終了まであと5日になりました。お陰様でネクストチャレンジもクリアできました。本当にありがとうございます。2024年のワイナリー設立に向けて、今後3000~4000万円が必要になります。その大きな足掛かりとなりますので引き続きご支援をよろしくお願いいたします!さて、今までの活動報告で、1.ワイナリー事業2.食材生産加工事業について簡単にご説明いたしました。今回は、3.エコビレッジ事業についてです。全てご説明しようとするととても紙面が足りませんので、可能な限り情報を削ってまとめてみました。もっと広く深い部分での様々なお話は、代表古田の個人のFacebookで様々な切り口で今後もお伝えしていきますので、もしご興味ございましたらご覧いただけましたら幸いです。さて、エコビレッジの定義はいろいろありますが“自然環境と調和した持続可能な生活を行うスモールコミュニティ”でしょうか。これは特に”事業”ということにせず、社会や生活の中での様々な課題を解決する取り組み、という形で社会貢献できればそれで良いのですが、1,2,3全ての事業が密接に関係しており、事業としてまとめれば全体像が分かりやすく整理できますのであえて事業と呼んでいます。このエコビレッジ事業は、社会や地域などの公共や、皆さまの生活、そして同時に(同)たのめの事業についての課題を解決できる一つの具体策になります。~~~~~◆社会システムの課題と解決・課題:大災害、経済システムの混乱や破壊等の問題・解決方法:自給自足、オフグリッド等地域内だけでの生活の持続可能な環境構築もしもの時の食料調達など、生活のリスクヘッジが行える環境を構築します。大災害など社会の大きな混乱によって物流やエネルギー流通がダメージを受けると、食糧や電気や燃料などが一時的にストップする可能性があります。その時に食料備蓄があったり地元内だけである程度の食料を生産できる状態であれば、あるいは電気ガス燃料がストップした場合でもそれをカバーする環境を構築しておけば、社会が落ち着くまでしのぐことができます。例えば皆さまが都市圏にお住まいで大災害があった時などに、たのめの里の備蓄された食料で、多少なりともご支援できるかもしれません。◆地域の課題と解決・課題:空き家や田畑山休耕地問題・解決方法:空き家や休耕地の有効活用今現在、田舎では使われていない農地や空き家が増えています。活かされていないものは負債ですが、活かせばそっくりそのまま資産となります。上記の自給自足は、この活かされていない農地を活用すれば実現できます。また、空き家はもしもの時の住まいとして活用できる状態にしておけば、大災害時などのバックアップとしてとても有効です。◆零細ワイナリーの経営課題と解決・課題:年間を通した作業内容のバラつき・解決方法:農業ツーリズム環境の構築日本全国どのワイナリーでも、栽培作業のバラつきで苦労しています。例えば、収穫時は通常の10倍ほどの人手が必要になります。特に零細ワイナリーでは人を雇う体力が無い場合が多く、その場合にボランティアの方々を募ってしのいでいます。この収穫をはじめとしてワインぶどうを栽培する作業は、特別な体験、息抜き、ワイン業界の人であれば技術研鑽等、様々なニーズから興味を持たれる方も多く、ただ無料奉仕をしていただくということではなく、それをやってみたい、という方の受け皿にもなりえますので、そのような需要と供給が合致すれば、皆さまと共にとても素晴らしい機会を持てるのではないかと考えます。また、これを『2.食材生産加工事業』と結び付け、ワインぶどう栽培だけでなく、農地シェアなども行いながら、皆さまご自身が野菜等を作られてそれを持ち帰って食したり、大豆を栽培して味噌をワークショップで作り、それをこちらの蔵で熟成させて定期的に味噌を持ち帰る、なども可能になります。そしてこれらの作業だけでなく前後で他地域も含めて観光も組み合わせることで、より充実した『農業ツーリズム』を体験することもできるかと思います。~~~~~これらの具体例はほんの一例であり、今後ご縁をいただく皆さまのご要望に合わせて、もっと面白くあるいは実用性があるものにしていきたいと考えています。例えば、現在お住まいの住居プラス、たのめの里や塩尻市近辺に2拠点目を築きたいという思いをお持ちでしたら、その実現のために可能な限りお力添えをいたします。(同)たのめの全ての事業は、ご縁をいただく皆さまの生活や人生が少しでも明るくなることを願って進めて参ります。
