【社内教育は価値がある?】
教育すれば、いずれ会社の役に立つことはなんとなく想像がつきます。
しかし、具体的にどのように役に立っているのか?測っているところは少ないのではないでしょうか?教育の『有効性』評価項目として、教育し理解度テストを行っている組織は多いのではないでしょうか?
それでは、理解度テストをやって、全員が基準を超えたらどうなるのでしょうか?
教育にはいくつもの種類があります。
コンプライアンス、ハラスメント教育など、全員の理解がある一定基準を超えていることを証明するために実施する教育もあれば、新たな技術を身につけるための教育の場合もあります。
ところで、企業における価値とは?
VE的に表すと
『V(Value:価値)=F(Function:機能)/C(Cost:コスト)』
つまり、売上が上がる(F:機能)かコストが下がる(C:コスト)ことが企業における価値となります。
それでは、教育を行うと売上げが上がるのでしょうか?それともコストが下がるのでしょうか?
前述したとおり、教育にはいくつもの種類があります。教育を実施するところまでをプロジェクトとして実行することは問題ありません。しかし、組織に貢献しているかどうか?売上げ増加に繋がっているのか?コスト削減に繋がっているのか?まで測らなければ、VE的には価値が無いことになります。
多くの組織は教育を実施するところで終わっているのです。これは単なる部分最適でしかないのです。
それでは、教育活動が組織に貢献するとはどういうことなのでしょうか?
いくつもの教育プロジェクトを統合し、売上げ増加に繋がる教育、コスト削減に繋がる教育のように目的にあった教育をまとめてマネジメントすることが『プログラム・マネジメント』なのです。
教育により新たな事業を見出してはじめて、教育の価値が生まれるのです。
教育によりコストが削減できてはじめて、教育の価値が生まれるのです。
そこまでのシナリオを描きマネジメントして、はじめて組織に貢献することになるのです。
単なる教育は『部分最適』でしかありません。
『部分最適』を『全体最適』にする活動が『プログラム・マネジメント』なのです。




