京都先端科学大学について
京都先端科学大学は、社会科学、医療健康、人文科学、自然科学の5分野が揃う5学部11学科の総合大学です。2020年開設の工学部、2022年開設のビジネススクールは、いずれも英語で講義を行っています。世界約40カ国からの留学生が一緒に勉学に励む、世界に開かれた大学として、一歩一歩確実に前進しています。
今本学がなすべきことは、ウクライナ復興を担う若いウクライナ人学生を正規学生として受入れ、世界各地から集まってきている学生たちと一緒に学び、その「学び」を通じて新しい未来を生み出すことができる安全で自由な勉学環境を継続的に提供することではないかと考え、学生を受け入れることを決断しました。
#ウクライナ支援プロジェクト #ウクライナ #ウクライナ支援 #KUAS #京都先端科学大学 #MoveAhead
ウクライナ人学生の受入状況について
京都先端科学大学に新たに22人のウクライナ人学生が入学。研究者1人と合わせて、計23人が本学で勉学、研究に励みます。ウクライナ人学生に、4年間正規生として学ぶか、任意の期間、科目等履修生として学ぶか、の2つの選択肢を提示したところ、全員が正規生として学ぶことを選択しました。
様々な困難を乗り越えて本学に到着した学生・研究者は、家族や友人をウクライナに残してきているという心の負担も抱えています。本学は全員を温かく迎え入れてまいります。これから4年間、京都で日本の文化・歴史に触れ、本学でしっかり学び、ウクライナと日本との架け橋となり、祖国の復興や、世界の人々のために活躍できる人財として育ってもらいたいと願っています。
<NEWS>※9月15日追記
9月7日に本学京都太秦キャンパスにて開催した秋学期入学式にウクライナ人学生も参加しました。この秋学期に本学はウクライナ人22人を含む、学部生113人、院生16人の合計129人の留学生を工学部および工学研究科に迎えます。
式において前田正史学長は、ウクライナ人学生の入学に言及し、入学者全員に対して、”この度、ウクライナから多くの仲間を迎えることができました。皆さんのクラスメートです。一緒に学び、ウクライナや世界が直面する困難を解決していきましょう。”と呼びかけました。
ウクライナ人学生からも「戦乱から逃れて、普通の環境で勉強ができることは幸せなこと」、「京都で勉学に励みたい」との言葉がありました。
日本での生活に一日でも早く慣れるよう、本学では教職員や在学生が日常生活でのサポートに力を入れています。
※ウクライナからの学生も登場します
<NEWS>※11月10日追記
10月28日(木)澄み切った秋空の午後、ハロウィーンイベントを開催。ウクライナ人学生に一日でも早く大学生活に馴染んでもらおうと、他の留学生たちや日本人学生たちと交流する場として開催しました。ハロウィーンイベントの企画、宣伝から小道具の作成に至るまで、留学生12人による企画委員会が準備に当たりました。
さすが工学部生のスキルです。手分けして輪投げやピンボールなどのゲーム台を全て手作り。
そして、イベント当日を迎えました。
太秦キャンパスの中庭にゲームコーナーや飲食コーナーを設けました。みんな感染防止対策ルールを守り、マスクをしっかり着用しています。
日が傾くにつれて、会場は盛り上がってきます。みな思い思いの格好で楽しんでいます。
フィナーレはステージ上での仮装コンテスト
楽しむときは楽しんで充実したキャンパスライフを送ってほしいと願っています。
過去の活動報告は、こちらよりご覧いただけます。
⇒オリエンテーションが終わりいよいよ授業がはじまりました(10月5日追記)
https://camp-fire.jp/projects/603746/activities/419042#main
⇒工学部の1年生として勉学に励む毎日(10月21日追記)
https://camp-fire.jp/projects/603746/activities/423451#main
ウクライナ人学生を受け入れる工学部について
2020年4月に開設した工学部は、“Be a street-smart global engineer !(現場で活躍するグローバルエンジニアになろう!)”をスローガンとして掲げ、2022年9月には在学生約450人中150人が留学生となる、極めてグローバルな教育研究環境を実現しています。EMI(English Medium Instruction:英語での教授)を実践し、ロボットやEV、ドローンに代表される現代社会に欠かせないメカトロニクス分野(機械電気システム工学)を英語で学ぶことができます。他に類を見ないプログラムであるキャップストーンプロジェクトでは、学生4人が1チームとなり、企業が現場で直面する課題解決に、1年をかけて取り組みます。毎週、企業エンジニアと教員からアドバイスを受け、"Out of Classroom"での学びを実践するユニークなプログラムです。3年生と4年生で2回のキャップストーンプロジェクトを通じて、学生は実社会の問題を見つけ、その本質を理解し、自分から進んで解決策を提案し、実現できるStreet-Smartなグローバルエンジニアとしての素養を身につけます。