~クラウドファンディング終了まであと8日になりました!~ 『(同)たのめ』 の主な事業を3つ考えています。1.ワイナリー事業:Tanomeワイナリー2.食材生産加工事業:たのめファーマーズ3.エコビレッジ事業:たのめビレッジ今回のクラウドファンディングは、まず1を構築するためのものになります。さて今回の活動報告は、1の先にある、2の『たのめファーマーズ』 についてです。ワインは主に食事やおつまみと共にいただく場合が多いと思います。その時に重要なのが、どんな食べ物と合わせるか。ワインは美味しい、食事も美味しい、でも一緒に口に含んだら、「うーん?」となったり、「凄い!美味しい!」となったり、相性によって総合評価が全く変わったりします。そして最高の相性は、ワイン単体より、食事単体より、一緒にいただいたら、1+1=3以上になってしまうようなケースです。例えば、『ご飯+味噌汁』とか、『ご飯+焼肉』とか『肉+ショウガ』とか『唐揚げ+レモン』とか。『ご飯+味噌汁+豚の生姜焼き』は鉄板でしょうか(笑)。もちろん、ワイン単体でも「旨い!」というワインを作りたいですが、1+1=3以上の素晴らしい効果を導ける可能性のある食事との素晴らしい相性は、一生かけて追求していきたい大きなテーマです。さて、本文にもありますように、私は先祖代々伝わった田畑山を活かす生き方を追求していきたいと思っています。まずは「ワインを作りたい」から始まったこの取り組みは、必然的にワインに合わせる「食材も作りたい」に発展しました。ではどのような食材を作りたいか。ワインぶどうも『たのめ農法』で栽培しますのでもちろん、田んぼで旨い米を、畑でワインぶどう以外の農産物を『たのめ農法』で生産する。麦、ソバ、大豆等の穀物、野菜、低木果樹等。山で原木きのこを栽培する。野生の山野草や山菜、きのこを採取する。ミツバチ、平飼い鶏等の畜産や野生動物からのジビエ。川魚や沼魚。生産した農産物は、”自然な”加工を行う。発酵、燻製、天日干し等。ワインも食材も、この地元『たのめの里』の中で得られた自然なもの・・・。合わないはずがありません。・・・そして、こんな理想のビジョンを実現するために、この取り組みを追求していきます。『自然栽培で作ったワインぶどうを自然派で醸造する。醸造したワインは山で切ったミズナラの木で作った樽に入れ、山の斜面を掘って作ったカーヴで熟成。自然栽培で作った野菜や果実、米、麦、ソバ等。調味料も自前で作る。発酵食品等に加工する。地元の山で狩猟した動物や鳥等の野生動物のジビエ料理。手作り窯でパンやおやきを焼く。収穫したそばの実を石臼で挽いて粉にしてソバを打つ。山で原木栽培したしいたけ等のキノコを、飼っているヤギの乳から作ったバターや自ら作った醤油や味噌で味付け。調理のための火は山から切ってきた薪や炭で。ワークショップにて皆で建てたログハウスと拓いたスペースでそれらをBBQで食す。昼は山の風、木漏れ日、鳥の声。夜は星空、焚き火、虫の声の中で。時にひとりで。時にみんなで。混じり気無しの”たのめの里の全て”を、ワインを飲みながら満喫できる時間。』この取組みでは、私の理想も追求していきますが、ご縁をいただく皆さまの理想もぜひ実現していきたいと思っています。『私の理想+ご縁をいただく皆さまの理想』 が掛け合わされた時『ワイン+食事』 と同じように、1+1=3以上の思いもかけない素晴らしい環境ができると考えています。田畑山や古民家など、この地元『たのめの里』にそれらを実現する材料は既にあります。あとはそれらをどう組み合わせるかだけ。ぜひご遠慮なく皆さまの想いをお伝えくださいませ。
