昨日は、北九州大学の学生さんに貸す資料の準備をしました。
(10月に「子ども図書館」で、子ども向けの「戦争を伝えるイベント」をするらしいです。)
貸し出す物の中には入ってないのですが、「補充兵手帳」が出てきました。
今、ロシアで起きている予備役兵の徴集。拒否する人の国外脱出や国民のデモの様子が思い浮かびました。
日本が戦争をしていた80年ほど前も、同じことがあっていたそうです。
兵役を免れるために、わざと骨折したり、醬油を一升飲んだり、山に逃げたり、・・・
80年経とうが、ちがう国であろうが、戦争になると、何も変わらないということを証明しています。
見つけた補充兵手帳。中を開けると、明治と昭和、二つの 「勅諭」(天皇の言葉)が。
軍人の心得が細かく書かれています。上下関係を守ることが、国のためになる。日本の軍人は、昔から勇ましく戦うものだ。国のために命を捨てるのは当たり前。・・・と。
戦争で起きた事実をきちんと知り、同じことが二度と起きないようにどう行動すべきか考える場所にしなければ!
どんな資料室にするか、あらためて、気持ちを強くした一日になりました。