川原の活動に、ご理解と共感をいただき、ご支援応援をしてくださる皆様、いつも本当にありがとうございます。
昨日、豪雨災害の中、無事に奥能登まで帰る事が出来ました。
なんか、こういったところも、見えない力によって支えられているのかなと、感謝するばかりです。
◆本日の田んぼ◆
今日は、少量施肥の「ひゃくまん穀」になります。
石川県が数年前に品種改良して誕生した、石川県限定品種のお米になりますが、肥料喰いな品種として、がっつり肥料を入れてしっかり収穫量を取りましょうというのが指導方針のお米になりますが、、、いう事を聞かない私は、これまた肥料少な目で取り組んでいるわけです。
でも、見てください!
これだけ生長するんですよ。
肥料が作物を育てるのではないという川原の持論を、稲たちが体現してくれているかのようで、この時期田んぼ周りが楽しくてしょうがない!
オーナー権を取得していただいた一口農場主の皆様には、是非稲たちの息吹を生で感じていただきたいと思っております!
◆どんな未来が良いのか?◆
未来を考える時、私は必ず外せないのが、「我が子たち」です。
自分が幸せだと感じる瞬間を、子どもたちが作ってくれています。
だからこそ未来が幸せである為に、楽しくある為に、豊かである為に、必ず子どもたちが自分の頭には浮かんできて、外せない最重要キーワードと言ってもいいかなと言うくらい、未来=子どもたちな川原です。
我が子だけが生き残ればいいのか?
それは絶対違います。
うちの子たちが、伴侶とするパートナーや、ビジネスをともにするパートナー、生活するうえで第三者となるほかの子どもたちが絶対に必要です。
だからこそ考える視点は、今の自分の経営がどうよくなるのか?のその先に未来がどうよくなるのか?を思考します。
大きな経済を回す大社長に、言われたことがあります。
「力無き正義は意味がない。負け犬の遠吠えにしかならん。」
確かに、経済的な力を手にしたものが、世間から認められ発言権や市民権を得て他者をけん引するリーダーとして君臨しているのが世の常。
しかし、そのために何をして経済的な力を手にするのか?
環境を無視して肥料農薬をバンバン投与して、面積当たりの収穫量を増収させて利益を追求した農業で稼いだとしても(ほぼほぼありえんだろうけど。)後世に対しての土地や食べ物が悪くなっていく事を知りながらその道にはいきたくない。
ずっと葛藤していました。
自分が理想とする農業を展開するには、自分に力が足りない。
自分が理想とする農業を知ってもらうには、自分には拡散力がない。
どうしたら、自分の声を形にして、未来の役に立てるのか?子どもたちの役に立てるのか?
その答えがようやく見えてきたと感じるのは、このFarm sharingという仕組みと、肥料が暴騰している社会情勢のこのタイミングです。
肥料が、作物や土壌に与える影響は、過度に与えることで環境負荷が増加してしまう。
肥料を多用しない事で、環境負荷を抑え農薬の使用数も軽減できる。こういったこともいろんな人に知っていただけたら、世の中のお役に立つ。
そして、肥料がないと農業ができないと思っている農業者に、Farm sharingという仕組みで挑戦するゆとりを手にしてもらえたら、自由な農業が展開できる。
自由な挑戦できる農家を日本中に!
そうしたら、日本中の食が良くなるんじゃないか?農家間でも切磋琢磨して更なる高みを目指して頑張り合えるんじゃないだろうか?
そんな未来がいいなぁとイメージしています。
この活動が、未来の日本を良くする一石になるように、8月30日まで取り組んでまいります。
引き続き応援のほどよろしくお願い申し上げます。
1681年天和元年創業
百姓一系・九代目与三郎
笑顔生産法人 有限会社 川原農産
代表取締役 川原應貴