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信州たのめの里に自然栽培・自然派ワインを造るためのワイナリーを立ち上げたい!

「健康的で美味しい自然栽培での自然派ワインを味わいたい。具体的にどんなふうに栽培されたり醸造されているかも知りたい!」と思われているあなたへ。2024年夏にオープン予定のTanomeワイナリーでは、ワインの制作過程を全て公開!日本産の世界に誇れる自然派ワインを一緒に誕生させていきませんか?

現在の支援総額

983,000

196%

目標金額は500,000円

支援者数

60

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/11/08に募集を開始し、 60人の支援により 983,000円の資金を集め、 2022/11/29に募集を終了しました

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信州たのめの里に自然栽培・自然派ワインを造るためのワイナリーを立ち上げたい!

現在の支援総額

983,000

196%達成

終了

目標金額500,000

支援者数60

このプロジェクトは、2022/11/08に募集を開始し、 60人の支援により 983,000円の資金を集め、 2022/11/29に募集を終了しました

「健康的で美味しい自然栽培での自然派ワインを味わいたい。具体的にどんなふうに栽培されたり醸造されているかも知りたい!」と思われているあなたへ。2024年夏にオープン予定のTanomeワイナリーでは、ワインの制作過程を全て公開!日本産の世界に誇れる自然派ワインを一緒に誕生させていきませんか?

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Tanomeワイナリーを進めていくための初めてのクラウドファンディングでしたが、最終日(24時まで)になりました。今回の経験は私の人生で数少ないパラダイムシフトの一つになりました。(パラダイムシフト:書籍『7つの習慣』でいうところの、根底からの意識や状況の変化(意訳))これに匹敵する出来事としては、、、会社を辞めた時くらいの、巨大なインパクトを感じています。会社を辞めた日に、それまで毎日通っていた赤坂の職場を出て、しばらく歩いて、、、ふとその職場の巨大ビルを振り返った時に、「ああ、もう守ってくれるものは無いんだな」とものすごい心細かったことを覚えています。定期的にお金を振り込んでくれる存在もなくなってしまったし、世間の風は全て自分に直で当たってくる。自分に「こうしろ」と言ってくれる存在もないので、今この瞬間から、自分が何を考え何をしてどこにいくかは、全部自分で考えないといけない。手をギュッと握りしめた記憶があります。9割の不安と、1割の希望。実際どのくらいの割合かは忘れましたが(笑)。あれからおよそ20年。20年間、もう常に何か新しいことに挑戦する感じの、自分なりのスリルとサスペンスとスペクタクル巨編な日々を送っています(笑)。そしてあの時からしたら全くイメージしていなかった今があります。今も「こうしたい!」という光に向かいつつも暗中模索ではありますが。そして今回のパラダイムシフトですが、、、今までは、座右の書『7つの習慣』でいうところの『私的成功』=第1,2,3の習慣のところを一生懸命やってきたように思います。自分の中をひたすらに育てること。真の自立を目指す修行。自分の土台作り。7つの習慣ではその次に『公的成功』というのがあります。第4,5,6の習慣。自分の外に目を向けて、人との関係性を築くこと。「応援してください!」「お願いします!」なんて今まで言えなかったですが、、、「ままよ!」と清水の舞台から飛び降りる感じで言ってしまったわけです。基本的に小心者ですので、、、。※ままよ:成り行きにまかせる以外に手だてのない意を表す語。今まで個別に小さく4,5,6の習慣は意識して実践はしてきましたが、今回の出来事で、一気に公的成功の領域にあれよあれよと実際に足を踏み入れた感じです。その先にあるのは、『相互依存』による『相乗効果』というもので、自分+人から生まれる、足し算以上の創造です。1+1=2を超えて100にも1000にもなる豊かな何かを創造できるとのことです。(7つの習慣より)私(Me)だけが楽しむのではなく、私達(We)で楽しむフェーズです。これからが今まで妄想してきたものを実際に創造していく最も面白い工程にもなるので私自身超楽しみですし、皆さまにも、きっとご期待に沿える面白いものをご提供できると思います。ご期待ください!


