先日6月4日土曜日、ボードゲーム「グラマ」の体験会を行いました。
今回の体験会は、大人の方3名と小学生の子1名にグラマを体験して頂きました。
今回の体験会は晴眼者のみで行ったのですが、小学生の子にもグラマを体験して頂き、様々な気づきを得ることができました。
グラマは、重さを感じる手の感覚と、感じた重さを想像し表現するプレイヤー同士のコミュニケーションに焦点を当てた協力型のゲームです。
それぞれが手持ちの巾着袋の重さを表現し、4人のプレイヤーのそれぞれの巾着袋の重さをそろえ、天秤にかけて重さがそろっているかどうかを判断する。
グラマは、視覚の状態に関わらず老若男女様々な人が簡単にルールを理解し楽しめることにこだわって制作しました。
さて、今回の体験会に参加して頂いた小学生の子にも、すぐにルールを理解して十分にゲームを楽しんでもらうことができたのは、一つ大きな自信につながる経験でした!
いくつか、今回の体験会で盛り上がったシーンをご紹介します。
まず、「緊張の重さで巾着袋の重さを表してみる」というテーマでグラマをプレイした時の事です。
このように抽象的な重さがテーマのとき、それぞれのプレイヤーは、例えば「友達の結婚式でスピーチをするときの緊張感の重さ」のように手持ちの巾着袋の重さを程度の大きさで表現します。
今回の体験会では「初めて会う人に自己紹介するときの緊張感の重さ」「憧れの人との初めてのデートに出かける前の緊張感の重さ」などなど様々な重さの表現が飛び出しました。
ここで小学生の子が「学校の始めての習字の授業で、墨をたらさないようにうまく文字を書く時の緊張感の重さ」という重さの表現をしてくれました。
私たちを含め他の参加者が小学生時代を思い出すような、子供らしい緊張感の表現に場が和んだ場面でした。
次に、「感謝の大きさで巾着袋の重さを表してみる」というテーマでグラマをプレイした時の話です。
ここでは、「電車の駅で駅員さんに声をかけてもらい、重い荷物を持ってもらった時の感謝の大きさ」という重さの表現に合わせて、4人のプレイヤーの巾着袋の重さを調整していくことになりました。
中々人によって感覚が違いそうな、難しいテーマに思われました。
しかしなんと、それぞれの巾着袋の重さがうまく調整され、天秤を釣り合わせることができたのです!
「ありがとう」の気持ちをうまく全員で共有し天秤を釣り合わせることができ、なんだかほっこりとした空気が流れました。
私たちのクラウドファンディング残すところあと3日となりました。
これからも様々な人とグラマを楽しみながら、頑張ってまいりたいと思います!