工学部教員の1/3は海外出身
支援内容と必要な金額について
①入学金・授業料の免除 (卒業まで) 1億2,400万円
②学生寮の無償提供(1年間) 1,100万円
③渡航費一式 800万円
④生活・学修費 1億1,500万円
(1人当たり4年間で約500万円)
4月に受け入れを決定した後、まず教職員の寄付活動を開始、続いて卒業生や保護者、企業、支援団体に寄付や協賛のお願いをし、これまでに約1,200万円のご寄付を頂戴しております。皆様の温かなご支援感謝申し上げます。そのほか、現在、渡航費や生活費の一部については、行政や公益法人の支援をいただくべく申請中ではありますが、4年間の支援を実施していくためにはまだまだ資金を必要としております。本クラウドファンディングでいただいた資金は学生の生活・学修費支援(上記④)に使用させていただきます。また、学生には支援と並行し、日本語学習の場や日本文化を知る機会の提供や、京都のものづくり企業や技術系企業のご協力のもとインターンシップやアルバイトの機会も提供し、ウクライナ人学生の自立を段階的にサポートしてまいります。
学生が暮らす国際学生寮
寄付金に対する税制上の優遇措置について
京都先端科学大学に対する寄付については、文部科学省より「特定公益増進法人であることの証明書」及び「税額控除に関する証明書」の交付を受けています。本ご寄付につきましては、通常の本学へのご寄付と同様に、税法上の優遇措置をご利用いただけるよう2023年1月下旬に寄付金領収証を発行いたします。
■個人からのご寄付
税額控除と所得控除を選択することが可能です
① 税額控除の場合
(税額控除対象寄付金額(※1) -2千円)× 40% = 税額控除額(還付税額) (※2)
(※1) 税額控除対象法人への寄付金額で、寄付金支出額が総所得金額等の40%に相当する金額を
超える場合には、40%に相当する額が税額控除対象寄付金額となります。
(※2) 所得税額の25%を限度とします。
② 所得控除の場合(特定公益増進法人寄付金)
当該年中に支出した寄付金額(※1) - 2千円 = 所得控除額 ※総所得金額等から控除される。
所得控除額 × 所得税の税率 = 還付税額
(※1) その年の総所得金額等の40%を限度とします。
*他に、寄付金税控除の控除対象寄付金として条例で指定している地方公共団体に、ご寄付いただいた年の翌年1月1日現在お住まいの方は、お住まいの市町村へ(所得税の寄付金控除の適用を受けるために確定申告書を提出する方は所轄税務署へ)申告することにより、住民税の寄付金税額控除の適用を受けられます。
本学園は、京都府・京都市・亀岡市から認定を受けています。
■法人からのご寄付
法人税法第37条第3項第2号により、特定公益増進法人に対する寄付金の額のうち、一般の寄付金の損金算入限度額に相当する金額以内の金額は、一般の寄付金とは別枠で損金の額に算入することが可能となり税制上の優遇措置を受けることができます。
プロジェクトに関する留意事項
●ご寄付をいただいた皆様のご支援に感謝し、ご氏名を本学のHPや広報誌、芳名板等に掲載させていただく場合がございます。氏名の公表を承諾されない場合には、申請時に匿名希望をご選択いただきますようお願い致します。芳名板につきましては、本学京都太秦キャンパス南館エントランスホールに設置しております。個人のご寄付では10万円以上のご寄付、法人のご寄付では50万円以上のご寄付で芳名板へ記載させていただきます。
●ご支援確定後の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。
●支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。
●寄附金領収書の名義・発送先は、原則としてご支援時に入力したお届け先の宛名と住所となります。
●なお、ご支援後に上記情報を変更することはできず、アカウント情報を変更した場合でも、ご支援時に入力したお届け先の宛名と住所は変更されません(個別にご連絡いただかない限り、原則としてご寄付時に入力いただいた宛名と住所に寄附金領収書をお送りさせていただくことになります)のでご注意ください。
※トップ画像:Flat banner vector created by freepik - www.freepik.com
最新の活動報告
もっと見るクラウドファンディング活動終了のお知らせと御礼
