公演関係者のからのコメントや、マームとジプシーがお世話になっている方々より応援コメントを続々といただいております。初めてマームとジプシーを知ってくださった方もいらっしゃると思いますので、コメントをいただいた方との関係性と共に活動報告にも日々紹介させていただきます。
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豊田エリー(Light house 出演)
「Light house」は沖縄という土地の記憶と、
いま現在そこで暮らす人々の言葉や営み、
創作も寝食も共にして過ごした私たちの日々、
その全てが息づく、まるでひとつの生命体のような作品だと思います。
公演期間中に国際情勢は目まぐるしく変化し、
劇中で語られるかつての戦争は決して過去のものではなく、
まさに「今」起きている事象と重なって、
台詞の意味も響きも、それを発する私自身の心の中も大きく揺らいだのを憶えています。
演劇という、ただひたすら生身でリアルタイムな表現のおそろしさと、
でもここから小さな波紋を広げてゆけるかもしれない微かな光も感じました。
マームとジプシーの作品には、だれかひとりの心にそっと寄り添うような力があると思っています。
クラウドファンディングを通して、「Light house」と「cocoon」が、
必要とする人の元にきっと届きますように。
そしてこれからも素晴らしい作品たちが生み出され続けますように、
応援しています!
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豊田エリーさんは、2016年の「ロミオとジュリエット」で、初めてご一緒し、その際はジュリエット役を演じてくださいました。
2018年「BOAT」にも出演いただき、今回の「Light house」では、山本直寛さん演じるいっぺい・青柳いづみさん演じるみなと姉弟のいとこ、つき役を演じられています。
エリーさんとマームとジプシーは、もう7年のお付き合いになりますが、いつも笑顔が絶えない方で、共に時間を過ごすたびに感受性が豊かな方だなと感じます。一つ一つの出来事に喜び、驚き、一喜一憂してくださる姿は、稽古場のみんなの温度を上げてくださいます。
そして、普段の生活や作品を通して感じた感情の幅が、そのまま豊かさの幅や芯の強さとなってご本人の演技に現れているようにも思います。
「Light house」では、みんなで海を見て、湿度と風を感じ、スーパーや街をまわって、その日常と沖縄の機微をも感じながら過ごした日々の中で、その繊細な感受性を持ってこの作品にいてくださること、エリーさんご自身が作品の力を信じて舞台上に立たたれていることが、本作の強度を確実に作ってくださっています。