屋久島ヴィータキッチン 小林恵です。ご支援いただきありがとうございます。クラウドファンディングをやってみようかと思ったきっかけの一つは、「ものづくりにはストーリーがあり、それを丁寧に伝えていく作業が必要。」ということはわかっているものの、日々の仕事に追われ一番後回しになってしまいます。クラウドファンディングは期間限定、これまで出来てなかった「丁寧に伝える」ということがまず期間限定ならできるかもしれないと考えました。ということで、期間限定でお付き合いくださいませ。<活動報告>これまでの報告はこちらからご覧いただけます。https://camp-fire.jp/projects/582276/activities#menu裏側その③ ~~~「1cm×1cmの挑戦!」スープの次に試作を始めたのはクッキーです。ご協力していただいたドッグトレーナーさん曰く「1cm角くらいの小さいサイズで、柔らか過ぎず固すぎず、ポケットの入れられるようなもの」がトレーニングクッキーとして最適らしいのです。しつけやコマンドを教えるとき、うまくできたら「お上手でした!」と褒めて、おくちに一粒。それを何回も繰り返すのでカロリーも低く、体重2kgくらいのちっちゃいワンちゃんももぐもぐに時間がかからないように。そして喜んでトレーニングを続けてくれるご褒美になるもの。私たちはレストランの厨房で作っています。工場ではないのでかなりの部分が手作業ですから、小さいものはすごく手間がかかります。素材は、ヘルシーな大豆、おからがベースです。薄ーくのばした生地を低温で焼き、1cm×1cmにカットしてまた低温で焼きます。それから温度帯を数回変えて乾燥させる。添加物を加えたくないので、ベーキングパウダーを使わず、軽く仕上げるには少し膨らみも必要だけど、膨らみすぎると脆くなって、ポケットの中で壊れてしまう。小さいサイズなので、温度や厚みの微妙な加減で焦げてしまう。しっかり乾燥させないと、カビが生えてしまう。それはそれは何回も微調整して試作品が完成しました。次のテーマは、試作の少量と、実際製造量は違うので量による温度と焼き時間の調整、本当に苦労しました。そして1番の難点は、試食してくれるワンちゃんがいないこと。人間が食べても美味しくてヘルシーに作っているのですが、試作中は、ヴィータをおとずれる知り合いみんなに食べてもらいました。(笑)次回はケーキのお話です。(続く)



