【私も応援します|廣瀬憲一さん(医療法人社団 守成会 理事長/日本医療デザインセンター・デザイン経営会員)】
私たちは神奈川県相模原市にある広瀬病院を40年以上、運営してきました。今、感じるのは医療に求められる役割の変化です。
私が20年前に医者になったころはまだ「医療とは医師や看護師をはじめとする職人の世界」でした。つまり職人が、正しく「技」を使えば、人々の病気を治し、健康にできる。そんな時代は確かにありました。 ただ現代、患者さんの病気を治しただけでは「健康」「幸せ」にはできなくなってきていると感じます。患者さんの健康、幸せを実現するには職人技とは別の方法が必要です。
その答えのひとつが「デザイン」ではないかと、私は思っています。実際に私もデザインを学び、院内のマネジメントや地域患者さんとの関係づくりに生かしてきました。
人々の働き方、考え方や行動を変えるデザイン思考を多くの医療人が学んで、身につけたら社会は変わるかもしれません。
デザインを学ぶ医療・介護人材と、医療デザイン大学のチャレンジを、心から応援しています。私もデザインを学び、実践し続けます!