みなさま、こんばんは。
今日も温かいご支援をいただき、誠にありがとうございます!
私はこれまで、100年先に宮窪橋夢公園を残すことを目標に活動して参りました。
4年前の公園プロジェクト開始当初、ある方がこうおっしゃいました。
「世代交代を30年と考えると、公園を30年保存できれば次の世代に渡したことになり、一つの成功の目安だ」と。
「たった30年か。。。」(心の声)
ハシムさんのふるさと探しに費やした年数は70年以上、大島石の歴史は400年以上です。
それらの年月の重みを受け止めた公園の寿命を初めから30年と見積もるなんて、私には到底出来ませんでした。更に、30年後、多分私は生きているでしょう。そこをゴールにしてしまうと、プロジェクトに関わる決断の一つ一つにおいて、誰かに褒められたい、人との摩擦を避けてうまくやりたい、あわよくば公園を自分の人生のトロフィーにしたい、という「私」の願望が入ってきてしまうおそれがありました。おそれというか、ほぼ確信です。
宮窪橋夢公園は、完成すれば今治市の公共の財産になります。その公園を形にしていくプロジェクトは、ハシムさんという「私」的なところに端を発しながら、「公」の視点を基本とするべきだと当初から私は考えていました。公の園と書いて公園。みんなのものです。「私」を離れ「公」に徹する必要がありました。
私も含め、今このプロジェクトに関わっている人もそうでない人も、100年先にはみなこの世に居ません。その視点に立ってはじめて、「私」を離れ、誰の利益にも関わりのないところで物事を判断できるのではないかという考えのもと、100年先に視点を置くことにしました。
とは言え、宮窪橋夢公園は今はまだピカピカの公共性を持ち得てはいません。これまで関係者に理解を得られず、妥協せざるを得ないこともありました。修復不可能な衝突もありました。そして、私が正しかったのかどうかも今はまだわかりません。それでもこの4年の間、100年先の今治の人にこの公園が価値のあるものかどうか、という基準から物事を判断する姿勢を貫いたことを矜持とし、みなさまにご支援を乞う自分なりの根拠としています。
いつでも、誰でも、誰に気兼ねすることなく来ていただける公園になるための種まきをして、宮窪橋夢公園を今治市にお渡ししたい。そんな思いから、開園時に沢山の方に関わっていただけるよう、今回のクラウドファンディングに挑戦しました。みなさまのご支援が「宮窪橋夢まつり」にとどまらず、公園の未来につながるものであることをご理解いただけますと幸いです。
引き続きよろしくお願いいたします。
宮窪橋夢まつり実行委員会代表 長谷部さやか