2022/12/02 16:22~ご支援・ご協力いただきました皆様へ~京都先端科学大学の“ウクライナ支援プロジェクト”は11/26(土)をもちまして終了いたしました。ご支援・ご協力いただきました皆様に心より感謝申し上げます。本プロジェクトでは40名+1社から計716,000円のご支援を頂戴いたしました。厳しい世相の中ご協力をいただき誠にありがとうございます。本学として、初めてクラウドファンディングを行いましたが、多くの皆様に本プロジェクトにご賛同いただけたこと、大変ありがたく、また嬉しく思います。皆さまからいただいた温かな応援コメントも大変励みになりました。結果的に目標金額は達成できませんでしたが、本プロジェクトを通して、多くの方に本学の取り組みについて知っていただくことができたと思っております。入学してから約3カ月経ち、学生たちは日本での生活や大学生活には少しずつ慣れてきてくれていますが、心と体の負担をかかえたままの生活に変わりはありません。彼、彼女らが祖国の復興や、世界の人々のために活躍できる人材となれるよう、より一層、教職員が一丸となってサポートしてまいります。今回の支援金につきましては、ウクライナ人学生の生活・学修にかかわる費用として使わせていただく予定としております。具体的には、既に発生しております学生のテキスト代等学修準備金や生活支援金の計137万円に充てさせていただいております。本学で迎え入れたウクライナ人学生は、全員正規生として4年間本学で学ぶことを選択しています。彼、彼女らが4年間日本で生活していくための費用として、1人あたり500万円がかかると想定すると、1億1500万円が必要となります。本プロジェクトは、そのうちの一部を皆様よりご支援いただきたいとはじめさせていただきました。本プロジェクトでの直接のご寄付を始め、公的機関や支援団体様より支援の見通しや、本学を応援していただいている企業様、本学の卒業生や学生の保護者様、そして教職員からいただいたご支援の合計は約1億円に達しました。必要額までのあと1500万円ですが、本学のHP (https://www.kuas.ac.jp) にて引き続き寄付を募集するなど活動を継続してまいります。今後とも応援のほどどうぞよろしくお願い申し上げます。京都先端科学大学 学長 前田 正史ウクライナ支援プロジェクト リーダー マイケル スミス同 メンバー一同 もっと見る
留学生と日本人学生の交流イベント開催
2022/11/10 12:1510月28日(木)澄み切った秋空の午後、ハロウィーンイベントを開催。ウクライナ人学生に一日でも早く大学生活に馴染んでもらおうと、他の留学生たちや日本人学生たちと交流する場として開催しました。ハロウィーンイベントの企画、宣伝から小道具の作成に至るまで、留学生12人による企画委員会が準備に当たりました。さすが工学部生のスキルです。手分けして輪投げやピンボールなどのゲーム台を全て手作り。そして、イベント当日を迎えました。太秦キャンパスの中庭にゲームコーナーや飲食コーナーを設けました。みんな感染防止対策ルールを守り、マスクをしっかり着用しています。日が傾くにつれて、会場は盛り上がってきます。みな思い思いの格好で楽しんでいます。フィナーレはステージ上での仮装コンテスト楽しむときは楽しんで充実したキャンパスライフを送ってほしいと願っています。 もっと見る
工学部の1年生として勉学に励む毎日
2022/10/21 09:37ウクライナ人学生は工学部の1年生として勉学に励む毎日です。工学部では、1年生からロボット、マイコン応用システム、webアプリの製作に取り組み、モノづくりの面白さを体験します。その前にまず数学と物理の基礎トレーニングです。写真の授業は、難易度が少しずつ高くなる演習問題100問に挑戦しているところです。理工系のあらゆる分野で広く使われる数学的ツールとしての微分積分・線形代数の計算技法を習得し、数値解析ソフトウェアMATLABも利用して工学への応用を見据えた計算を修得していきます。分からない問題には、手をあげて教員に質問するなど、学びに対して積極的です。本学の工学部では全て英語で授業が行われます。入学時に英語が不得意な学生もモノづくりの実習などを通して実践的な英語を身に着けることができます。3、4年生では企業が直面する現場の課題を、チーム4人で解決するキャップストーンプロジェクトを行います。これらの唯一無二のカリキュラムで機械・電気・化学の枠を超えた分野横断専門力、グローバル視点の課題設定力、そして実践的な課題解決力を習得してほしいと思います。工学部授業の様子微分積分計算問題にトライまた、日本語についても1、2年生で学習します。日本語の授業は、8クラスにレベル分けされ、それぞれのレベルに合った学習内容となっています。初級クラスでは、ひらがなの読み書きなどから始まり、日常生活に必要な会話や作文で自己表現が行えるまでの力を身につけます。上級クラスは、すでに日常会話についてはマスターしている学生が対象となっており、日本語でのレポート作成やビジネスで使える日本語を習得します。下の写真は、初級クラスの授業で、ウクライナ人学生は3人受講しています。すでにひらがなとカタカナについては習得済みで、授業も全て日本語で行われています。撮影日は、いつもの朝ごはんや好きな朝ごはんメニューについて自分で作った文章を発表していました。世界で数ある言語の中でも難しいと言われる日本語ではありますが、学生にはしっかりと身につけ、今後の活躍の場を広げていってほしいと願います。朝ごはんのメニューについて発表時刻の表現について学んでいる様子 もっと見る
コメント
もっと見る