◯はじめに
こんにちは!一般社団法人ボキューズ・ドールJAPANです。
みなさん、料理界にもワールドカップが存在することはご存じでしょうか?
この企画は、”料理界のワールドカップ”と称される世界最高峰のフランス料理コンクール「ボキューズ・ドール国際料理コンクール」の2023年大会にて、チームジャパンを応援する、そして日本の文化を世界に発信することをサポートいただくために立ち上げました。
◯「ボキューズ・ドール国際料理コンクール」ってどんな大会?
まずはじめに、コンクールについてご説明いたします。
「ボキューズ・ドール国際料理コンクール」は、”現代フランス料理の父”といわれる、故ポール・ボキューズ氏が1987年に創立した最高峰のフランス料理コンクールです。
ポール・ボキューズ氏は、1961年にM.O.F.(フランス国家最優秀職人章)を取得し、1965年から2020年まで55年間(!)ミシュランガイドで三つ星を維持してきた世界で最も有名で偉大なシェフの一人です。
コンクールの開催は2年に1度。
各国の代表を決める国内予選に始まり、アジア・パシフィック、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカの大陸予選を経て、特別出場枠を勝ち抜いた24ヶ国24人の料理人が参戦する本選がフランス・リヨンにて行われます。
日本はこれまで毎回大陸予選を勝ち抜いて本選に出場。2013年大会では、「星のや東京」の浜田統之シェフが第3位の快挙を成し遂げました。
また、前回の2021年大会では、長野県・軽井沢町「Restaurant TOEDA」の戸枝忠孝シェフが出場。戸枝シェフは個人店でレストランを営まれており、全代表の中で最も小さな規模感のレストランからの挑戦でありながら9位という結果を収める素晴らしい闘いを見せました。
◯2023年の日本代表は銀座「アルジェント」石井友之シェフ
次のボキューズ・ドール本選は2023年1月。
2022年1月に日本代表シェフを選出する国内予選が大阪で開催され、初出場の石井友之シェフ(銀座・アルジェント)が見事優勝し、日本代表に選出されました。
叔父に憧れ料理の世界に飛び込み13年間、株式会社ひらまつで研鑽を積んできた石井シェフ。素晴らしい先輩や頼もしい後輩の刺激を受け32歳でボキューズドールに初挑戦となります。
今年6月末のアジアパシフィックセレクションを経て、2023年1月にフランス・リヨンでの本選に望みます!
『毎日を大切に、料理をしてきました。自分は一人では弱い存在です。沢山の方の助けがあるからこそ料理をつくることができ、コンクールにエントリーさせていただけました。この挑戦は一人のものでは無く今まで関わった全ての方に感謝して戦いたいと思います。』(石井シェフ)
◯才能ある日本のシェフを最大限に応援したい。そして、日本人シェフの活躍を通して、日本の素晴らしい技術や文化を世界に発信していきたい。
私たち一般社団法人ボキューズ・ドールJAPANは、そんな想いを使命に、世界大会に向けて挑戦する石井シェフ、そしてチームジャパンの全面的なバックアップに努めています。
しかし、ボキューズドールは、各国の総力戦。
スタッフたちの人間力、あるいは広報活動戦略や情報戦、そして資金力や政治力など、総合的な戦いが必要です。アスリート選手が監督やコーチ、トレーナー、栄養士、広報などチーム一丸となって戦いに挑むように、食の戦いも、強いチームをつくり総力戦で戦うことが勝利に欠かせません。
そのため、大会出場にかかる金額は、なんと毎回3000万円以上。
(約1年の準備期間中の、シェフやサポートチームの営業補償やフィー、練習場所を借りる家賃、幾度となく重ねる練習の食材費、料理のプレゼンテーションに必要な道具の開発と制作、チーム全員の渡航費と滞在費、少しでも多くの方に認知していただくための広告活動費・・・・など)
本国フランスでは、国家の威信をかけて莫大な予算と政治力を駆使して挑んでおり、北欧勢は強力なスポンサーが支援して潤沢な資金で臨んでいます。
しかし、日本では、まだまだ「ボキューズ・ドール」の存在が認知されていません。
そんな中で国の資金援助がないのはもちろん、大手スポンサーもなく、さらに、コロナ禍の食産業への影響をうけ、これまで支援を得ていたスポンサーも大幅に減少するに至っています。
目指す想いとは裏腹に、世界で勝つチームをつくるための資金では、たいへん厳しい状況が続いています。
みなさんからご支援いただいた費用は、チームが全力を出して大会に挑み勝利を目指すために、そして、その挑戦を通じて日本の素晴らしい技術や文化を世界に発信するために、使わせていただきたいと考えています。
そして、何よりも、
「ボキューズ・ドール」という大会を知って、少しでも興味を持って、チームジャパンを応援していただけたら・・・・少しでも、その輪が広がっていったら。
そんな想いを胸に、このクラウドファウンディング立ち上げています。
○世界一へ向け、日本最高峰のシェフたちが叡智を結集し徹底的に考え、辿り着いたのは日本が誇る超高性能『まな板』
『切れ味で料理の味が変わる』ことはご存知でしょうか。
