上記の点、かなりの方が気になっていることだと思います。
写真集なのに?なんで写真出さないの?と。
僕の考えなのですが(僕の写真集なので当たり前ですが、、)
キービジュアルってその写真集のアイコンになるべき写真がくると思うんです。
通常は。
この写真集はこう見せたい!とか、こういう風なカテゴリーにしたい!とか。
あとはデザインでどう見せるか。とか。
だけど今回の写真集は特定のイメージを、特に1枚の写真を先に強く打ち出すことはちょっと違うのかな?と思っておりました。
そのキービジュアルを見た方々が全体像を把握せずに方向性を決めてしまうだろう。と。
例えば、かっこいい人が写っていたら?
もしくはかわいい人だったら?子供だったら?などなど。
今回、50組の方々がいる中で
敢えて『この写真!』というのを先に出したくなかったのです。
そう、50組の方々ってことは本当にいろんな方がいるので。(そこが写真集の目的)
なので先行してイメージ作りをすることは必要なかった。
掲載している写真もそうですが、○○的な〜ことはできるだけ排除したい。
キービジュアルをどうしよう?と思っている時(1月くらい?)にちょっと気になる方がいて。
撮影もお願いしていたのでその際にお伺いできるタイミングがあれば
話してみようと思っていました。
『ハロー!』を撮ったあと、ふたりになった時間があったので
今回の撮影の企画を説明して、その方だったらどうこの写真集『ハロー!グッバイ!』を表現します?
って聞いてみました。制約なしで。
立体でもいいし、平面でも、手書きでもiPadでもOK。と。
少し考えたあとにすぐ下書きをはじめてくれて…
はじめはタイトルだけお願いしようとお話してたんですが、
イメージが膨らんだのか出来上がったのはドローイングでした。
その絵と、小さく描いてくれたタイトルと。
完璧!と思ってたら色までつけてくれて完成。
あぁ、この方にお願いしてよかったな。と本当に納得のドローイングでした。
以下、この絵とタイトルを描いてくれた方のプロフィールです。
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山本橙(だい)
10歳。得意なことは、動物と話せること。
絵を描くことと工作が好き。
@daipainter
https://www.instagram.com/daipainter/
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僕が言葉で説明して、橙さんが考えてアウトプットしてくれた絵は
僕の想像を遥かに超えるものでした。
それからまたどんどん撮影していく人が増えていく中で、
写真がこのドローイングの中に収まっていく感じが日に日に増してきて
描いてもらったことが大正解だったな。。と。
写真とドローイングがこんなにマッチしてくるとは!不思議な感覚。
敢えて今回、橙さんにお願いした経緯は
『余計な忖度なしに純粋にこのテーマを写真以外で表現してもらうこと』でした。
僕の考えが及ばないところが特によかった。。
1時間ほど?(かかってないかも。)くらいでパッと出てきたこのドローイングが
僕の写真集の舵取りをしてくれました。
橙さん、改めて本当に素晴らしいドローイングをありがとうございました。
そして写真集の中にドローイングがどこに出てくるか。
橙さんはどこのページに写真で出てくるのか。
そんなところもどうぞお楽しみに!!