おはようございます。今後の予定についてお問い合わせをいただくことが有りましたので、ここに投稿してみたいとおもいます。クラウドファンディングの本文中にも同じことが書いてありますけれども。ww3月12日(土)午前 溶接練習会3月21日(月祝)溶接練習会/製作会4月2日(土)製作会5月7日(土)製作会/燃焼試験6月4日(土)完成披露パーティー(雨天延期)6月11日(土)完成披露パーティー予備日(雨天時室内) 溶接練習会/製作会/燃焼試験は5000円のご支援を頂戴した方が対象となっております。ちなみに3月12日AMの会は残り1名となっております。また、ここにまだ書いておりませんが、適宜製作会の日程は追加することが有り得ます。それについては対象となる皆様にメッセージをお送りしますのでご留意ください。ではまた。まさき
こんばんは、まさきです。今日はアメリカンなBBQのお料理について書いてみたいと思います。初級BBQインストラクターのコースを受講して一番驚いたのが、料理ジャンルの違いでした。恐縮ながらBBQというと焼肉屋さんの屋外版というイメージが強いのではないでしょうか。私も強い火力で薄い肉をさっと焼くイメージをずっと持っていました。ところがです。そのコースで試食したものはなんとも複雑で複合的な料理でした。分析的に言うと、内側が低温調理によるジューシーでソフトな肉質となり、外側が炭火の乾燥した火力でカリっと香ばしく仕上がり、かつスモークによる燻製が薫香をまとわせる、そんなふうな一言では言いにくい調理でした。アメリカの料理というとすぐに大味なイメージが湧いてきます。確かに大手ファストフードのようにケチャップやソースのイメージが先に立ってきます。でも彼らは肉食についてはガチ先輩です。和牛はサシが入っていて薄く切ってさっと焼くのがうまいのは分かりますが、米国の赤身のそして安い肉をおいしく食べる技はアメリカのマニアなおじさんを信頼したいと思います。さて、そのアメリカンなBBQではどんな肉を使うのでしょうか。まずひとつめは、上の画像に揚げたブリスケットという代表的な部位です。これは肩に近いバラ肉で、数キロの塊です。筋もあり、使いにくい部位なので日本のスーパーではブロックでは売っていません。そういうわけで安い部位なので上手に調理すればコスパ最高になります。次は、リブフィンガーです。これはバラ肉よりも内側にある肋骨と肋骨の間にある部位です。細長いので日本のお肉屋さんではブロックでは売っていません。こういったB級とみなされる部位を上手に調理するのが醍醐味です。ほかにも、トマホーク、フレンチラック、水分の少ないソーセージ、野菜などもあります。安い部位のブロックを低温調理やスモーク、火力をうまく組み合わせておいしくする総合調理がアメリカンBBQということで、ご理解頂けましたでしょうか。次回は溶接の話をしたいと思います。まさき
おはようございます。クラウドファンディングも残すところあと4日、用意したリターンもほぼ完売状態となりました。今日は釜について書いてみたいと思います。Oklahoma Joe's offset smoker という窯をご存知でしょうか。 オーブンと低温調理器と燻製器をぜんぶ合わせた夢のような調理器具です。youtube にアメリカのおじさんたちが熱中してBBQの準備をしている動画がありますので、一度見てみてください。肉の大きさに驚くと思います。さてこの窯、見た目が機関車のようでかなり独特ですね。こういうオフセットタイプの窯を作ろうと思います。小さな筒と大きな筒が高さをずらして繋がっていますね。小さい筒がファイヤーボックス、大きな筒が調理室です。 ファイヤーボックスには熱源になる炭や燻製スモークのもとになる桜などの乾いた木のブロック(チャンク)を入れます。ファイヤーボックスは800℃ぐらいの温度になりますが、その高温の燃焼ガスは左の大きな筒の方へ移動しながら温度が下がってゆきます。調理用のチャンバーの中は炎が無い状態になりますので、オーブンのように優しく火が入るようになります。ここが七輪や一般的なBBQコンロと違うところです。(もちろん、炭を調理室に入れてあげれば直火焼きもできます。)調理室の温度は炭の量と空気窓の開け具合で調節して、60℃から300℃の範囲にできますので、低温調理から高温が必要なピザまで対応できます。次回はこのようなオフセットスモーカーでどんな調理ができるのかを書いてみたいと思います。まさき
おかげさまをもちまして、18日の朝9時過ぎに100%を超えることが出来ました。ご支援いただきました皆様に感謝しております。これで落ち着いて設計や見積もりを詰めてゆけそうです。やっぱり達成前は心配になったり自信を持ったりと心が揺れ動きました。ww現在119%ということで目標を超えたご支援を頂いております。材料代などをきちんと積算して、もし十分な余裕が出るようであれば溶接の方式をグレードアップすることも検討したいと思います。溶接とはそもそもどういうものかといいますと、電気の火花を連続的に飛ばして空気を高温のプラズマガスに変えて、その強い光で金属が溶けて接着されるというものです。そんな風に高温になった金属が空気のような酸素の多いガスに触れるとすぐに錆びてぼろぼろになってしまうのでそれを防ぐ工夫があります。溶接にはいろいろな種類があり、とくに私が事前に購入した装置は、MMA,TIG,プラズマカッターに対応しています。MMA方式はいわゆる普通の溶接で、大きな洗濯ハサミに棒を挟んでバチバチやるタイプです。この棒は鉛筆のような二重構造になっていて、芯が鉄、まわりがフラックスです。このフラックスが蒸発して溶接する部分を酸素から遠ざけてくれるため錆びずにすみます。芯の鉄は溶けて溶接する対象物に滴り落ちてゆきます。だから棒はどんどん短くなってゆきます。TIG方式は芯がタングステンという溶けにくい金属を使っています。なんとタングステンの融点は3422°です(それでもすこしづつ摩耗します)そしてまわりをアルゴンという不活性ガスでカバーしています。アルゴンは空気にも1%含まれていて毒性はありません。MMAは蒸発したフラックスが煙になって付近にただようのでちょっと不快です。その点、TIGは煙が出ないので快適に作業ができます。TIG方式つまりアルゴンガスボンベが導入出来たらうれしいのでよく検討してみます。次回はBBQの窯について書きます。まさき