食材の細胞を傷めず、雑味が出にくく食材の特性を100%引き出すことができ、断面の色や滑らかさ・輝きにも圧倒的な差が生まれます。日本の包丁は、日本刀の技術から生み出され世界最高の性能を誇っていることは、ご存知と思いますが、その包丁の性能を100%引き出すために必要なのが『まな板』です。
そこで、チームジャパンのシェフたちが徹底的に調査・試用し、辿り着いたまな板が、木粉配合合成ゴムまな板『アサヒクッキンカット』です。前回のボキューズ・ドールでも、戸枝シェフがその性能に惚れ込み本戦でもずっと使用し、戦いを支えました。
ご家庭でも、包丁にこだわりを持つ方は多いのですがまな板にこだわる方はあまり多くはありません。
皆様のご家庭でも、チームジャパンが使っているものと全く同じ、この超高性能のまな板を使うことで『包丁の切れ味が変わる』体験をしていただき、石井シェフと一心同体になり、今回の大会を応援していただきたいと思っております。
サイズは、MとLの2種類をご用意いたしました。
【Mサイズ】横 38 cm × 縦 21 cm × 厚さ1.3cm
【Lサイズ 】横 45 cm × 縦 25 cm × 厚さ1.3cm
○包丁の刃が傷まず、水切れがよく衛生的、丈夫でメンテナンス性が高い『木粉配合合成ゴムまな板』
一般的なまな板の素材のほとんどが『木』か『プラスチック』です。
木は刃あたりが柔らかく、包丁が少し食い込むことで食材を切り離しやすくする効果もありますが、傷が付きやすく、吸水性があるため、汚れが入り込みやすく、メンテナンスも難しいです。
対して、プラスチック等の樹脂は固いため衛生的に優れていますが、包丁の刃が痛みやすく切れ味の低下に繋がり、食材を切りきれないこともあり作業性には難があります。
料理人や肉・魚の工場など、包丁を使う業界からの声を受け、1956年創業の日本のゴム用品メーカー『パーカーアサヒ株式会社』が開発したのが木粉配合合成ゴムまな板『アサヒクッキンカット』です。
特徴①:刃当たりが柔らかい
ゴム特有の弾力があり、多少刃が食い込むことで食材を最後まで切ることができます。
また包丁も摩耗しにくく、切れ味が長続きします。これらは、多くのプラスチック製のまな板の欠点でもありました。また、食材やまな板自体が滑りにくいという利点もあります。
特徴②:吸水性が低い
水を吸わない素材のためすぐに乾き、雑菌やカビが繁殖しにくいです。さらに、汚れもこびりつきにくくすぐに落ちます。魚やニンニクなどの匂いがつきにくいことも大きな魅力です。(これらは多くの木製まな板の欠点でもありました。)
特徴③:熱湯・塩素での消毒が可能
熱に強い素材のため熱湯の消毒が可能で、塩素を使ってもまな板に残りにくく衛生的です。(食器洗浄機の使用はご遠慮ください)
特徴④:キッチンを引き立てる黒色
ボキューズ・ドールでは、調理段階から料理人の自己表現が始まっています。そんな中で、デザイン性を考えて新たに開発されたのがこの「黒まな板」。調理をしている時も、使っていない時も、スタイリッシュにキッチンを引き立てます。
食材を視認しやすいので丁寧な調理がしやすく、丁寧な調理がしやすいといったメリットもあります。
◯さいごに
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
2023年度大会で日本代表を努める石井友之シェフから、ご支援いただく皆様へのメッセージです。
一般社団法人ボキューズ・ドールJAPANは、日本の飲食業界の未来のために、料理人、そして飲食に関わるもの全てを世界に発信していければと思っています。
ぜひみなさんのお力で、バックアップしていただけたら嬉しいです。
今回ご支援をいただくこと、「ボキューズ・ドール」を知るということ、チームジャパンを応援するということ、どんな形でも構いませんので、ぜひ応援していただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします!
一般社団法人ボキューズ・ドールJAPAN
◆◇まな板に関するQ&A◇◆
Q.食器洗浄機は使用できますか?
→食器洗浄機の使用はお控えください。耐熱温度は90℃までとしておりますが、高温に長時間晒されながら負荷のかかる状態が続くと、変形の可能性があります。
Q.購入しましたが、変な匂いがします。
→最初はゴム特有の匂いがしますが、洗って何度か使用すると気にならなくなります。
Q. シミが気になります。
A. 市販のまな板削りで全体を研磨した後、サラダ油を全体にまんべんなく塗布、
24時間程度ラップに包み、そのまま放置、ご使用前に洗剤で油を落としてからご使用ください。
Q.何度か使用しただけで傷がつきました。
→耐水サンドペーパー(#100~200)か、市販のまな板削りで研磨してください。全体を研磨すると購入時の使用感が戻ります。
今回のプロジェクトは『All or Nothing 方式』となり、支援金が目標金額を超えた場合のみプロジェクトが成立します。支援総額が目標金額に1円でも満たない場合、全額支援者に返金される方式です。
今回の最低目標の支援金額は、メーカー様にまな板を作っていただくにあたり最低限死守すべく設定いたしました。何卒、ご支援をよろしくお願いいたします。
最新の活動報告
もっと見る明日3月19日(日) 15時~ NHK BSプレミアムで、石井友之シェフの挑戦が特別番組で放映されます!
