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“子どもたちを育む場を守りたい!” ラオス事務所併設 図書館 の存続にご支援を

キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

《ネクストゴール挑戦中!》ラオスで30年以上読書推進活動をしてきたNPOラオスのこども(ALC)現地事務所の図書館が、財政難で存続の危機に。地域の子ども達が集い、遊び、学ぶ、かけがえのない場であり、プロジェクト活動実践の場でもあるALC図書館。この場所をなんとか守り、活動を続けていきたい!

現在の支援総額

1,026,400

150%

目標金額は680,000円

支援者数

121

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/09/08に募集を開始し、 121人の支援により 1,026,400円の資金を集め、 2022/11/08に募集を終了しました

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1,026,400

150%達成

終了

目標金額680,000

支援者数121

このプロジェクトは、2022/09/08に募集を開始し、 121人の支援により 1,026,400円の資金を集め、 2022/11/08に募集を終了しました

《ネクストゴール挑戦中!》ラオスで30年以上読書推進活動をしてきたNPOラオスのこども(ALC)現地事務所の図書館が、財政難で存続の危機に。地域の子ども達が集い、遊び、学ぶ、かけがえのない場であり、プロジェクト活動実践の場でもあるALC図書館。この場所をなんとか守り、活動を続けていきたい!

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今、ALC図書館は"ラオスの学校図書館づくりの発信基地”になっています
 【下田さん 応援メッセージ】

サバイディー、みなさん こんにちは。NPOラオスのこども(ALC)では2019年から3年半にわたり、ヴィエンチャン県中等学校の図書館整備事業で、図書館を中等学校での学びにより活用できるよう、一歩進化した学校図書館づくりにチャレンジしてきました。

今回は、その事業をスタッフと二人三脚で取り組んでくださった、図書館アドバイザーの下田さんから、応援メッセージをいただきました。ALC図書館という場が、学校教育の現場にとっても必要であるというご意見、ぜひご一読ください。

**********************

下田 尊久 さん(図書館アドバイザー)

ALCは、30年以上学校図書館の建設や絵本や民話の再話による出版など、読書推進活動を続けてきた団体です。その特徴は、東京事務所とビエンチャン事務所が 車の両輪のように機能していることです。現地スタッフは、読み聞かせなどの活動を行うほか、東京で準備された企画事業や出版物の販売・配布などを行っています。新たに始まった学校図書館づくりのプロジェクトでは、ALC図書館を基地に、学校図書館の足りない図書の補充や、先生の授業での図書活用をサポートするなど、スタッフの知識と経験が発揮されつつあります。そのため ALC図書館はここに通ってくる地域の子ども達だけでなく学校にとっても無くてはならない図書館なのです。以下すこし長くなりますが聞いてください。

図書の分類・配架のスタッフ研修(中央奥が下田さん)

私は2019年から始まった 中等学校の図書館づくりの研修に関わりました。2017年4月に初めて現地を訪ね、教育環境や図書資料が整わないなかで学ぶラオスの子どもたちの明るさや、人々の穏やかな温かさを肌で感じました。書店や出版社がごくわずかしかないラオスでは、先生も生徒も手元に教科書しかなく、図書館のある学校でも 授業で使える図書は十分ではありません。ここで実施した研修は、図書館と授業を結びつけるのが目標で、スタッフにとっては 先生や生徒の授業を支えるという活動は、これまでとは違う新しい挑戦でした。

ラオスの中等学校は図書館があっても学校司書がいません。ALCのサポートで図書館を開設した学校では、図書館担当の先生や生徒たちが図書整理や入館者のチェックなどを行ってきました。ほとんどの先生は教科書や教科指導書以外の図書に触れたことがないため、授業で図書館を活用する知識や経験がありません。一方でALCスタッフは、事務所に併設されたALC図書館で 子どもたちと本を結ぶ 豊富な実績 を持っていますが、学校では読み聞かせなどの活動以外には「図書館を授業で活用する」経験はありませんでした。

スタッフ研修で図書館と授業を結びつける自分たちの役割を考える

授業で活用する図書館づくりは、学校図書館の新しい役割を理解することと、先生に授業で図書館を活用する方法を伝えるスキルを身につけることを、先ずスタッフが研修するところから始めました。この研修はALC図書館で行いました。スタッフが日頃行っていることを確かめ自らその意味や意義を考える場としました。日本の学校図書館の先進事例を知ってもらうだけでは、自分事になりません。スタッフが普段行っていることを知識として理解し、学校現場で必要な事を先生に伝えられるようになることが その目的です。

授業での図書活用案をスタッフ自ら作ってみる

ALC図書館は、学校図書館のための「基地」です。自ら運営する図書館で研修を行うことで、その場で確認や修正が出来ます。さらにALC図書館では再現出来ない学校現場の課題に気づき、疑問が出てきます。そこで事業の対象校に一日がかりで出かけて、学校図書館を会場に、先生たちと質問項目をもとに意見交換をしていきます。その結果をALC図書館に戻って共有し、先生たちに実施する研修内容をさらに深めます。こうした経験を図書館に集めることで、有用な情報となります。ラオスの人たちは理屈や形式を考えるよりも、身体で表現する方が得意です。様々な工夫と柔軟な発想に驚かされますが、研修のあと 先生たちから必要な図書の要望やサポートを求められます。地域に公共図書館も書店もないラオスでは、頼れるのは これらの知恵と経験の情報が集まったALC図書館なのです。図書と学校、図書と先生、図書と授業を結ぶ役割を果たします。また、各校の研修に常に参加する 県や郡の学校関係の責任者の方々にとっても、この事業を持続可能にする要となっています。

先生へのヒアリング

スタッフはコロナ禍の厳しい環境下で事業がストップしても、ALC図書館からyoutubeで読み聞かせなどの活動を行っていました。今回、財政上の厳しさによる事務所移転と図書館閉鎖という事態に、現地スタッフが声を挙げました。実践の基地を失うことは、これから始まる新事業にも大きな影響を与えます。中等学校の図書館づくりは、緒についたばかりです。こども達の未来を確かなものにする学校教育の基盤づくりであり、これを持続させていく責任があります。現地スタッフの地道な働きが これからも存続できるように、ALC図書館の存続を強く希望し 応援したいと思っています。

授業における図書活用案を発表する先生


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