現在日本では300~400軒のワイナリーがあります。そのうち、・欧州系ワインぶどう:本格ワインぶどう(病気に超弱い)・米国系ぶどう:病気にある程度強い・日本ローカルやまぶどう:病気にかなり強いについて、本格ワインの原料として栽培される欧州系ワインぶどうを無農薬で栽培してワインにしているところは私の知る限り日本で1軒しかありません。(ごく少量の試験栽培的なものはあるかもしれません)いずれにしても日本では極めて希少です。ではなぜそれが行われないか、、、。農薬を撒きたくて撒いている人は誰もいないと思います。手間・時間・重機・お金もかかります。でもそれを使わないと、ぶどうの枝葉や房が病気や虫に侵され、ほぼ100%ぶどうを収穫することすらできないからです。本当にもう、全滅します。収穫どころではなく、途中で枝葉全体が病気にかかり葉っぱが全て落ちてしまいます。ではTanomeワイナリーでできるかというと、今年は最後にスズメバチに食われてしまいましたが、ほとんど収穫のところまでたどり着くことができました。8年かかりました。どうすれば良いのか。その一番の要素は、雨に当てないことです。ぶどうの木の病気は、9割方カビ菌です。例えば湿気の多い温かいところにパンを置いておけば、すぐにカビてしまいます。それと全く同じです。カビさせないためには、、、乾燥させておく必要があります。ぶどうの木で言えば、、、屋根を付けます。完璧に雨よけする場合にはビニールハウスを構築すれば良いですが、しかしぶどう畑全部だと1億円コースになりますのでとてもそんなお金はありません。また、ビニールハウスは外界から隔離するために自然環境のサイクルと土が遮断されてしまうため、とても自然栽培とは言えませんし、流れが止まった水がよどむように、そのままだと土が不健全になってまた別の病気に罹り易い環境になっていきます。従って、ビニールハウスのような完全な施設ではなく、ぶどうの木の枝葉だけを雨から守る屋根(屋根レインカット)を張ります。これはかなり安価ですが簡易なもので、多少の風雨はここ数年耐えられるように改良してきましたが、大きな台風がくると吹っ飛んでしまいますので、もう少し改良とケアが必要になります。長野県は南アルプス、中央アルプス、北アルプスに囲まれているため台風の風が弱まるからこそ成り立つ手法かもしれません!(屋根レインカットの既製品が販売されていますがこれも全畑に設置すると1000~2000万円コースですが、私はDIYで全畑で30万円!まで工夫しました。この分も今回のクラウドファンディングでいただいた資金を使わせていただきます。) さらに、最も守りたいのはぶどうの実ですが、ぶどうの実が生る場所はぶどうの木の下の方に集中しますので、そのエリアだけ守るように、房レインカットを張ります。こちらは日本全国至る所で行われています。これも既製品がありますが私はDIYで工夫により、全畑に設置しても5万円ほどで済みます。この、屋根レインカットと房レインカットで、まずは病気の9割を防ぐことができます。さて、これで収穫までたどり着けるかというと、そう簡単にはいきません。現在、ワインぶどうの栽培手法は業界内でどんどん共有されておりマニュアル的なものがたくさん存在します。しかしこれらの手法は、農薬を使用することが大大大前提になっています。農薬を使わないという選択肢は、一番最初の分岐点であり、もし農薬使わない場合にはそれ以降マニュアルからはパッカリと別れてもう正反対と言えるくらい、手法が変わってきます。さらには、慣行農法→無農薬栽培 にもし移行したい場合でも、この間には強烈な心理的障壁があり、おそらく通常のやり方に慣れた人にはこの危ない橋を渡ることはできないと感じています。通常はリスクが高すぎて割に合わないので渡ろうとも思わないと思います(笑)。日本でのワインぶどう栽培を無農薬で、というのはマニュアルが存在しませんので、野菜畑での自然栽培、他の果樹での無肥料栽培だけでなく、関係ありそうな本を読み、論文を検索し、自然科学、分子生物学などからも無数の学びや知識を得て、それをワインぶどう栽培に適用しながら自分で開拓しています。具体的な手法に関しては、これから1~2年かけて、『ぶどうの木オーナー』 になっていただいた方に都度ご説明していきます!


