前回に引き続き、今回もご出演頂いた俳優さんの本作品への想いをご紹介できればと思います。今回は、長女(朋子)を演じた廣川さんのメッセージをご紹介いたします。
-監督自身、この作品が初監督作品であったにも関わらず出演を志望したのはどういった背景や理由があったからですか?-
作品が家族関係を強く打ち出したもので、私自身が父を亡くして間もなかったこともあり、それまで当たり前に存在していた自分の中での家族像を再確認するきっかけにもなるんじゃないかと思ったからです。
-今回、役を演じる上で自分自身が大切にしていたものは何ですか?-
目の前で起きていること、目の前にいるお父さん、お母さん、お兄ちゃんときちんと向き合おうと思いました。
-撮影現場で印象に残っているエピソード(楽しかったことや難しかったこと、その他個人的に記憶に残っていること)を話を教えてください。-
私たちにとって肝となるシーンで、リハーサルがそのまま本番になった時です。台詞の読み合わせをしようとはじまったカメラを外してのリハーサルだったけれど、自然と私たちの中心にある何かに全員が集中して、気づいたら、そのままカメラが回っていました。みんなのこの作品への思いが結集した瞬間だったと思います。
-最後に応援してくださる、映画をご覧いただく方へメッセージをお願いします。-
私にとって1年前まで父と母がいる光景は当たり前でした。でも人によって、当たり前の家族の形って違うんだろうなと思います。というか思っていました。でもこの作品に出演して、形はそれぞれかもしれないけど、その形なりの家族というものが全員にあって、それはとても強いものなんだなと気づかされました。
見ていただく皆さまにとって、なにか家族を考えるきっかけになればと、月並みではありますが、強く願っています。応援いただきありがとうございます。
いかがでしたでしょうか。
次回も引き続き、ご出演頂いた俳優さんの想いをご紹介させていただきます。