みなさま、こんばんは。
今日も温かいご支援をいただき、誠にありがとうございます!
みなさまからのご支援の使用目的、宮窪橋夢まつりの催しのひとつに「お茶席」があります。
ハシムさんたってのご希望で、野点が似合うような「和の趣」を持った公園に宮窪橋夢公園のコンセプトが決まり、設計の段階から「お茶席」で完成をお祝いすることを目標にしてきました。
ハシムさんから見た日本は、日々の生活の中で茶を点て、簡素に暮らし、勤勉で、落ち着いた心を持つ人々の国です。現実とのギャップにハシムさんをがっかりさせてはならないと、私自身が日本人代表であるかのような緊張感を持ちながら、このギャップの正体は何だろう?と考えるようになりました。歴史を振り返っても、古来日本人はそういう生き方をしていたはずなのに、いつからか、大切な精神文化を失ってきたのではないか、と思うようになりました。
芭蕉の『笈の小文』序文
「西行の和歌における、宗祇の連歌における、雪舟の絵における、利休が茶における、其の貫道する物は一なり」その「貫道する物」、つまりそれが日本の精神文化ではないでしょうか。
岡倉天心の『茶の本』原文は英語で書かれています。宮窪橋夢まつりにおいて、ハシムさんはじめ海外から参加される方々を、日本が誇る文化、茶の湯でお迎えし、地元から参加される方々には、改めて日本が誇れるものとは何かを一服のお茶の中に見つけていただけたら、宮窪橋夢公園プロジェクトのひとつの目標達成と言えるかもしれません。
みなさまのご支援によって実現するお茶席です。
心を込めてご用意させていただきます。
宮窪橋夢まつり実行委員会代表 長谷部さやか