残りわずかとなった挑戦期間、たくさんの応援ありがとうございます!!!
ときどき写真に登場するこの男性。すでに皆さまご存知かと思いますが、改めてご紹介をさせていただきます。佐々木牧場の代表であり、有限会社ささき牛乳の代表取締役 佐々木光洋です。
牧場で仕事をしている写真を撮ろうとすると、動きが速すぎてぶれたり、後ろ姿しか写真が撮れなかったりします。
社長のFacebookに、こんなメッセージが投稿されていました。
公開投稿なので、どなたでも見られます。でも、Facebookをやっていない方の目には届かないかもしれません。
なので、こちらで原文をそのままご紹介!ぜひお読みください。
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震災後、福島の食に対する不安が広がったときに、牧場見学会を始めました。
きっかけとなったのは、2012年、とある集まりで隣に座った小さい子供を持つお父さんとの会話でした。
私が牧場で働いていることを知って「初めてそういう人と出会った」と言うところから始まり、牛とはどう言う生き物で、どんな思いで牛乳を搾っているのかと言う話したところ「すごく安心できた」と言う言葉を頂きました。
この時に「直接話をする事は、とても手間のかかることではあるけれども、1番伝わるのではないのか…」と言う思いにいたり、【現場】に来てもらい【生産者】が直接話をすることが【食べる人】の不安を払拭することにつながるのではないかと考え、牧場見学会をスタートしました。
週末の午前中に2時間ほど、牧場の牛の前で
・牛と言う生き物
・牧場の仕事
・牛乳と言う飲み物
・安全性にのために心がけていること
を伝え、最後に牛乳を飲んでもらうスタイルを続けました。
続けていくうちに、
・どんな言葉を使えばよいのか?
・どんな順番で話せば良いのか?
・どんなやりとりを参加者の皆さんとすればいいのか?
がわかるようになり「伝える」ことにやり甲斐を感じるようにもなりました。
同時に、最初は原発事故由来の不安をどう払拭するのか?と言う思いで始めた見学会ではあったものが、身近な食品である牛乳の事、牛の事、私たち一次産業の事がいかに知られていないのかを痛感するようになりました。
食の不安を払拭するための見学会も必要だけど、それ以前にもっともっと現場のことを、一次産業のことを伝えなければいけない…そう考えるようになりました。
今回、古い土蔵をリノベーションし作り出される空間【モーモールーム】は、牛舎の中での話を受けた後、より詳しい説明を受けたり、ワークショップ的な体験ができたり、そして美味しく食べることができる空間となります。
牧場見学会に参加された皆さんが、より深く牛の事、牧場の事、牛乳の事、地方都市の周りに広がる里山の事を知ることに寄与できる空間となります。
きっと『あの時、関わった【私の牧場】!』そんな思いを持って牧場見学会に参加できるきっかけに今回のクラウドファウンディングはなると思います。
東北の片隅、古い地名で【信夫】と呼ばれる里山にある小さな牧場の、未来に向けての大きなチャレンジにご協力をよろしくお願いいたします。
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佐々木牧場で見られる光景がこちら。
運動場へ向かうときの様子です。犬の散歩ではありません。
そして走って戻る!
牧場見学会が始まったら、ぜひ社長に会いに来てくださいね。
お待ちしてます!!