昨日は、とある事情から、公的な相談機関に行ってきた。初めて行くところなので、来所して相談したい旨を事前に電話で伝えた。私が車いす利用者であることを知った先方は、気を利かせて、「わざわざいらっしゃらくても、お電話でもお話を伺いますよ」と言っていただいたが、私の希望で直接行かせていただくことにした。丁寧に話を聞いてくれたおかげで、相談内容は一件落着した。
言語障害もある私は、誰かと話すときは、「私の言葉が聞き取れなかったら、遠慮なく聞き返してください」とお願いするが、私と初めて話す人は、聞き返すのが申し訳なく感じてしまうのか、なかなか聞き返せない様子でいることも多い。私としては、はっきり聞き返してもらったほうが、どこから言い直せばいいかが分かって、ありがたいのだが。
相手が聞き返すのを遠慮していそうな時、私は相手の顔色を見ながら、自分の言ったことが伝わっていそうか判断し、もう一回同じことを言うべきか、話を進めてもよさそうか、考える。電話で話す場合は相手の顔色を見れないため、相手から聞き返してくれることを信じるしかない。最初から介助者に、私の言葉を電話口で復唱してもらうこともあるのだが、込み入った話であるほど相手と直接話したい。だから、直接訪問することにした。(続く)