毎日、ご支援をいただいております。
心より御礼申し上げます。皆々様のご支援が、私の考え方は間違っていない!ガンバレ!突き進め!と応援してくださっているかのようで、本当にうれしく思います。
8月30日までプロジェクトは続きます。
一人でも多くの人に、こういう考え方が届き、一人でも多くの農業者が、「おっ!それいいじゃん、いただき!」と真似して挑戦してもらえるように、取り組みは継続して頑張ってまいります。
本日まで、嫁さんと子ども達の里帰りに同行しておりますので、本日の田んぼの様子は今日もありませんがご了承ください。
◆無肥料で育てるという事◆
写真は昨晩のFacebookに投稿した記事のスクショです。
右:今年一発目の田植え5月3日の能登ひかりです。
左:7月28日の同じ田んぼです。
本年、無肥料で育てている田んぼです。
植えたの??本当に植えてあるの???
というレベルの田んぼが、7月後半にこれほどまでに生長するのです。
7年間この姿を見続けてきました。
そして稲たちは、私に氣付きを与えてくれるのです。毎年毎年新しい視点を私に与えてくれます。
そして、感じている事は、作物は肥料で育つのではないという事。さらに言うならば肥料を与える事によって農薬が必要な状況を招き起こしているという事です。
かといって、戦後の70年くらい前の話であれば、各家々で田んぼを家族総出で、何なら親せきやご近所さんの力も借りてみんなでやっていた時代のように、労働力があるわけではありません。
ほとんどが離農して、大型農家、担い手農家に集約され、面積は大きく増えて人手は減る中で、化学の力も併用せざるをえない環境下にあります。
理想は自然農かもしれませんが、完全なゼロ肥料・ゼロ農薬を全面積で行うには人手が足りません。だからこそゼロヒャクの答えを求めるのではなく、どうやってヒャクに近づけていくかその意識と行動が大事だと思います。
そんな挑戦ができる農家がFarm sharingから誕生していってほしいなとおもっています。
◆シェアファームとファームシェアリング◆
造語を考えるとき、二つの言葉が頭の中にありました。
こんな時はすぐにgoogle検索です。
シェアファームは結構出てきますが、そのほとんどが市民農園的な、貸農園です。
私がイメージしたのは、農場を共有する農場主のイメージ。
だから、誰も使っていないFarm sharingを選択しました。
農業を始めようとするときのハードル
・農地の取得
・農業機械、設備投資費
・種苗費
・資材費
・燃料費
・人件費
などなど、始める前の投資が大きくあるわけです。
この時、最終的な現金化できる収穫物が、どんな品質の物がどれだけ取れるかなんて未知数です。
まして経験値が無い人がやれば、品質のバラつきが大きく、現金化率が悪くなるのは言うまでもありません。
そして、市場原理という市場に出回る物量と需給バランスによって、単価が大きくブレるこの産業において、ばくちを打つのと同じ話。
いや、ハイリスクハイリターンならまだしも、ハイリスクローリターン。
もしくはハイリスクノーリターンもありうる状況に、10数年前にあった株式会社の農業参入で参入した事業者のほとんどが撤退しているのが現状です。
実際の農業をするのは農家。
でも農場主を名乗れる権利をもって、農業を体感でき農業を知ることができる。
仕事や生活環境によって農場に出向けなかったとしても、農場主として今の農場の様子を知る権利を有している。
こういった状況が、今まで農業と関わり合いがなかった消費者や事業者が、農業の当事者になるという事になると考えるわけです。
皆が農業や農場に意識を向けている事は、農場を管理するい農家にとっても常に良いものを届ける責任をきちんと感じる事ができます。
互いに互いを支えあう。
Farm sharingを通じてこんな関係性を構築していきたい。
それが川原の想いです。
8月30日までプロジェクトは続きます。
引き続きの応援をどうぞよろしくお願い申し上げます!
1681年天和元年創業
百姓一系・九代目与三郎
笑顔生産法人 有限会社 川原農産
代表取締役 川原應貴