こんにちは、プロジェクト運営者のユグチヨシユキと申します。プロジェクトをご支援、フォローしてくださっている皆様、ありがとうございます!
建物本体の工事に先立ち、木材を乾燥・保管する置場として草原だった裏庭にコンクリートを打設していましたが、そろそろ重いものを載せても大丈夫(コンクリートは強度が出るのに時間が必要です)ということで、工事現場となるべき屋内を埋めていた木材の整理、移動をしはじめました。
材種はもちろん、どこで使うべき材か、いつ頃加工に入る材なのか、傷み(腐り)やすかったり汚れが浸潤しやすかったりカビなどで変色しやすかったりする材か多少のことは平気な材なのか、色々考慮に入れて、積む場所や積む順番を決めています。
大体2m×4mを1区画として、木材を積み上げつつ、後から仮設的にフレームを組んで、雨よけの屋根をかける算段です。
どこになにを置くか、どのように積むか、の考えをまとめて段取りをするのに時間がかかりましたが、段取りができていれば実際の作業は、やればやっただけ進む。「段取り八分とは良く言ったもの。しんどくても確実に進んでいる確信があれば元気も出てくる。
難しいこと① 小さい材も無数にあること。整理しずらい。棚のようなものを作ろうか、、
こうした材は、普通は木材にされないような樹種ばかりなのですが、それぞれに魅力的な個性があるものです。が、そもそも小径木から得る材は狂いが大きく、また曲がっていたり欠点があったりで、一枚の板から椅子の脚の部材が1本か2本採れたり採れなかったり、という感じ。できた品物を見合った金額で売るのは簡単なことではありません。
こういう材を無数に集めて、製材したり保管したり棚を作ったりと手間やコストを投入していると、本当に沼に浸かっている気分にもなるわけです。そうまでして作った作品も、やはり良い材(一般的に市販されているような木材)で作ったものよりも、たとえば納品した先で直射日光に長く晒されたりするとトラブルが起きやすく、メンテナンスに行かなければならないことも良くあります。ある程度その環境でトラブルが出切ると安定するものですが、トラブルに対処できることと、事前の説明、お施主さんとの信頼関係がなければこうした木々をプロとして扱うことはなかなか難しいものです。
難しいこと② 屋外での保管に適さない傷んだり変色しやすかったりする材も色々あること。屋内で保管しながら工事をするしかないかもしれません。これから造る建物本体の設計に、こうした材を効率よく整理して出し入れしやすい工夫を盛り込みたいと思います。
早いもので、このプロジェクトのクラファン期間もあと数日。年の瀬の慌ただしい時期ですが、引き続き、プロジェクトのフォローをよろしくお願いいたします!
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