二つ前の活動報告で、『たのめ農法』についてお伝えしました。https://camp-fire.jp/projects/612589/activities/429786本文でもお伝えしていますが、農薬を使わない手法は経営が成り立たなくなるリスクが非常に高いため、ここだけは死守したいというところを独自に決めています。それが、ワインを作る原材料であるぶどうの房に、一切の薬剤をかけないこと。それにより美味しくなるとか、健康に良いとか、通常の栽培方法に比べてより良くなる、という言い方は『優良誤認』という理由で『無農薬』という言葉が広告宣伝で使えないのと同じ理由で本来は言ってはいけない状況です。では、一切の薬剤をかけないとどういうワインになるかですが、まず、私は長野県塩尻市主催のワイン大学にて栽培や醸造を学びましたが、その中で、「人間の舌は、水泳プールの中に一滴垂らしただけでも、その物質を感知できる能力を持っている」というお話がありました。50mプールとして、2000立方メートル=2000トンの水の中に一滴です。さて、ワインを醸造する時には、収穫したぶどうをタンクの中に入れて発酵させていきますが、よく1トンくらいのタンクが使われます。その中にはぶどうの房を仮に100gとしたらおよそ10000個の房が入ります。これで約1000本のワインができます。実は、ワインを醸造する過程でぶどうは一切水洗いなどはされません。たくさんの収穫ケースに集められたぶどうは、そのまま発酵の工程に進んでいきます。ぶどうの糖分を微生物である酵母が食べてアルコールを輩出することでお酒になっていきますが、アルコールは消毒殺菌機能がありますので、洗わずとも通常は身体に害を及ぼすことはありません。しかし、今でこそ『たのめ農法』で栽培しますが、私も以前有機薬剤をぶどうの房に散布してワインを作りました。その際、ぶどうの房にそれはもうバシャバシャかけるのです。葉っぱの裏や房の粒の間も病気が発生しやすいですので、隅から隅までしっかり散布します。有機農薬も化学農薬も、現在使用されている全ての薬剤は、人間に害が及ばないように用法用量が決められていますので、その通りに使用すればそれでワインを作ったとしても一般的には身体に害は無い、と言えます。しかし、私自身の個人の感覚ですが、有機薬剤とはいえバシャバシャ薬剤をかけた房でそのままワインを作ることに、とても罪悪感を感じました。薬剤を浴びたら身体に悪いですので防護服を着ながら、人が口に入れるぶどうにその薬剤を散布している様子をワインを飲む人が見たとしたら、正直、良い気分になるわけがないと。そしてさらに、ぶどうの1房についた薬剤は一滴どころではありません。もちろん時間が経てば紫外線で分解されたり雨で流されたりもしますが、2000トンのプールに一滴でも感知できるのに、10000房が入った1トンタンクに一体何滴入っているのか、きっと薬剤の風味がワインにも多少なりとも影響を与えているのではないか、と思いました。日本のほぼ100%のワインぶどうには薬剤が散布されます。そうしないと通常の農法ではほぼ100%ぶどうはできませんので仕方がないことです。日本のワインのほぼ100%がそういうワインである中で、Tanomeワイナリーでは房には一切の薬剤をかけない、というところを絶対に譲れないラインとして定めました。これがTanomeワイナリーのワインの最大の特徴です。