2023/03/18 11:05明日、3月19日、NHK BSでボキューズ・ドール2023 日本代表 石井友之シェフの挑戦がテレビ番組で放映されます。石井友之シェフが日本代表に決まってから、本選終了までをドキュメンタリーで追いかけた番組です。======================================= NHK BSフランス料理世界一を目指す戦い魂・自由の味を求めて ~ボキューズ・ドール2023への挑戦~(89分)https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/trailer.html?i=37908【初回放送日時】2023/3/19(日) 15:00~16:29 <NHK BSプレミアム>2023/3/26(日) 0:00~1:29 <NHK BS4K>※25日深夜2年に一度フランス・リヨンで開催されるフランス料理世界一を決めるボキューズ・ドール。予選を勝ち抜いた24か国のシェフが闘う。日本代表は33歳の石井友之さん率いるシェフたち。大会の課題食材のあんこうとかぼちゃに向き合い、日本独自の調味料や料理法を生かし、独創的な料理に仕上げていく試行錯誤を追った10か月間に密着。また、強豪ノルウェーチームの様子にも迫る。頂点を目指した闘い、その結果はいかに?========================================89分もあり、代表になってから、アジアパシフィック大会への応募、フランス本選の国内での準備練習、フランスに渡航してからのタイムトライアルからフランス本選での闘いまで、かなり見ごたえのある番組になっています!是非、ご覧ください! もっと見る
明日3月8日(水) 夜20時 ~ TBS系列『世界くらべてみたら』で放映されます!
2023/03/07 16:57明日(3月8日)の夜 20時より、ボキューズ・ドール2023 日本代表 石井友之シェフの挑戦がTBS系列『世界くらべてみたら』で放映されます!=================================TBS『世界くらべてみたら』 https://www.tbs.co.jp/sekakura/【放送日時】2023年3月8日(水) 20:00~★美食のワールドカップ「ボキューズ・ドール」に挑戦する日本代表チームに密着!アメリカ・ヨーロッパ・アジアなど各大陸予選を勝ち上がった24か国のトップシェフが、料理のテクニックや創造性を競い、フランス料理の世界一を決める大会「ボキューズ・ドール」。チーム・ジャパンの過去最高成績は10年前の3位。悲願の初優勝を目指し、日本のトップシェフたちが世界最高峰の料理コンクールに挑む!================================皆様に支援購入いただいたのと同じ黒いまな板が映るかもしれません!是非、ご覧ください!また、ご友人、ご同僚の方々にご共有いただけますと幸甚にございます。 もっと見る
ボキューズ・ドール 2023 本選結果 / ご支援・応援ありがとうございました!
2023/02/27 17:41ボキューズ・ドール2023は、1月22日、23日にフランス本選を終えました。今回、見事優勝をおさめたのはデンマーク。2位はノルウェー、3位はハンガリーと続き、日本は善戦するも、12位という結果でした(アジア勢最高位を維持)。悔しさが残る順位ではあるものの、“子どものための料理”というボキューズ・ドール初の課題では、子ども審査員から一番美味しい料理として最高位に選ばれ、『子供審査員からの特別賞』を受賞しました。子供が好きで子供のために一生懸命考えた料理が子供審査員に喜んでもらえたことが、石井友之シェフの何よりの宝物になりました。ご支援、そしてあたたかい応援をいただきました皆さま、本当にありがとうございました。Team JAPAN一同、心より御礼申し上げます。先週、関係者、パートナーが集まる報告会が行われました。石井友之シェフをはじめとするTeam JAPANのメンバーが、それぞれ支援に対するの感謝を伝えました。また、Team JAPANコーチを務めた 浜田統之シェフ、今回試食審査員としてTeam JAPANに帯同した米田肇シェフ、そして大会本部よりキッチン審査員として招聘された長谷川幸太郎シェフが、それぞれの立場で見た大会の振り返りと審査のポイント、また日本が表彰台に上がるために必要なことなどの話がありました。米田肇シェフより「戦略を持って取り組めば日本も優勝できるチャンスがある。日本にはその実力があるのに、出しきれていないのが悔しい。」と今後の大会につながる言葉をいただき、その場にいた全員の胸が熱くなる場面もありました。次回の大会は、2年後の2025年です。4月よりボキューズ・ドール2025に出場する日本代表を決める国内大会の募集が開始されます。10月に次の日本代表が決定する予定となっております。引き続き、Team JAPANの応援を、何卒よろしくお願い申し上げます。 もっと見る
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