こんばんは!
沙道プロジェクトへの応援、ご支援、誠にありがとうございます。
さて、本日は、お問合せの多い「桐の箱の上にあるモノは!?」について、皆様にお知らせしたいと思います。
この「オブジェ」は桐のお道具箱の蓋が開いてしまわないように、留めるために作ったいわば、「帯留め」のような役割のモノです。
竹でできています。
「竹でできている」と言っても、一言では語りつくせないほどの工程がかかるアクセサリーです。
これを制作したのは、静岡県寄りの山梨県、南部町で暮らすアーティスト、渡辺千明さんです。渡辺さんは、主にアメリカやヨーロッパで活動し、多くのギャラリーにおいてとても人気のアーティスト。
あの、浮世絵をたくさん所有していることでも有名な「ボストン美術館」にも作品が所蔵されています。
写仏セットが完成したはよいものの、どのように蓋を留めたらよいのかを考えだすのにとても時間がかかりました。
ゴムで留める?紐を結ぶ??
山梨県峡南地域の5町(身延町、市川三郷町、富士川町、早川町、南部町)を町域を超えてPRするという名目で始まった「沙道プロジェクト」でしたが、南部町居住のメンバーがいなかったこともあり、南部町でアーティストを探そうということに。
南部町は竹&タケノコで有名なので、竹で留めたらどうか?との意見が出て、渡辺さんを探し当てたのです。
竹を細かく割いていき、内側の柔らかい部分を削ぎ、ゆっくりと力をいれながら曲げていき、形を作っていくことで竹芸へと美しく姿を変えていきます。
着色は漆。
渡辺さんがどのように仕事をしていくのか…、動画を作りましたので是非ご覧になってみてください!
沙道プロジェクトへのさらなる応援、ご支援、よろしくお願いいたします。
終了は3月31日(木)の23時59分です!