「映画を撮るまでの道のり」は一旦お休みさせて頂き、
俳優さんがこの映画に関わるきっかけや想いなどをお話いただいた一部をご紹介できればと思います。
今回ご紹介するのは、長男(明生)演じる関口晃弘さん。
関口さんは、どんな想いで本作に関わってくださったのでしょうか。ご本人に聞いてみました。
-監督自身、この作品が初監督作品であったにも関わらず出演を志望したのはどういった背景や理由があったからですか?-
映画のキャスト募集サイトを見て、この作品のあらすじを読んだ時に凄く内容の深い作品だと感じた事と募集役の欄を見た時に、私が演じた栗山明生が自分と重なる物が多々あったのが理由です。私は基本的に自分がこの作品に合うかやりがいがあるかを判断していつも出演を志望しているので監督の経験は気にしませんでした。何かこの作品は自分の役者人生で絶対やるべきだと直感的に強く感じました。
-今回役を演じる上で、自分自身が大切にしていたものは何ですか?-
まず、作品のストーリーをしっかり把握し私が演じた役の明生が何をどんな目的で家族に会いに来たか、そして家族一人一人に対して明生が何を求めて相手をどのようにさせたいのかを持つように心掛けました。
恐らくどの人間も一緒だと思いますが明生は父、母、妹に対してそれぞれ違った思いや感情があるので対話する時に明生が話す相手に対しての思いを連結して台詞を投げかけました。
-撮影現場で印象に残っているエピソード(楽しかったことや難しかったこと、その他個人的に記憶に残っていること)を話を教えてください。-
印象に残っていることはたくさんあって余り挙げられませんが楽しかった事は実家の撮影場所として使わせて頂いた家で飼っている猫のミーちゃんが凄くなついてきてかわいかったので一緒に遊んでいる時が緊張を和ましてくれたので楽しかったですね。
撮影で難しかったのは家族の雰囲気を出す事ですかね。確か、最初は家族にしては距離を感じていたので見ている人が家族に見えるに感じる事が苦労したような気がします。
印象に残っていることは撮影最終日の打ち上げで出演者、スタッフ、撮影協力してくれたご家族(ロケ地となった自宅にお住まい)の方と一緒にお話しできた事が印象に残っています。
-最後に応援してくださる、映画をご覧いただく方へメッセージをお願いします-
『インタンジブル~遠くて、近いもの~』は、皆さんが持っている家族に対しての思いを気づかせて見た後にじわーっと色々なことを感じさせてくれる作品になっているので、身近に感じれて楽しめると思います。そして、この映画を応援してくださった皆様には大変感謝しています。劇場公開された際には私も舞台挨拶をしますのでその時にお会いできる日を楽しみにしています!
いかがでしたでしょうか。少しは作品の肌触りを感じて頂けましたでしょうか。
次回は、長女(朋子)役の廣川さんの想いをご紹介できればと思います。