いつも暖かい応援をいただき、ありがとうございます。プロジェクト「MOONRAKERS」代表の西田です。
昨日深夜、「キマイラスキン®コート」のキャンペーンの終了の瞬間を、みなさまからいただいた多くの期待や応援のメッセージを読み直しつつ、迎えさせていただきました。
様々な問題をかかえつつも、ほんとうに多くの方々に応援をいただき、プロジェクトを走り抜けることができました。
改めまして、ほんとうに深く感謝申し上げたいと思います。
ご期待に応えられるようしっかりと生産を行い、1日でも早くみなさまにこの「美しすぎるコート」をお届けし、みなさまともに快適で便利で美しい「ミライの生活」を創造できるよう、メンバー全員で全力を尽くしてまいります。
全ての方々にお届けが終了するまでの期間、生産の進捗状況なども随時活動レポートで報告させていただきます。
引き続きお付き合いの程、何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、本日は、プロジェクトの終了を踏まえまして、プロジェクト名、「MOONRAKERS」にこめた”想い”について、お話させていただければと思います。
最近、数名の方より、『ところで、「MOONRAKERS」ってどういう意味なの?』と質問される機会がありました。
「MOONRAKERS」というプロジェクト名は、元々、「速度重視の帆船において、ロイヤルマストの更に上部に設置される帆が月にも届きそうな高さである事から、“MOONRAKER”(ムーンレイカー)と呼ばれる」事に由来しています。
すなわち「最先端で風を捕らえる帆、それを使って高速で進む船 ≒ 先端技術を使用した商品でユーザーの声をダイレクトに入手し、高速で開発を進める」という意味からプロジェクト名として命名しています。
一方、その後、複数の方々から、『「MOONRAKER」には、「池に映った月を熊手で掻き取ろうとする馬鹿者」の隠語の意味もある。「馬鹿者」って意味となると、あまり良くないのではないか?』とのご指摘がありました。確かにご懸念はごもっともです。
ただ、わたしたちは、その意味を読み解き、下記のように考えました。
このプロジェクトは、先端技術と日常生活をダイレクトにつなぎ、快適で便利で美しい「ミライの生活」をユーザーとともに創造しようとする、届かぬかもしれない理想を追いかけるプロジェクトである。
理想にたどりつくまでは、わたしたちは「馬鹿者」と呼ばれ、笑われるかもしれない。
しかし、わたしたちは、理想を追求する人間を「馬鹿者」と笑う人々を乗り越えて、そこにたどり着きたいと考えている。
わたしたちは、理想を追求する「馬鹿者」でありたい。
スタンフォード大学の卒業式で、アップルの創業者である故スティーブ・ジョブズ氏が未来に向かう若者に「馬鹿者であれ(Stay foolish)」と語りかけたように、いままでの常識を超えた”未踏”に到達するために、わたしたちは「馬鹿者」でありたいと考えています。
そして、もうひとつ、名前を単独の「MOONRAKER」ではなく、末尾に”S”をつけ複数形の「MOONRAKERS」としたことにも意味があります。
これは、プロジェクトが自分たちだけで進めるものではなく、関わるすべての方々とともにある、との”想い”をこめたものです。
なぜなら自分たちだけ、先端技術だけでは、実は何もできないからです。
モノづくりはもちろん、システムにしろ、物流にしろ、あらゆることで、多くの方々の力を借りなければ、商品をお届けすることはできません。
そしてなにより、応援いただくみなさまがいなくては、「MOONRAKERS」は存在できません。
たいへん僭越で恐縮ですが、こうして応援いただいたみなさまも、「MOONRAKERS」の一員、メンバーの一人だと考えています。たいへん勝手ながらそう思うことを、なにとぞお許しいただければと思います。
そしてかなうならばメンバーとして、改善へのご意見も、足りないところへの叱責も、今後への期待も、こうしてほしいという要望も、考えつくあらゆることを投げかけていただければと考えています。
常識に縛られず、不可能と言われることに挑戦する。
みなさまとともに、「MOONRAKERS」は これからもそうしたプロジェクトでありたいと考えています。
プロジェクト「MOONRAKERS」代表 西田誠