10月22日(土)。
前に家を訪ねて来てくれた教え子が、資料室に手伝いに来てくれました。
一人は、小学生の時以来です。
立派な青年になっていました。
近況を教えてもらった後、すぐに作業に!
二人で「こうした方がいいみたいやね。」・・・と、仲よく作業している様子。
私は、部屋の中で焼き付けの練習。(教えられるようにと…)
「また、水泳を始めたんよ~。肩がめっちゃ痛いわ。」など、お互いの近況など穏やかなおしゃべりが聞こえてきます。
私の方は、ツレがしているのを見て、「カンタン」と思い込んでいた焼き付けが、思いの外難しく悪戦苦闘。・・・
「そろそろ休憩せん?」
と、外に出て、二人が切ってくれた木を手に取りました。
「うわぁ~!めっちゃキレイ!!」
スベスベの切り口に、思わず叫んでしまいました!!さすがです!!!
その後は、部屋の中で「焼き付け」の練習をした二人。
小学生のころ(5・6年生)の思い出話をしながら、
「俺ら、いろいろさせてもらって、よかったよね!」
「先生が、沖縄戦のこととか教えてくれとったお陰で、沖縄行ってひめゆりの塔とか戦跡に行きましたよ。行かんわけにはいかんなって。」
「友達と話しよっても、戦争の時の事(北九州市の)とか、あんまり知らないですよ。」・・・
国語や算数といった教科学習以外(総合的な学習)のことばかり思い出して話す二人を見て、「無駄じゃなかった」と、うれしくなりました。
そして何よりも、あの時学んだ戦争の事が、彼らの「根っこ」になっていることを感じてうれしかったです。
「中学校では、やんちゃしまくっていた人たちも、誰かをいじめるとかはなかったですよ。」
よかった。・・・
途中。部屋の中にハエが侵入。
せわしく飛び回っているハエの姿に、
「いっしょに話を聞きたくなったんかね。」
という教え子。
命を大切に思う「根っこ」が育っていることを感じ、温かい気持ちになりました。