地元の信州『たのめの里』 はこのプロジェクト代表の古田の生まれ故郷です。途中、大学は富山県、そしてIT系SEサラリーマンとして10年間東京(途中2年半ほど会津若松市常駐)で暮らしていました。そこから死ぬまで取り組める生業を考えるために2009年に長野に帰省。座右の書『7つの習慣』を読み、実践しながら自分を一から見直しました。・才能:自分にはどんな才能があり、・情熱:何に情熱を持てて、・ニーズ:どんな取り組みで世の中に必要とされ、・良心:もちろん倫理に適っている。7つの習慣の後継の『第8の習慣』という本では、この4つが重なった取り組みがいわゆる『使命』であると読み取れます。使命を全うする人生を生きたいなぁとずっと模索しました。そして2014年に、たまたまのご縁から天啓が降りてきて『ワイン造り』という取り組みに出会いました。即、これを死ぬまで追求する、と決めました。そして色んなワイナリーを巡り、ワインぶどうの苗木屋さんを巡り、調査を開始。苗木を注文しましたが、苗木入手は2年先。しかし翌年2015年3月。苗木のキャンセル待ちが発生して、即入手ができたために2015年4月に畑1枚に苗木を植えることができました。そこから具体的に動き出しました。当時は、畑1枚:一反歩(1000m2)について、・苗木:30万円・垣根資材:30万円・資材構築を委託した場合:30万円。計約100万円かかります。(現在は全て30万円→50万円で、1.5倍です)できるだけ節約するために、垣根資材の構築は委託せずに自分で、トンカチを叩いて、手で穴を掘って行いました。従って、畑1枚に付き60万円~100万円かかります。現在ぶどうを植えてあり、且つ生きている畑の数は、1,2,3,5,6,7畑。全て一度に苗木を植えたわけではなく、毎年1~2枚の畑に苗木を植え拡張してきました。現在はこの6枚がありますので(木がほとんど枯れてしまった畑が2枚あります)、材料費だけで今まで1000万円近くかかっています。(これからさらに苗木を植えて復活させたり拡張したりする分が、畑5枚分控えています。そのためにも今回の資金を使わせていただきます。持続可能なワイナリー規模を考えるとこれが最低限です。 )もちろん農業用備品も都度購入しますし、なにより自分の稼働費がかかります。田舎ですので生活費はかなり安価ですみますが、それでも安く見積もって年間100万円としても、8年間で800万円。この10年、ご縁をいただいて古物鑑定事業でお金を稼いできましたが、8年間遊びもせず、贅沢もせず、可処分時間と可処分資金はほとんどワイナリー設立に向けた作業に費やしてきました。全部合わせると、材料費+畑の運営費で2000万円近くかかっています。ワイナリーは大抵は自分で畑をやってぶどうを栽培し、収穫できたぶどうを自分で作ったワイナリーで醸造してワインにする、という形で運営しています。(パン屋さんで言ったら、畑も入手して小麦も自分で作ってしまう、という超ハードワークな感じでしょうか。)つまりまずは畑を準備していくわけですが、畑だけでも少なくとも1000万円かかってしまうわけです。従って、よほどそれまで大きな資金を作れる準備をしてきた場合には良いですが、よくあるのが畑で資金をかなり使ってしまい、ワイナリー設立しようにも現金が無い、という状況です・・・。私はまさにそうなってしまいました。しかも自然栽培であり、日本でほぼ前例のない手法を追求していますので、資金的にも作業的にも暗中模索の挑戦を続けています。という流れの中で、ホップ・ステップ・ジャンプしてワイナリー設立まで到達するための、ホップとして、今回、このクラウドファンディングをさせていただきました。さらにはワイナリー設立がゴールではなく、それはスタートですので、今後死ぬまで、まだまだもっと高い幾多のハードル(やりたいこと)が待ち構えていますが、人生を懸ける生業(使命)に携われる喜びの中で、一つ一つ実現していきます。もしご縁をいただければ、一緒に取組めたら幸甚です。