットなんてそうそう売れるもんじゃないから」と言っていました。あの時はSNSなどもしていなかったので事前のプロモーションも全く無し。そんな中でいきなりドラム缶型のロボットを見せられて「1個20,000円で買ってくれ」と言われても「そりゃ無理でしょ」となりますよね。ハッキリ言って完全に作戦ミスでした。今思えばあの時はクリエイターや職人が陥る初歩的なミスを犯していたのです。 「良いものを作れば必ず売れる!」と。 ハッキリ言ってこれは幻想です。もちろん売れるには良いものを作る必要がありますが、だからと言って「良いものなら絶対に売れる」わけではありません。どんなに良い物でもそれを売るためにはそれなりの仕掛けが必要です。ワンフェスでキットが売れるのは事前の仕掛けとプロモーションの結果であって、売れるか売れないかは会場に入る前に大体決まっているのです。(もちろん例外はあります) 我々が過去9回連続してワンフェスに参加し続けて来たのは、今回のプラキット化プロジェクトに繋げるためであったと言っても過言ではありません。もちろん最初はクラウドファンディングなるものも知りませんでしたから、 「そのうちどこかのメーカーが拾ってくれてプラキット化の話が転がり込んでくるさ」 などと(割と)真剣に思っていました。でも今にして思えばそれもクリエイターのよく陥る幻想でした。巷ではたまにそう言う話を聞くこともありますが、我々にはありませんでした。残念ながら…。 そもそも自分で創ったオリジナルのデザイン(とコンテンツ)を版権ごとメーカーに渡してまでメジャーになることにどれだけの意味があるのか。そう考えいるとこれは必ずしもウマい話では無くなります。ウマい話とはメーカーにとってもウマい話なのです。ビジネスですからそれは当たり前です。 我々はワンダーフェスティバルをビジネスの場として捉えてきました。一時はこれで食べて行こうかとも考えましたが、それはとても無理です。それが出来ているのはほんの数人のディーラーさんだけでしょう。ではなぜワンダーフェスティバルに参加し続けているのか? それはここが「最高のプレゼンテーションの場」であるからに他なりません。 我々が創っているオリジナルコンテンツをより多くの方に知ってもらうのに、ワンダーフェスティバルはこれ以上ない機会(チャンス)なのです。実は人型重機をプラキットにしたいのも、ガレージキットではなし得なかった「より多くの人にキットをお届けする」ことで、それをきっかけに「Kampf Riesen Mars」のストーリーや世界観に興味を持ってもらいたいがためなのです。今回のプロジェクトに解説本のリターンを設定しているのはそう言った理由からです。実はこれ、2013年のワンフェス初参加の時から何も変わっていません。5年前に出来なかったことを今、形を変えてやろうとしているだけなのです。 今回、おかげさまでインジェクションプラキット化プロジェクトが成立したことを受けて、最近では「Ⅳ号」以降のシリーズや一般流通に関するご質問も頂くようになってきました。ただこれに関しては今後の「Kampf Riesen Mars」全体の盛り上がり次第によるもですので、今のところまだはっきりしたことはお答えできません。ただ、その為の仕掛けはこれからもし続けて行くつもりです。(いくつかの仕込みも既に進めております)そしてワンダーフェスティバルにはこれからもずっと参加し続けて行くと思います。それこそが最高の仕掛けであり、最大のプロモーションであるからです。ひょっとすると、もう1回ガレージキットの新作を出すことがあるかもしれません。そんなサプライズや新しい取り組みをプレゼンテーションできる場は恐らくワンダーフェスティバル以外にはあり得ないと思います。 「ワンフェス出身の個人ディーラー」はいつまでも「ワンフェスに出展しているディーラー」であり続けるでしょう。「もう来るな」って言われるまでは。 これからもワンフェスディーラー「Kampf Riesen Mars 1941」をどうぞよろしくお願いします!
目標金額の達成を受けて、具体的なリターンの作成にも入り始めました。 キットの設計に関しては現在、金型メーカーであるエムアイモルデさんに依頼をかけていますので、私は主に解説本の執筆と編集作業を進めております。 内容に関しては2013年に作成したブックレットを大幅に拡張したものにする予定ですが、今回は大勢のクリエイターさんにご協力頂いているおかげで、ビジュアル的には大変見ごたえのある物が作れるものと確信しております。具体的には新たに、前回のブックレットでは存在すらしなかったイメージイラストのページを設けることで、より具体的に「Kampf Riesen Mars」の世界観を伝えられるような内容にするつもりです。 (からます氏によるイメージイラスト) また火星で発見された人型重機が如何にして回収、調査されて、その後どのようにして復元モデルが作成されるに至ったかを新たに書き加える予定です。まだ原稿が完成していないので確定ではありませんが、人型重機の内部構造図に関しては、この新章に紐づいた形で紹介する事になる予定です。 (カネコツ氏による内部構造図) もちろんメインとなるストーリーも掲載します。 これに関しても今までの私が(子供の絵の具と色鉛筆を借りて)描いていたイラストを全て一新する予定です。 (四季氏によるイラスト) 何はともあれ、これを読めば「Ⅳ号人型重機(Riesen Panzer Ⅳ)」のプラキットをよりいっそう楽しめる内容になることは間違いありません。 是非、今後の編集作業にご期待ください。 ※デザイン、内容に関しては予告なく変更になる場合がございます。
1月25日発売の「モデルグラフィックス」にクラウドファンディングの記事広告を掲載してもらいました。 実はこのプロジェクトを始める前から模型専門誌には必ず広告を出すと決めていました。私は本業が広告代理店勤務なので「何かを成し遂げるなら必ず広告は出すべきだ」と考えています。 掲載先に「モデルグラフィックス」を選んだのは、何となく変わったことを楽しんでくれそうな雑誌だったからです。(褒めています) これを機会にモデルグラフィックスさんとは一緒にプロモーションをしていく事になるかもしれません。ひょっとしたら「あんなこと」や「こんなこと」ができるようになるかも… いや、何でもないです。 今後の展開にどうぞご期待ください。