現時点で(同)たのめでクーポン券を使える品は米です。ワインについては、実は2020年に有機薬剤のボルドー液だけを使用して栽培したぶどうからワインを作りました。しかし、当時(同)たのめは設立前で個人事業で運営しており、販売免許をまだ取得していませんでしたので、(同)たのめ共同代表の島田の会社の免許を使い小売り可能にしました。このワインはまだ在庫はありますが、しかし、最終的に私古田が個人として全て買取り、今後のワイナリー設立のための営業ツールとして活用するべく一般販売しておりません。そして法律上、(同)たのめで再販することができないため、今回の返礼品からは外しました。クーポン券でもお買いいただけません。(もしご縁がありましたら、こちらの現地で試飲していただくことはできるかもしれません)今後のワインについてですが、昨年、様々な理由によりぶどうの木が病気でほとんど葉っぱが落ちてしまいぶどうの木が枯れる直前まで弱ってしまったため、今年は木を復活させることに注力して房をほとんど最初からつけていない状態でした。また収穫時期に少しだけできていた房も収穫直前でスズメバチに食われてしまい、今年はぶどうの収穫はできない結果になりました。しかし栽培を始めてから8年かけて今のところ発生した課題については技術的にクリアできています。来年はかなりの確度で収穫できる見込みですので、来年のジュースとワインを返礼品に提示させていただきました。・ジュース:2023年秋・ワイン:2024年春にご提供できます。さて、クーポン券ですが、今回上の二つを返礼品にご提示しましたが、収穫量によって返礼品以上のジュースやワインを作れる可能性が高いです。従って、ワイナリー設立前でも、今回返礼品にクーポン券だけを選んでいただいた方も、100%ではありませんが、早くて来年の収穫分からジュースやワインをクーポン券でご購入いただけます。また、米も、さらなる工夫を加えて【たのめ農法】で栽培するものがご提供できる予定です。※来年のワインはまだ『委託醸造』ですが、委託醸造先のワイナリーに丸投げするのではなく、私が毎日通い醸造作業を行います。さらに、2024年予定のワイナリー設立後には、ワイナリー事業の次、食材生産加工事業や、さらにその先、持続可能な生き方を目指して環境構築するエコビレッジ事業等も、具体的な商品開発はこれからですが、クーポン券をお使いいただけます。期限は設けておりませんので、(同)たのめが存在する限り10年20年先でもお使いいただけます。ワイナリー事業以外の事業については構想や準備はしておりますが詳細は可変です。ご縁をいただく皆さまのニーズに合わせて作り上げていこうと思っておりますので、ご意見ご希望なとございましたら、ご遠慮なくお伝えくださいませ!
8年前にワインぶどうの栽培を始めました。この栽培方法について、私が理想とする手法がいわゆる慣行農法と違っていまして、キーワードとして使える言葉が国でガイドラインとして定められています。それが、【農水省が定める『特別栽培農作物』のガイドラインに沿った『栽培期間中農薬不使用』の栽培方法】です。よくある『無農薬』などは農作物の販売広告等に際しては実は現在は使えないのです。しかし明確に手法として違いがありますので、ガイドラインから外れないように伝えるために、今後、基本は『特別栽培農作物』のガイドラインに準拠した『栽培期間中農薬不使用』も目指しながら、独自に工夫した栽培方法を、『たのめ農法』と名付けることにしました。どのように栽培するのかのある程度のお話は本文内でお伝えしました。これがどのくらい難しいかですが、、、日本にはワイナリーは300~400軒ありますが、おおよそを調べた限りですが、言い方はいろいろですが様々な農薬を使う慣行農法ではない、いわゆる無農薬栽培と伝えているワイナリーは日本で5軒。そのうち4軒は、・日本ローカルな品種であり極めて病気に強いヤマブドウか・病気に比較的強い”米国系ぶどう” です。残り一軒だけ、世界中で高品質なワインにされる・”欧州系ワインぶどう”の品種を使っています。メルローやシャルドネ、という品種です。そのワイナリーは半年ほど前にNEWS23で15分ほど特集が組まれました。それくらい難しい農法になります。そしてたのめワイナリーでは、メルローやシャルドネよりも栽培が難しいと言われる「ピノ・ノワール」という欧州系ワインぶどう品種を、『たのめ農法』で栽培します。この農法がワインにどのような影響を与えるのか、どのようなワインになるのか。次の活動報告でお伝えいたします!